饒舌の 1月 下旬 編



1月18日(月) パソコン通信初体験!?

      今日はコンピューターに関わる仕事が2件あった。何度も書くが、うちの学校では、この関係の
      部署がない。(情報コースを実施していながら!)だもんで、コンピューター関連の文書や連絡は
      すべて私のところへ来るのだ!私はコンピューターの専門家でもないし、情報の授業を教えている
      わけではない。ただちょっと人よりコンピューターのことに詳しくて、いい加減なホームページ(笑)
      を作っているだけなのだ。先日も山ほどのプロバイダの案内やサーバーのご紹介の案内が回送されて
      きた。この手のダイレクトメールは読まずに捨てるに限るが、たまにソフトを登録したところからの
      無料バージョンアップの案内なんかが混ざっているから無造作に捨てられない。おまけにその手の
      業者から、専用線のご案内だのホームページを作りますだの、電話まで回されてくる。勘弁してよ。

      ところで今日は、県の方からパソコン通信の送受信テストの話が舞い込んできた。県の方では
      何年か前にすごいお金を費やして、県下の学校にパソコン通信をできるようにした。ところが
      何年もしない間にインターネットの御時世。しかし県としてはせっかく多大な設備投資をして
      設置したもんだから使わなかったらもったいない。しかし実際はあまり使われていない様子。
      というわけでもないだろうが、今回、県の情報センターとの間に送受信のテストを行うように
      指令が来た。以前からパソコン通信としてはつながっていたのだが、本校でもあまり使われて
      いなかった。(税金の無駄遣いと言わないで!)そこで今回、職員の研修申込に使おうという
      ことになったのだ。というか以前からこの件ではパソコン通信が使われていたのだが、不便なため
      あまり使っていない学校があったり、きちんと送れていないことがあったらしく、はっきり言って
      無用の長物だったらしい。でもそこはお上の考えることですから、このインターネットバリバリの
      御時世に、パソコン通信を使い続ける意気込みを見せている。そこで再度テスト送受信ということに
      なったらしい。(うわさです)そして困った教頭先生が私のところに来たのである。

      「O−TEACHER、これなんだけど...」だいたいこういう猫なで声を出して私のところへ
      来る時は決まっている。コンピューター関係で困った時だ。まぁ仕方なく引き受けた(何て人が
      いいのだろう>私)ところがである。私はパソコン通信ということをほとんどやったことがないのだ。
      事務室につながっているのだが、あまりに使われていないため、モデムもはずされていた。(笑)
      仕方なく再設定してやってみる。しかしつながらない。何度やってもダメ。こんなにつながらなくて
      ブルーな気分になるなんて、自分の接続をやって以来だ。(笑)何とかつながったが、またまた
      メニュー画面でよく分からない。難しい。「まいとーく」というソフトも使ったことがないので、
      マニュアル片手に四苦八苦。ただメールを送受信するだけで1時間もかかってしまった。もう、
      県の方もホームページを開いているのだから、いまさらパソコン通信を使わなくたって...
      確かにパソコン通信にお金をかけて設置したかもしれないが、先見の明がなかったということで
      今更意地になってパソコン通信を使わなくても...ホームページでやってよ。じゃないと
      また仕事が来るから!


