四国漫遊記(学年解散旅行)
〜 Eat & Dash 〜
行くまで
久々の旅行記です。今回は2学年の解散旅行ということで、3/9、10の土日を使って
四国へ行ってきました。昨年度末の1年の時は、結局ドタバタしていて、時間の調整が
出来ず、旅行がお流れになってしまったので、今年こそはという、一部の職員の熱い要望により
なんとか旅行へ行けることとなりました。元々M井先生をはじめ、私などの「海外へ行こう」派が
強行に主張していた経緯もあったのですが、修学旅行やら何やらで、とてもじっくり計画を立てることが
出来ず、またI井先生の「海外なら俺は行かん!」のご神託により(泣)結局国内と相成りました。
しかしそれが決まったのが2月の最終週。日取りだけは3/9、10と決まっていて、わずか
2週間!これでは旅行業者に頼んで...なんて事も出来ず、結局「S賀(学年主任)旅行代理店」のナビに
より、私などが行きたいと主張していた四国旅行となったわけです。元々私は日本の中で
まだ四国だけ上陸していなかったので、是非とも行ってみたかった。また前々から気になっていた
讃岐うどん巡り、金比羅など、私とM井先生のリクエストでほとんど強引に(笑)決まったのでした。
初日−松山編
さて当日は、9時に羽田集合。総勢11名の団体様。これだけ個性の強いメンバーが揃っているのですから、珍道中になるのは当たり前。
それでも無事羽田に全員集合(若干1名遅れましたが...ねっ、I島先生(笑))さてここから1時間半のフライト。あれだけ飛行機を
嫌がっていたI井先生を押さえつけ(笑)松山に到着。ここからリムジンバスで市街へ...。で、ここでまず一発目のトラブル。飛行機が
向かい風のため遅れて、リムジンバスにギリギリになってしまった。そういうときに限ってI島先生が手荷物なんて預けたものだから(1泊2日の旅行なのに(^^;))
一部乗り遅れ。まっ、でもこんなのは全然序の口。無事松山市駅で合流できました。
まずは駅近くの子規堂へ。このあたりは私とM井先生の国語科の要望というか、文学散歩っぽく、ちらっと見たかったのです(個人的には
種田山頭火の「一草庵」へも行きたかった(^^;))デパートの裏手にひっそりとある建物でしたが、桜も咲いていて春の匂いがしたようでした。
さてここでお昼を過ぎてしまったので、いざ昼食。S賀添乗員、もといS賀学年主任が「るるぶ」等で調べ予約を取ってあった「五色喜」へ。
ちょっと添乗員さんが迷いましたが(笑)無事到着。ここで天ぷら、鯛飯、そして名物の五色そうめん(暖かいのは「にゅうめん」と言うそうです)を頂きました。これはけっこう美味しかったです。
そして腹がふくれたら観光。まずは萬翠荘へ。これは松山藩主の別邸だったらしく、洋館風の作りが見事。ちょっと長崎のグラバー邸っぽいかな?
続いて松山城へ。歩いて5分くらいでしたが、本丸近くまではリフトかロープウェイ。ちょっと寒かったけれども天気が良かったので、
みんなでリフトで城へ。
その後、みんなで討ち入るために天守閣まで登りますが、これがけっこう急勾配で辛かったです(^^;)天気もころころ変わり、途中雨が降ったり
雪が混じったり、そうかと思うと晴れたり。まるでこの学年の一年を象徴するような天気でした。そしてお次は今日泊まる道後温泉へ。
そこまでは松山市街を走る路面電車があるのですが、観光客向けに1時間に1本くらいの割合で「坊ちゃん電車」というのがあるらしい。
料金は300円と倍だが、せっかく来たのだから乗ろうと言うことで、みんなして乗る。ここでもフットワークが軽すぎるS賀学年主任が
わざわざ時刻表を確認しに行ったりと、本当によく先回りして動く。やっぱりこの学年はS賀先生の、この軽さについてきて正解だと
実感しました。
そして10分ほどで道後温泉駅へ。観光用かレトロな駅のたたずまい。からくり時計があったり、坊ちゃんとマドンナに扮した人が
記念撮影用にいたりと、なかなか観光客向けのサービスに気を配っていました。そこから土産物街を歩き、途中団子などを食べ、
道後温泉本館へ。ここは日本で一番古い温泉とか。個人的に一度入っておきたかったので、すかさず行く。
一階二階と分かれていて、ただ入るか休憩所があるかなど料金によって違うらしい。ちなみに三階は皇族用のお風呂で見学だけらしい。
他の男性陣は疲れていて、すぐ近くのビール館で一杯やると言っているので、私と女性陣だけ入浴。入った感じは...狭いけれども
それなりに古さを感じさせ、さすがに100年以上も経っている雰囲気はあり。あとで聞くと女性風呂は大混みで、ほとんど肌を触れあうくらいの
