いわき湯本一行記

−つんつん本当に最後の解散旅行−

2005年3月11日〜12日

というわけで、本当に最後となる「つんつん学年」の解散旅行が行われました。 最後の学年ということもあり、私とN己先生は最初からずーっと「台湾へ行こう!台湾へ行こう!」と 一年間言い続けていたのですが、幹事のN倉先生の飛行機嫌いが祟って、結局近場の いわき湯本へ一泊二日の温泉旅行と相成りました(泣)普通3年生を出した後はけっこう 奮発するものですが、どうにも腰の重い学年で、結局私が折れることでこうなりました。 まっ、仕方がないですね、一番年下ですから。

さてしかしながら旅行前から色々ありました。いちおう3学年も解散ということで 旅行が企画されていますが、女性陣は子供やら家庭があり全員不参加。なのでまずは 昼食会をしようということになりました。これなら女性陣も参加できますから。

で、学校近くの洋食屋さんで、昼から5000円のランチフルコース!私は初めて 行きましたがとってもおいしかったです。そこでまぁ一同ご歓談なのですが、こんな時期の 話題は生徒の話と校内人事のことばかり。それでも皆さん大人ですから、当たり障りなく、 自分のことはさておき、他のクラスの生徒を褒めたり、人事のこともオープンになっていないので、 言葉を選びつつ「××先生は来年度どこなんでしょうねぇ。」というくらい。 ただ一人をのぞいては!そうですO田原女史!誰も彼女は止められない。ひとりで 騒ぎまくり場の空気も読まず放言し放題。「うちのクラスの△△は○○大学行ったのよ。おほほほっ!」 とか「あんたは来年どこ行くの?言いなさいよ!」など。もう暴走しまくりでした。 周りが引いているのがわからないのでしょうか。よく言えば天真爛漫、悪く言えばアホです(爆) 自分が顰蹙を買いまくっているのに気づかない...。そんなわけで和やかなムードがだんだん 険悪になりつつ終了。困ったものです。

いよいよ、ここからが旅行スタート。車二台に便乗し、むさいオヤヂ8人組の出発です。 去年と同じく、いきなりF島先生がドタキャン。それも理由なく幹事役のN倉先生は切れまくっていて、 「トイレへ連れ込んでやる!」と息巻いていましたが、昨年同様、この学年の裏所属、生徒指導部長の U原先生が急遽参戦参加することになり、無事8人で出発しました。

2時過ぎに出たのですがあいにくの雨。それも高速道路がずっと雨&濃霧で、本当に走りづらかったです。 いちおう私はT田先生の車に便乗して、ひたすらナビ役を務めました。そして約3時間で無事到着。

で、部屋割りなのですが、部屋の大きさから6人と3人に分かれることに。私は6人部屋で I十嵐先生、S井先生、N己先生、I之川先生、TTと一緒。あまりに不思議な組み合わせでちょっと違和感。 3人部屋はU原先生、N倉先生、T田先生...。そうかたばこを吸う人とすわない人に分かれたのか! しかしこの6人部屋。全く会話が弾まない!というか私が全然楽しくないのだ!まぁ知っている人たちから すれば、住む世界が違うと言うことで理解していただけるだろうが、私が一番年下で。全然共通の話題がないのだ。 皆さん50代、それも後半組ばかり。全然話していても楽しくない。そこで会話も盛り上がらないので さっそく風呂へ行くことにした(爆)

露天風呂はまぁ良かった。雨の中だったけれども硫黄のにおいが旅情を醸し出して、いい雰囲気。ここだけが 今回の旅行で満足だった部分。そして入浴後すぐ食事。いちおう「T田印刷」という 名称で泊まっているため(だって先生集団なんてまずいですよね?)みんなで「工場長!(学年主任)」とか 「第3営業部(第3学年)はこれで最後だね。」なんて会話が飛び交っていたのだが、酒が入るにつれ、みんな 忘れて「先生!」と呼び合ってしまい、仲居さんの失笑を買っていました。それにしてもこのときI之川先生の くだらなすぎる駄洒落が永遠と思えるほど続き、はじめはつまらねぇなぁオヤヂギャグと思っていましたが、 あそこまで連発されると、こちらもテンションが高くなっているし、疲れているから、ついつい笑ってしまう。 そうすると本人は受けたと思い、より連発する。もうこのあたりで実はへろへろになってました。

I之川先生絶好調!