1月19日(火) プリペイドカード事件

      本日は学校とちょっと関係ない話。今朝学校へ行く途中にファミリー・○ートに寄った。昼飯の
      弁当を買うためだ。実は以前インターネットの懸賞で、ファミリー・○ートの5000円分の
      プリペイドカードが当たったのだ。それを使おうと思って、少し遠回りだが寄ったのだ。弁当や
      お菓子(笑)などを買い込んで、いざ払おうとすると、バイトの兄ちゃんが元気よく「1011円
      です。」と言ってきた。プリペイドカードを出そうと財布を見ると、たまたま一円玉があった。
      そこでカードと一円を一緒に出したのだ。『5001円−1011円=3990円...』と頭の
      中で計算していると、どうも兄ちゃんの様子がおかしい。プリペイドカードの機械を前に、何か
      困っているのだ。どうやら私がプリペイドカード+現金という出し方をしたので、どう機械を操作
      したらいいか困っているらしい。でも何とかピッピッとボタンを押し、「お待たせしました。」と
      言ってプリペイドカードを渡してくれた。何気なくレジのところを見ると、「カード残金4999円」
      と出ている!一瞬目を疑った。そして理解した。『この兄ちゃん間違えている!俺が一円出したもの
      だから、機械の操作を誤っている!これでは一円しか払ってないことになる!超ラッキー!』そこは
      悪人の私、素知らぬ顔をして、商品を受け取り店を出ようとした瞬間、「お客様!!」もちろん
      聞こえていた。でも客はいっぱいいる。私ではないと素知らぬ顔で店を出たが、「お客様!!」と
      追いかけられてきてしまった。万事休す。ばれたか。「すいません、レジを間違えましたので
      ちょっとよろしいですか?」仕方ない。戻ってもう一度やった。ところがである。また一円とか
      打っていて残金4998円とか出ている。『こいつ馬鹿じゃないか?』と思っていたら、本人も
      気づいていて何度も何度もやり直している。『おいおい、早くしてくれよ。遅刻しちまうぜ。金は
      ちゃんと払うから早くしてよ。』と思いつつもなかなかうまくできない。そしてとうとうギブアップ
      して「すいません、少々お待ち下さい。店長〜っ!」と呼びに行ってしまった。またその店長が
      なかなか来ない。私の後ろにお客さんが続々と並び始めた。そしてそのお客さんたちが
      『何やってんだ?』という目に変わりはじめてきた。私のすぐ後ろに並んで、一部始終を眺めていた
      お客さんが、後ろのお客さんに「いやね、この人が中途半端な出し方したもんだから、バイトの
      子がわからなくなってね...」と話し始めた。何か私がいけないような気分になり、後ろの
      お客さんたちに引きつった笑顔で、愛想笑いを振りまいてしまった。何で俺が謝らなくっちゃ
      いけないんだ?俺が悪いのか?結局その後すぐ店長が来て、ピッピッと操作してあっという間に
      終わった。ここまでやく7分。これも悪い心を出した報いだろうか?


1月20日(水) 推薦入試の願書受付

      とうとうやってきました教務の激忙しの時期。今日から推薦入試の受付です。授業の合間合間を
      縫うように、応接室に詰めて大事な願書を受け取り、受験票を発行しました。これがなかなか気を
      使う作業なのです。だいたい願書は、中学校の先生が、まとめてどーんと持ってくるものですが、
      願書、調査書(内申書)、推薦書を短時間で点検し、ナンバーリングし、受験票を作って渡すと
      いう作業を遺漏なく、しかもスピーディーにこなさなければいけないのです。しかし一時に
      どどーっと来られると、もう受付はパニック寸前、訳が分からなくなるのです。
      「えーっと、まず男女に分けて、願書の日付を確認し、中学校の学校印を確認し、おっとその前に
      受付簿に記入して、調査書に記入漏れがないかを確認し、推薦書の様式も確認し、次に
      ナンバーリングを5ヶ所に押して...おっとこれはちょっと曲がっちゃったな..まぁいいか..
      と、合格通知を郵送する封筒に切手も貼ってあるし...受験料代わりの収入印紙も貼ってあるし、
      じゃ、受験票を作って、受理証を作って、受験当日の案内文書を渡して、最後に全部確認して
      もらうっと...本当にこれ、受験生一人一人やるの?」もちろん!そんなわけで今回みたいに
      願書を提出した受験生が170名もいると、パッ、パニック〜!

