やっと師走。本日も普通に授業。現代文は自由にやれて、ある意味自分みたいなやり方の先生は好都合。 教科書の本文だけにとらわれず、自由に話が出来るし話題も広げられる。生徒とのやりとりも活発に出来る。 ただ自由度が高い分だけ、方向性を間違えるとまとまらないし、テスト作りの時も苦労する。
逆に古典だと、もう定番だから教えることは決まっていて、それこそあまり考えずにパターン化して出来る。 語句の意味を答えさせて文法の説明して口語訳を作らせる。そこにはあまり広がりがないし、精々古典の ミニ知識を披露するくらい。楽と言えば楽だが、こちらとしての面白味はあまりない。
つまり一長一短。先生側として教えることの面白さと楽さは反比例。どちらとも言えない。先生のタイプによって 合う合わないがあるのだろう。個人的には現代文が好きだったが、年を取ってから古典の面白さや奥深さも感じている。 文法を抜きにすれば、楽しめる教材はけっこうある。特に3年生の古典Bではあまりやったことのない教材を やっているので、自分でも再発見があり楽しんでいる(笑)
現代文と古典では、全然科目が違う。生物と物理くらい違う気がしている。だからある意味2つも教えられるって すごいことだ。あと漢文もだけど。
と余計なことを書いていないでテスト問題を作らねば…。
本日は授業平準化のため、またまた金曜日課。本来なら私は金曜日課が一番楽なはずなのだが、 前々から頼まれていた授業変更があったため、なんと3時間連続のハードな日でした。 テスト前なので試験範囲の部分もけっこう厳しくてあわわ。その上ノートまで集めたものだから余計ハードに。 でも今日は通院だったのでちょっと早退。まぁ忙しかった。
なんか管理職から授業アンケートをやってくれと言われたが、朝から反発する先生がちらほら。前任校でも前々任校でも 割と普通にやっていたし、昔はパーセントまで出して報告したものだが、やはりこれが勤務評定に使われると危惧している 組合の先生もいるらしい。まぁ自分の授業の反省に使う分には別に特段問題がないのだが、これを管理職に出せというと 不満が出るらしい。だから「こんなテスト前で無理だ。」「では答案返却時にでも…」「もっと時間がない!」「年明けで いいですか?」「いや冬休み中に集計したいので…」「ならもっと早く言え!」ごもっとも(笑) まっ、私は別に気にしていませんけれどね。むしろ生徒がどんな感想を持っているか知りたいくらい。 毎回生徒の感想を読むのが楽しみでもあり、怖くもありですが…。
授業の合間にテストを何とか仕上げる。とりあえず完成かな。これで金曜日からの期末テストに間に合いました。 あとは色々ノート点検やら漢字小テストやら色々小物を整理する番。やれやれ。
急遽言われてワックスがけの計画を。もちろん前任校でもワックスがけはしていましたが、いつやるか、どうやるかは学校によって違う。 文化祭の後だったり、年末だったり、入試前だったり。この学校は1月にすべてやるらしく、その要項は年内に出すとのこと。 そこで昨年のものを確認し、だいたい把握した上で日程などを学校行事をにらみながら計画。こういう仕事もあるのですよね。 個人的には細かい調整より、実際に身体を動かしてワックスがけする方が性に向いている。その昔は学期に一回くらいはやっていたのですが、 最近はどこもお金がなくてワックス自体もケチり気味で年一回のところがほとんど。公立高校は大変だなぁ。
もう半年くらい経つが、自宅のPCが昇天した。いきなり起動しなくなり、修理を依頼した。一旦は直ったのだが、またすぐ不調になり 結局お釈迦になった。ハードディスク丸ごと交換でOSも入れ替えられた。バックアップは取っていなかったため、中身のデータはすべて 消えたのだが、今になって「あれ?年賀状の住所録は!」ということになった。そもそも年賀状ソフトも消えてしまい、再インストールしようとしたら そのシリアルナンバーがない。えーっ!てことであれこれ調べたらいちおう登録してあり、なんとかシリアルナンバーがわかり再インストール出来た。
で、一からまた住所の入力を始めたのだが、何だかとても面倒になって『もうこの人には出さなくていいか』とどんどんカットしたら、驚くほど少なくなった。 これが終活のスタートかななんて思った。
生徒には偉そうにSNSだけのつながりもいいけれど、手紙の大切さ、手書きの良さなんて言っているくせに、自分も結局はPCが印刷している年賀状。 授業に使うプリント類もなんだかんだいってワープロだし、今どき手書きのものなんてまず見ない。私がまだ30代くらいのときは、教科書をコピーして 切り貼りして、手書きでテスト問題を書いていた先生がいたけれど、もうそんなこともなくて久しい。
この前も転勤で昔の書類ファイルを片付けていたら、自分が20代の頃に作った手書きの授業プリントが出てきた。稚拙すぎて悶絶したが、それでも懐かしい。 その後1行だけ打てる文豪なんてワープロ専用機も使っていたっけ。…と昔を懐かしむ年末ですが、本日で授業はすべて終了。明日から期末テストです。
本日から期末考査。やっとここまでたどり着きました。さっそく私の教えている3年生の古典Bのテストあり。
今回中間テスト以降はほとんど行事もなく、割とフルで授業があったし、なおかつ4単位なのでサクサク進めてしまいました。 ひとつひとつは短い内容でしたが、全部で8教材。それに加え古典常識やら大学の過去問やらと、かなり盛り沢山でした。 そのためテスト範囲が膨大になり、生徒は早くも白旗ムードでした。もう2/3の生徒は古典なんて受験科目にないからと放棄していて、 そりゃもうやる気ゼロ。
午後からさっそく採点に入ったのですが、ほとんど空欄ばかり。合計点数も暗算で出来るレベルやれやれです。
で、相変わらずこういうテストの午後に研修が入る。もうこういうのを毎回やらなければいけないというお達しがあるようで、 今日は情報モラルについての研修。講師が来て話をするだけなのですが、こちとら採点も成績処理も抱えているのに…。 それでも情報リテラシーの話などがあり、まぁあれこれ。ということで疲れました。