その後部屋へ戻って飲み直しで、第2部ということになりました。ところが待てど暮らせどU原&N倉、両指導部の 二人が来ない。聞けば二人だけで夜の温泉街へ繰り出し、ナイトスポットへ出かけたらしい。他の人たちは 仕方なく部屋で飲み直し。でもここからがまた熱かった。というのもなぜか話が真面目モードに切り替わり、 激しい教育論となったのだ。こういうことを教えるべきだから始まって、よりよい授業のあり方について、そして 果ては学校経営へと広がり、本校の進むべき未来像、それに比べて現状のひどさ、それはとりもなおさず管理職の ダメさのせい...とおきまりの上司への悪口へと流れていきました。まぁ色々ありますが、私は一番下なので 黙って拝聴していることが多かったですけれどもね。

熱き教育談義

そうこうしていると悪い遊びをしてきた二人がご帰還。聞けばとあるお店に行き、若くて可愛いホステスさんと 遊んできたご様子。その様子を面白おかしく語り、今までの真面目な話は一気に終了。特にN倉先生は 気に入った子らしく「俺、ここの近くの学校に転勤したいなぁ。」と言い出す始末。もしそうしたら生徒は喜ぶかも(爆) でもこの時点で私はおねむで、もう船をこぎ始めていました。普段10時に寝る人が12時過ぎまで付き合っていれば 当然のこと。とうとうあえなくダウン。でも他の人たちは元気でS井先生は着いてから3度目の風呂、TTも寝しなに風呂へ。 4人組は3時まで中国語の勉強をしに卓を囲んでいたそうな。教員ってやっぱりパワーがないと出来ない仕事だと再認識。 私は早々と沈没。

さてさて2日目。ごそごそと7時頃起き出す。不思議な夢を見て朝からボーッとしていた私に、「O−TEACER、 風呂行かん?」と、着いてから4度目の入浴へ行こうとしている。とりあえず私も朝風呂浴びて意識を取り戻す。 朝食も食べてしばし休憩。ここでI之川先生だけは野暮用があるとかで一人電車で帰京。

本日は軽く観光しようということで、まずは白水阿弥陀堂へ。山間を抜け重文の仏像を見る。仏像自体はそれほど 良いとも思わなかったが、きれいに整備された庭園のたたずまいが気に入った。しばし我を忘れてたたずむ。でも ちょっとした庭園にはいるのに400円とは...。

庭園散策中

次はいわき市石炭・化石館へ。ここは恐竜の化石などが たくさん展示してある。これはけっこう好きなものなのでじっくり見てしまいました。こういう巨大な生き物が 動いていたところを想像すると、それだけで楽しくなるのは、怪獣っ子?でも一番おもしろかったのは炭坑の坑道体験。 パンフレットには地下600Mまで潜り、昔の炭坑を体験・見学してもらうと書いてあった。しかしこれは実はトリック。 エレベーターに乗って地下600Mに着いたふりをして、中の施設や人形を見せる趣向。TDSのセンター・オブ・ジ・アースみたいなもの(違うか?) でも内部はよく再現されていておもしろかった。ずーっと見て回ると地下一階から地上に出て、実は地下600Mなんて嘘と わかるようになっている。そしたらS井先生が「こんなのインチキやわー!」と騒いでいましたが、本当に信じていたのですか!?

そして次に目指すはアクアマリンふくしま!なんでもさんまの大群が 泳いでいるのが見られるとのこと。で、ぞろぞろ行ってみたのですが...えっ!入場料が1600円!高っ! ていうかめちゃ高過ぎなんですけれど。都内の水族館でもせいぜい1000円止まり。もうここまでで入場料や拝観料で 千円も使っているし、たかがさんまごときに1600円は暴利。これだけあればおいしいものが食べられるとみんな思う。 券売機の前まで行き、みんなでしばし相談。修学旅行の下見だとか嘘ついて入れないかなぁと、アホ話をして、結局入らないことで 話がまとまる。でも悔しいので入り口のところで記念撮影だけはする(爆)

でも入っていない

二日酔いですべて車中で寝ていたU原先生も、すぐ戻ってきた我々に驚く。そしてすぐ隣の魚市場&おみやげ物センターで昼食。 少しおみやげ物を買って帰ることにする。帰路眠気がみんなに襲ってきて、ゆっくり休みながら帰ってくる。 そして夕方に無事着き、学年旅行もこれにて終わり。色々ありましたが、もっと若くてノリの良いメンバーと行きたいと 思ったことだけは口にすまい(爆)