      ところがパニックはこちらだけではなかった。願書を確認していた時のこと。あれ?これ..
      その願書は中学生が一人で持ってきたものだった。
       「あの、これ君の願書だよね?」
       「はい。」
       「中学校の先生に確認してもらった?」
       「はい、今朝ちゃんと確認してもらい、ハンコをもらって出しに来たんですけど...」
       「あのさぁ、これ受験料代わりの収入印紙が貼ってないんだけど、忘れちゃったかなぁ?」
       「えっ?担任の先生に以前に、2200円渡してますけど...」
      彼はみるみる顔が青ざめてきた。
       「大丈夫ですよ、いちおう受理しておきますから。とりあえず担任の先生に電話してみますから。」
      案の定、担任の先生が忙しくて、添付し忘れたのだった。その先生が、より真っ青になって
      本校へ駆けつけたのは言うまでもない。どこも先生は大変だ。

困った先生



1月21日(木) 本日は多忙なり

      よく過労で倒れると言うが、一体どのくらいになると過労になるのだろう。今日もめちゃくちゃ
      忙しかった。本当に過労どころか殿様になるぐらいだった(?)まぁ教務部としてはこの時期、
      入試の準備で、猫の手も借りたいぐらいだが、今年は輪をかけて忙しい。そのわけは日程にある。
      例年は推薦入試やって、次の日にその点数をコンピューターに入力して、また次の日にその資料を
      作って、そんでもってその次の日に合否判定会議をやる、という4日間スケジュールなのだ。随分
      のんびりしているようだが、そこはそれ、ミスがあってはならないから、慎重に慎重を期して、
      何度も確認、点検を繰り返すのである。

      ところが今年は予定が大幅に狂った。あらかじめ推薦入試がこの日!と年度当初から決まっていれば
      いいが、決めるのはお上の方で、それも10月頃「この日にやる!」と言ってくるので、当然
      年間行事は決まっているわけで、入試日程に合わせて毎年日程を組み直すのである。ところが
      今年は2年生の修学旅行前日とブッキングしてしまった。おかげで推薦入試当日に、さっきの
      4日分を一日でやらなければいけなくなった。午前中入試をやって、その日の午後速攻データを
      入力して、資料を印刷して合否判定会議。こりゃすごい無茶な!おまけに2年生の先生は次の日から
      修学旅行。朝5時起きなのに前日は一体何時までかかるやら...そのため当日少しでも迅速に
      できるように準備がいつもの倍なのだ。おまけに授業はある。3年生の学年末考査もあるので
      テストも作らにゃならん。成績処理もしなきゃならん。もう本当に飯を喰う暇もありません。
      過労で倒れる寸前だ。だいたいコンピューターができる人が少ないので、たかが名簿作りや割り振り
      など、いろいろ回ってくる。どんなに疲れても過労で倒れない頑丈な身体が恨めしい。気がつくと
      トイレに行くのも忘れていた(嘘)でも目が回る一日でした。もしこのホームページの日記が
      更新されなかったら、O−TEACHERは倒れたと思って下さい。


1月22日(金) お前はそこで何してる!

      どうも、まだ倒れていません(笑)でも血尿一歩手前です(笑)昨日に引き続き超忙しまくりです。
      やらなきゃいけないことが山積みで、本当にレンタル・キャット・ハンドです。えっ?だから
      猫の手も借りたいってことです。またこういう忙しい時に限って癇に障ることがあるものなのです。
      受験生のデータを何とか入力し終わり、それをプリントアウトして各部署に配布して、さて次の仕事、
      受付名簿作り、点呼名簿作り、面接評価名簿作り、作文名簿作り...とお造り4連発を約4時間で
      こなし、ほっと一息ついた放課後、「O−TEACHER、名簿の名前間違ってたよー!」ひぇーー!
      だってもう全部作っちゃったし、他の人たちにも配っちゃったよ!あーあ!トホホ、仕方なく一から
      作り直し。教訓、データはきちんとチェックしてから活用しよう。相変わらずの間抜け振りで
      普段温厚なO−TEACHERも、そんなわけで機嫌が悪かったのでした。(>って自分のせいだろ!)
      そんなイライラしているときでした。コンピューターに向かってデータを修正して配布文書を
      作り直している時に