芋風呂だったそうです。そして再び出来上がっていた男性陣と合流し、道後プリンスホテルへ。ここでも即行温泉へ(笑)なんて温泉好きな
私なの(爆)そしておきまりの宴会へ。ここでの夕食は「海老尽くし」これでもかというくらい海老だらけでした。
始めのうちは美味しいんだけど、これだけ続くとねぇ...。
ここではA澤先生がスパークしていて、天然呆けぶりを遺憾なく発揮。お酒が入るごとに天然トークを展開。笑わせてもらいました。
私も色々問いつめられたりして(^^;)その後、カラオケの二次会を企画していましたが、いっぱいだったため、部屋でまったりトークをして
終了。でもS賀主任は、こだわりの飲んだ後のラーメン、ならぬうどんで締めたそうな。女性陣は2時までお話ししていたとか...。
これで1日目終了。
2日目−高松編
この日は、一人だけS先生が先に帰京しなければならないので、S賀主任と私が途中までお見送り。その帰りにレンタカーを借りて宿へ。
さて愛媛は昨日目一杯堪能したので、今日はいきなり香川へ爆走。今日の目的は「うどん」思えば私がうどんが讃岐で本場のうどんを食べたいと
思い立ったのはいつだっただろうか。多分このHPを見てからだと思う。そしてこの作者の書いた本、
「うまうひゃ、さぬきうどん」を読んでからであろう。とにかくうどんと侮る無かれ、本場の讃岐うどんは本当にうまいと力説してあり、
その描写を読むと、本当に食べたくなるのだ。だからいつか行きたい行きたいと思っていて、だからこの学年旅行も行く先で揉めたとき
すかさず進言し、そして信者を増やすべくM井先生にも本を貸して、その気にさせ、この日の「うどんツアー」となったのだ。
高速で一路香川へ向かい、まずは金比羅を目指す。ここにも本で紹介された名店があるので、まずは「中野うどん学校」を目指す。
ここは自ら作らせてもらい食べる、というシテスムなので、はじめそのお客と間違われたが、我々は名店をはしごする予定だったので、
作っている暇なんてない!すぐ喰わせろということで、隣接するお店で、生醤油だけで一杯食べる。
うむ。噂に違わずおいしい。麺はつるつるして食べやすい。小さい玉ひとつなので、あっという間に食い終わる。しかしこの後が控えているため、
ここでは自重。そこで軽い腹ごなしのため金比羅宮へ登る。これがけっこう急で本宮まで約750段ほど。けっこう疲れました。でもまだ
奥の宮までもう少しあって、全部で1300段くらいあるそうですが、時間の都合でここまで。まっ、山寺へ登ったときの方が
辛かったかな?でもへばっている人もいました(笑)
そしてその下り途中にあった、私がどうしても見たかったもうひとつ。金丸座。
金比羅歌舞伎が有名で、何かの雑誌で見たことがあったのですが、一度本物の「小屋」というものを見てみたかったので、ちょっと感激。
舞台に立ったり、大部屋や床山部屋を見たり、奈落も見られました。調査のため足場が組んであって、ちょっと見栄えは悪かったですが
個人的には嬉しかったです。
そして次は休む間もなく満濃池へ...。ここへ行く途中にまたまたうどんの名店あり。それは「小縣家」!
ここは元祖醤油うどんの店。ここの麺が絶品と聞いていて、ここははずすわけには...ということですかさず寄る。ここは自分で大根を
すり下ろし、それと醤油だけで食べるというスタイル。で、一口食べてみると...うっ、うっ、旨い!何という歯ごたえ、なんという固さ、
まさにエッジが立っていて、それがまたとても良い食感なのだ。噛み切れないくらいにおいしいのだ。ここは当たりでした。
そしてその向かいにもう一軒。ここははしごするしかないでしょう。食べ終わるや否やすぐ「長田」へ。
ここは釜揚げで有名なお店。ここで私は当然釜揚げを熱い出汁で食す。まったりとして丸みのある味。まずくはないのだが、たった今食べた
「小縣家」の方がインパクトが強くて、どうも味がぼやけた感じ。でもそれでも十分美味しいけれどね。
しかしこの時点で、午後から3杯目。さすがにきつくなってきました。本当はI井先生のリクエストの満濃池へ行く予定だったのですが、
私とM井先生のわがままうどんツアーのため、あえなくタイムアップ。急いで空港へ向かう。ほとんどフライトギリギリ(爆)もう帰りは
爆睡でした。
というわけで本当に濃い旅行でした。これだけあちこち見て回り、うどんも食べ尽くし(本当はもっと行きたい店があったけど)満足満足。
でもこんなふうにみんなでワイワイガヤガヤ、楽しく行ける学年で本当に良かった。良い思い出になりました。さて次は誰と行く?