8月24日(月)
あと1週間ばかりで楽しい楽しい夏休みが終わりだ。
毎年そうなのだが、何故か切ない。長い休みの後の郷
愁というか、ちょうど子供の頃、日曜日の夜に「サザ
エさん」を見終わってしまって明日から学校だと気が
重くなるような、そんな気分にどことなく似ている。
何度も書くが、決して先生たちは夏休み暇ではない。
確かに暇な人もいるが、そうでない人も多い。その中
で私は今年は副担任だったので多少余裕が出来た。し
かし思うのだが、私が国語の先生だから言うわけでは
ないが、この夏休みこそ自分の幅を広げる本格的な研
修が出来るのではないか。たとえば私だが、たくさん
本を読んだ。日頃仕事で忙しくて、ゆっくり本を読む
機会が少ない。いや読んではいるが、その作品を噛み
砕いて、自分のものとして、また授業で活用できる知
識・教養として吟味する時間がないのだ。しかし夏休
みだと時間に追われず、じっくり読めた。ちょっと興
味が出て関連のある本を、つまみ読みなんてこともで
きた。こういう乱読が実はとても大切だということが
国語の教員を長くやっているうちにわかってきた。授
業中の何かの話の時にとても役に立つのだ。もちろん
テレビもだ。日頃生徒の嗜好や興味がどこを向いてい
るのかと惑う我々にとって、テレビをじっくり見る事。
これが意外と役に立つ。ワイドショー、ドラマ、歌番
組。SPEEDのメンバーの名前が全員言えたら結構
尊敬される!?そんなことできてどうする..と言わ
れるかも知れないが、これが結構重要。こんなところ
で生徒が関心を持ってこっちの話を聞いてくれれば、
授業がやりやすくなる。ちなみに知り合いの50代の
小学校の先生は、子供に話題を振るために、一週間か
けてポケモンのキャラを全て暗記したそうである。
また今年の夏はだいぶコンピューターの勉強をした。
というと聞こえはいいが、インターネットに接続でき
るようになって、こんなホームページをメモ帳のみで
作ったことだ。しかし色々な発見があり、これからの
情報教育の大切さと、同時に難しさも感じた。なんと
言ってもコンピューターが出来る先生が圧倒的に少な
いのだ。文部省の報告では色々言っているが、私の実
感としては、10人に1人ぐらいではないか。まして
や教えられるとなったら絶望的だ。だってうちの学校
では、この程度で私が一番なのだから。
8月16日(日)
もう夏休みも2/3以上たってしまった。悲しい...とこんなこと書くと
世間のみなさまに怒られてしまう。しかし先生という商売は夏休みだって結構仕事をしている。
特に部活動の顧問や進路指導の先生となると、はっきり言ってふつうのサラリーマンと変わらない。
さて私ですが、今年の夏休みの仕事として先日書きました、体験入学の様子をレポートしたいと思います。
7月中におよそ90校近くの中学校に案内を出しました。その時その体験入学PR用の
ポスターを作ったのですが、デジカメで撮った校内の施設に雑誌の付録に付いてきた
バーナーとかを借りて装飾し、それこそ素人の私としては苦節8時間!もうこれ以上は出来ない!と
言うぐらいの出来映えだったのですが、なぜか校長の評価はいまいちだったらしい。
(それなら自分で作ってくれーっ、こんどいつかこのホームページにもそのポスターをUPします)
そして当日は200人近くの来校!感謝感謝!
内容は、校舎案内・施設見学、コンピューター実習(私の作ったクイズゲームをやってもらう)、
図書館でのAV実演(本校の売り一つが、レンタルビデオやマンガが県内随一の充実度)、
学校行事紹介ビデオ、部活動見学と盛り沢山。でもそのせいかおおむね好評で大成功!
この準備に約1ヶ月かかった。しかしこのあと10月にも第2回体験入学がある。
その準備が9月から...トホホホ...
しかし県立高校といえどもこの少子化の折り、経営努力が求められています。
私立だって生き残りをかけている中、安穏としていられないのは現実です。
9月早々、中学校へ挨拶まわりもあります。会社の営業と同じ。
やれやれ、先生もつらいよ。
8月10日(月)
やった!とうとうホームページデビューだ!
と言っても実は2度目なのですが...
過去一度作ったのですが、忙しくて挫折し更新もしないままはや6ヶ月
その間にコンピューターを買い換えたり、デジカメをいじったりと
とうとうリニューアルしたのだ!
学校は夏休みなので何とか研修と称してここまできた。感無量
しかし先生に夏休みはない。実は夏休みったって学校の体験入学やらコンピューター研修やら
忙しかったのだ。そのレポートは次回!