       「O−TEACHER、このデータだけどさぁ...」
        コンピューターに向かいながら「わかってるよ!!単なる入力ミスですよ!わたしの!
        だからこうして直してるんじゃん!いま訂正版を作っているから待って下さいよ!!」

      と語気荒く、自分自身に腹を立てながら、画面に向かいながら返事をしました。完全にキレて
      ましたね、この時の私は。(でもいけないのは自分だと、今は猛省)ところが何かおかしい。
      仲のいい先生から話しかけられたと思ったけど、何か雰囲気が違う。近くの先生の笑顔がひきつって
      いる。あれ?と思って振り向いて見ると、そこにいたのは校長だった(^^;)自分のフロッピーに
      データをもらいに来たのでした。やっちまいました。(この後言い訳しながら、校長にデータを
      落としてあげました。しかしその後こっちが忙しいのに、3度もデータが読めないと言ってきて
      マジで仕事の進行を妨げられました。お願いだから「MACで頼む」とか困らせないで)

      そんなわけでやっと修正作業も終わり、ヘロヘロになって夕方、薄暗くなった教科準備室に戻りました。
      学年末考査前でもあり、推薦入試前でもあるので、当然生徒は準備室に、入室禁止になっていたの
      です。だって色々なデータがあるわけですから。それが部屋へ戻ってみると私の机の前で何か
      ごそごそしている奴がいる!

       「お前そこで何をやっているーーっ!!!」

      勝手に準備室に入ってきた生徒かと思ったのです。まさかテスト問題を盗みに?苛立つ気分からか
      そう思ったのです。しかしよく見ると...

       「あっ、あっ、あのううう、すいません、○○学習社ですが、副教材用の参考書の見本を
        お持ちしたのですが、誰もいらっしゃらなかったので名刺に一言書いて、置こうと
        思ったのですが...」

      完全にびびってました。あちゃー、またやっちまいました。確かに薄暗いし、生徒の制服と同じ色の
      スーツを着てましたけど...(^^;)速攻謝ってしまいました。いやー、ささくれた心では何を
      してもいけませんね、反省。


1月25日(月) 私だけがこんな気持ち

      本日今年度最後の授業でした。私は3年生しか授業を持っていなくて、学年末考査やら推薦入試やらで
      もう授業がないのです。いまの学年は今年一年しか持っていないのですが、それでもさすがに一年間
      付き合うと情が移ります。4月当初からいろいろあり、怒鳴ったことも大笑いさせたことも、けっこう
      それなりに思い出がありました。授業に行く前に、それらのことを思い出し少し感慨深げになって
      いました。授業の方は学年末考査前ということでもあり、テスト範囲の指示や内容のまとめ、試験の
      ポイントなどを行い、ラスト5分間で、今年一年間の授業の総括をしようとしました。

       「えーっ、今年一年間、私のつたない授業に付き合ってくれてありがとう。なかなかうまく
        教えられなくてみんなには大変すまないと....」

      ガヤガヤ・・・ガヤガヤ・・・誰も聞いていない。

       「だからーっ、今年一年間の授業を振り返ってーっ!」

      ガヤガヤ・・・ガヤガヤ・・・「やっと授業が終わるよー」プツン!切れた!折角こっちが
      感傷的になって最後の授業の挨拶していると思ったら、てめぇらいい気になりやがって!

       「テスト難しくするからなー!」「えーーーっ!」

      まったく最近の高校生は情というものがないのか?昔は最後の授業ともなると、みんな最後くらい
      ちゃーんと静かにして「先生、一年間ありがとうございました。」くらい言うぞ!(>いつの時代?)

      とか言っておきながら、もう今年度は授業をしなくていいのかと思うと、ウキウキしてしまう
      現金なO−TEACHERでした。ああ、何と素晴らしき解放感!へへっ。(←言う資格なし)


1月26日(火) こだわりの人(推薦入試前夜)

      血尿も出なくなってきた今日この頃。朝から霧の大発生で、学校周辺道路が大混雑、何と2時間半も
      かかって、すでに着いただけでグロッキー状態でした。しかしそんなことは言ってられません、
      明日は大切な推薦入試。2時間授業のあと、大清掃そして会場設営と大忙しの日でした。私は
      教務部というところで学検(入試のことを正式には「学力検査」と言う)総務という、入試の
      仕切り係に属しているもんで、ここ連日目が回るような忙しさ。まるで捕まえられる前のトンボの
      ようなグルグル状態でした。その準備で大掃除があったのですが、これが会場となる場所に当たった
      先生は大変なのだ。ふだんの授業とかでは大過ないことが、いざ入試となると色々気を使うのである。
      壁のちょっとしたイタズラ書き、生徒が椅子に貼り付けたシール..等々。これを完璧なまでに
      直さなければならないのだ。試験会場、面接会場、体育館控え室、トイレなど受検生が通ると
      思われるところは徹底的に掃除をする。やれやれ入試も大変なのだ。そしてその後、点検と称して
      校長、教頭、学検総務係、管理厚生部の人(お掃除の係)たちで、通称「検閲」が始まるのだ。
      我々下々の者は普段の学校の様子を、授業などでよく知っているから「おおっ!このクラスこの前
      まですごく汚かったのに、今日はきれいになってる!」とか「担任の苦労が忍ばれる...」と
      わかっているのだが、これが実はお上はあまり存じ上げてないようで、色々とチェックを入れてくる。

       「この受付の机が前に出過ぎている。」
       「ここの窓ガラスが汚い。」
       「トイレの水がきちんと切れていない。」
       「受検番号の札がちょっと曲がっている。」
       「体育館の椅子が少し乱れている。」
       「この部屋は?えっ?使わないの?じゃあ外から見えると見苦しいから、窓に模造紙を貼って
        中が見えないようにして。」(おいおい、臭いものにはふたかい!)

      その度におつきの我々が掃除をして回り、設置し直すのである。だいたい普段の様子からすると
      なかなかのもんだと思うのだが、こだわりの方であらせられるがゆえ、小さいことにこだわるらしい。
      本人曰く「受検生を誠意を持って迎え入れるためにはこれぐらい当然。」まぁ確かにその気持ちは
      わかるんですが、その度に我々がいちいち直したり掃除したりするのは大変だ。おかげで2時半から
      点検し始めて全箇所見回り終わったのが4時!すさまじきは宮仕え。さぁ受検生!いつでも来い!

テスト


1月27日(水) そのままでいて(推薦入試がやって来た!)

      待ちに待った(笑)推薦入試の日。この推薦入試というのも少子化のこの時代、私立高校に流れていく
      中学生を引き入れるために、我が県も2年前から全公立高校で導入されました。まっ、中学生の
      青田刈りって感じですか?本校も今までのことが嘘のように約2.2倍の倍率!昔は万年定員割れの
      学校だったというのに一体どうしたんでしょう!まっ、これも日頃の私を含めた教員の熱心な指導の
      賜物ですね。わっはっはっ(←ほんとか?)このところずっと書いてきましたが、本当に忙しかった
      のです、ここ数日。それは何でかというと、準備と処理の日数が例年に比べて半分しかなかったのに
      受検生は倍に増えたからなのです。願書を受け付けてから試験まで正味三日。おまけに明日から
      うちの学校は修学旅行で2年生の先生がいなくなるので、試験をやった今日の午後に、合否判定会議を
      やるという無茶苦茶なスケジュール。午前中試験をやり、昼飯も食べず採点し、速攻コンピューターで
      データを処理し、すぐチェック作業をし、資料作成印刷し、会議を開くという、何がなんだかわからない
      スケジュール。おかげで分刻みで予定が立てられており、まるで売れっ子アイドルのような一日でした。
      おまけに私は仕切り係ですから、色々な係りのお手伝い。受検生を誘導したり、受付の手伝いをしたり、
      片付けを手伝ったり、資料を印刷したりと、1ヶ月分ぐらいの仕事をしました。本当に。

      そんな中で、面接が終わった受検生を、出口の昇降口まで誘導するという仕事もしました。グループ面接
      なので、5人1組をぞろぞろ連れて昇降口まで行き、「はい。今日の試験は全て終了です。トイレに行き
      たい人は右手の方にあります。忘れ物がないかどうかを確認して気をつけて帰って下さい。なお、
      友達を待っていたい人は、昇降口の外で待っていて下さい。以上です。ご苦労様。」と言う。すると
      中学生たちは一斉に「ありがとうございましたー!」と叫ぶ。びっくりしてしまう。だって
      日頃うちの生徒なんかまともに挨拶もしないもんだから。でも自発的というよりは、中学校の先生に
      そうしろと言われてきたようで、けっこうぎこちない(^^;)その証拠に言い終わったあと、
      照れくさそうに友達同士顔を見合わせて笑っている。でもちゃんと言われたことができるだけ立派。
      とっても清々しい気持ちになる。そして心の中で思うのだった『そのままでいてくれ!何で入学した
      途端、挨拶もできない普通のへなちょこ高校生になってしまうのだ!』と。でもそれって高校のせい?

          本当はもっと本音のとことか、入試の舞台裏とかを書きたいんですけど、合格発表前でもあるし
          中学生や関係者もいっぱい見ているらしいので、このぐらいで...


1月28日(木) 我が家の家訓

      頭痛が痛い。この日本語は間違っている。でもそう書きたくなるぐらい頭が割れそうに痛い。
      もともと私は偏頭痛の持ち主で、2週間に一度ぐらいどうしようもなく痛くなるときがある。
      どのくらい痛いかというと、生身に釘を打たれるようなズキーン、ズキーンとした痛さなのである。
      何度も何度もタンスの角に足の小指を打ち続けるような感じである。しかしこれを人に伝えるのは
      とても難しい。元来おちゃらけ路線だから、すごーく頭が痛くても、おいしい話題を振られると
      すぐギャグで返してしまう。だから周りの人は頭痛で死にそうだということをなかなか信じてくれ
      ないし、大げさだとか言われてしまう。でも本当に死ぬ苦しみなのだ。あんまりひどくなると
      私の場合、吐き気がしてきて立ってもいられないのだ。そのせいで数ヶ月に一回早退するほど。
      そのために頭痛薬をいつも常備している。バッファリンなんか、お徳用のもの(72錠入っている)を
      頻繁に買うぐらい。それほどのものなのだ。ちょっと寝不足するとか、眠りが浅かったりすると
      なるのでけっこう規則正しい生活を要求される。深夜遅くまでネットサーフィンなんてとんでもない!
      早起きしてやりましょう、その方がつながりやすいですから(笑)なわけで本日はけっこうへばってます。
      推薦入試の疲れでしょうか...

      それでなんですけど我がO家の家訓というものがある。それは「病気は寝りゃあ治る」というものなの
      です。小さいときから風邪をひこうが、熱が出ようがほとんど薬に頼らず「寝てろ!」の一言で
      すまされてきた。まぁたいていは休養をとれば自己治癒回復力で治ると思うのだが、うちの家では
      たとえけっこう重病だろうと「寝りゃあ治る!」と言われ続け、一度は肺炎になりかけたことすらある。
      だから今日の頭痛だって、まぁ寝てれば治ると思いますが「薬なんかに頼るなんて軟弱なやつめ!」って
      ことになるんです。こういう家訓は一体どうなんでしょ?薬を盲信しないことは大事だと思うけど
      少しは頼っても...よっぽど薬屋に恨みでも...


1月29日(金) 他人の幸福、自分の不幸

      こっそり3年生の学年末考査が始まって2日目。のたりのたりと今日も変化なく終わると思っていたが
      意外なニュースが飛び込んできた。同僚の社会科のS先生が結婚するというのだ。当然独身だから
      意外と言うほどでもないから、そんなに驚くこともないのだが、驚くにはわけがある。実は私、
      ここ三日で4件も結婚話を耳にしたのだ。ひとつはこのS先生。二つ目は昔の友達。三つ目は
      メール友達のみゆき先生。四つ目は親戚がらみ。それがどれも寝耳にジャムなのだ(驚きの最上級!)
      中にはそれほど近しい人でもないから、唐突に感じただけかもしれないが、いきなり4件もとは!
      もしかしたらインフルエンザみたいに流行っているんじゃないでしょうか?しかし何にしても
      おめでたい話なので喜ばしい限りです。人が幸せになるのは、話を聞いただけでこちらも幸せに
      なるようで嬉しいです。みんな幸せになって下さい...

      と、そんなことをぼーっと考えていたら、いつも行く病院の血液検査で、いつもならすぐカルテを
      出してくれて、ものの10分で終わるのに、ぼけっとしていたら40分経っても呼ばれない。
      『あれっ?』と思って受付で聞いてみると、太った看護婦さんが「あらいやだ!忘れていたわ、
      ハッハッハッ・・」せっかくのハッピーな気持ちが殺意に変わる瞬間だった。

結婚式


1月30日(土) コンピューター委員会って何?

      先日の職員会議でコンピューター委員会の設置が決まった。何度も書いているがまた書く(笑)そもそも
      うちの学校は、情報コースというコンピューターの授業をウリにしながら、コンピューターの専門家
      どころか詳しい人もあまりいないし、コンピューター関連の仕事を統括する部署さえなかった。そのため
      あらゆるコンピューター関係の文書は私のところへ回ってきた(ちょっと詳しいだけで(--"))また県から
      コンピューターは何台あるかとか?使用状況アンケートとか、インターネットの活用状況とか、文部省推進
      事業の要項とか...このところすごい量になっている。それでもうどうにも手が回らなくなって、教頭に
      そういう部署の設置を進言したのである。「じゃ、O−TEACHER、たたき台を作ってくれ。」と
      言われたので、他校の例を参考に、各教科代表から成る委員会で、仕事内容はコンピューター室や
      ソフト、インターネットの管理、コンピューター研修等々を中心としたものにして出した。すると教頭が
      「O−TEACHER、成績管理とか生徒のデータについてはどうなの?」と聞くので「成績については
      教務の仕事ですし、生徒の個人データは管理が大変で、それこそ仕事量が膨大になるので委員会組織
      では無理だと思います。」「あっ、そう。」ということで話は終わっていた。

      ところが職員会議に出てきた原案を見て驚いた。仕事内容に「データベースの構築」と入っている!
      無理だって言ったじゃない!どうやら校長の鶴の一声で入れたらしいのだ。すかさず発言。

        O−TEACHER「これはどういうことを意図しているんですか?」
        校長「生徒の情報を一元的に管理するデータベースが必要ではないかと思い..」
        O「例えばどういうデータをお考えですか?」
        校「入試の点数、調査書の点、成績、出欠状況、住所、進路など色々考えられる。」

      無理だって!ただでさえ忙しい学校なのに、おまけにできる人が限られているのに、これでは仕事量が
      偏りすぎてくる!(私は過労死する(^^;))案の定、詳しい先生数人から、その大変さを慮って反対意見が
      出された。もちろん私も言いましたよ、当事者ですから(笑)

      ところがほとんどの先生方は『データベースって何?』『何の議論しているの?』状態(笑)これじゃあ
      手間暇かけて作っても有効利用できないって!それにこういう個人情報は管理も含めて取り扱いが
      難しすぎる。それなのに中にはこんな発言も..

        「よくわからないんですけど、ポンポンってコンピューター押すと必要なデータが出てくるように
        するんでしょ?それがあるといいなぁ...」

      オイオイ!これだから素人は怖い。そんな簡単にいくわけないじゃん!そんな簡単な
      ユーザーインターフェイスが作れたら教員やってねぇっうの!しかしそんなかんなで仕事内容は
      未定のままコンピューター委員会の設置だけが決まった。えっ?何でそんなにいきりたって
      いるかって?だって来年度コンピューター委員会に入れられそうなんだもん!

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