−つんつん学年解散旅行−
そんなわけで行って参りましたよ、筑波山へ。この学校に来て初めての職員旅行でした。我が学年はいまいち不思議なノリのため、 この手のものはあるのかないのかわかりませんでしたが、9月から学年費を積み立てていたので、もしや...?と 思っていたのですが、他学年などに聞くと「女性も多くて家を空けられないから、旅行は無理なんでお食事会程度ですよ。」と 言われていたので、そうかぁ...と思っていたら、幹事のN倉先生とT屋先生が「是非行きましょう!」と張り切ってくれた おかげで、学年解散旅行が決行できました。まぁたいした珍道中ではありませんが、いちおう思い出ということで、記録しておきましょう。 なお関係各位にお願いですが、ここに載っている写真は絶対他言無用。公務員の信用失墜行為に抵触しますので(嘘)まぁ、 いろいろありましょうが、O−TEACHERの顔に免じて公開ご容赦(ペコリ)
しかしながら、旅行といってもつくばへ一泊二日の強行日程。なかなかこれだけの人数になると日にちも時間も合わず、なんと 出発は金曜日の勤務時間後という、ありえない設定でした。出発時間午後5時30分!みなさん仕事を終えてくたくたになる中、 荷物を持って職員玄関前に集合。男性9人女性1名(!)計10名のメンバーでした。ここで3台の車に便乗していざつくばへGO!
出発時間がこんな夕方ですが、場所が筑波ということで、車でも1時間30分。近い近い。私はT屋先生の車にM田先生と乗せて もらいました。車中で来年度の人事の裏話など色々話す。特にM田先生はこの学校に長いので、この学校独特の流れみたいなことを 色々レクチャーしてもらい、大変参考になりました。さて一路常磐道を飛ばし、筑波山へ。宿は筑波山中腹にあるホテル。この筑波山ですが、 確か中学生くらいの時に遠足で来た記憶があるのですが、もう何十年も昔のため全然覚えていません。ましてや夜になり真っ暗で、 その山麓姿も見えません。地元のM田先生の案内を元に、山道へ。これがけっこうグネグネしていて、日光のいろは坂状態。週末は ローリング族の格好の走り道とのこと。右に揺れ左に揺れ、とうとう筑波山神社まで到着。ここでドライバーのT屋先生が 「うーん、宿どこだろう...。」といきなり幹事らしからぬ発言。いちおう助手席に乗っていた私としてはナビをせねばと思い、 「地図見せてもらえますか?」「じゃちょっと待って。今出すから...。あれ?なんか、後ろの車が煽るように付いてくるんだけど、 今やり過ごすからちょっと寄せるね。」ところが後ろの車は追い抜かず、ピタッと付いてくる。よくよく見てみると、U原先生の 車でした(笑)ちょっといかつい車なんでヤクザかと思ってしまいました(^^;)車を止めて周りを見てみると、目の前が宿でした。 なんという節穴だらけの教員でしょう(爆)そんなわけで無事到着しました。
実はU原先生はこの学年の先生ではないのですが、実は急遽当日参戦...いやいや参加。というのも参加予定だったF島先生が 当日の朝「歯が痛くて...行けそうにない。」と言ってきたのです。しかし当日キャンセルということになるとキャンセル料が 半額かかるとのこと。そこで幹事のN倉先生がU原先生を誘ったらしいのです、10時頃に(笑)2時間考えた末「よし、行こう。」と 急遽当日参加と相成ったのです。しかしその肝心のU原先生は自分で運転していたにもかかわらず、筑波山のグネグネ山道で 気持ち悪くなり、宿に着いた時には真っ青な顔でした。「もう本当に吐くかと思ったよ。」とのこと。まさに鬼の霍乱ですね(笑)
さていよいよ宿に着き一服。実はこんなたかが一泊二日の旅行のためにしおりが出来ていました。その細かさといったら修学旅行の しおりの比ではない。もちろんT屋先生の手作りですが、その完成度の高さを是非生徒にも見せたかったところ。だって歌まで 載っているんですから(笑)そしてそこには当然部屋割りも載っていました。私はS藤先生とI嵐先生の3人部屋でした。ノースモーカー 部屋ということです。7時過ぎに着き、まずは風呂!ここの宿の露天風呂はなかなか良かったです。数人の先生たちと一緒に入り、 すっかり日頃の垢を流す。そしていよいよ宴会!お願いして8時からスタートと相成りました。メニューはアンコウ鍋!けっこう おいしかったです。ここではわいわい楽しくご歓談。みんな大人で(というより私なんかが最年少組にあたりますから)座が乱れることもなく、 みんな和気藹々と楽しい宴となりました。私も色々な先生と歓談させていただきました。特に今年一緒に転勤してきたA先生とは、 前任校の大変な話とか部活の話で盛り上がりました。この宴会の中で唯一驚いたのは、紅一点のM田先生の喰いッぷり(笑)みんなの おかずをもらい受け、ひとりで豪快に最初から最後まで食べ続けていました。さすが漢(オトコ)だね!!(爆)
いよいよ2日目。まずは朝から朝風呂だい!いやー、ほんとに心が洗われますな。いかに日頃あくせく働いていたかわかります。 何の音もしない露天風呂で、いや流れる水の音と風の音だけが聞こえてきて、それだけであとは何もなく湯に浸かる。極楽極楽。 朝食は湯豆腐やら納豆やら。この宿は、山麓から流れ出す湧き水も売りのようで、確かに水がうまい。そのせいかご飯やコーヒーも おいしく、改めて水の善し悪しを実感。お米もこの土地の名産を使っているらしく、朝から何杯もお代わり...していたM田先生(爆) ここでU原先生とT木先生は用事があるため、一足先にご帰還。残った8人は観光へ出発。
まずはここまで来たんだからと、筑波山頂へ行こうということになり、ケーブルカーで山頂を目指す。宿からケーブルカー乗り場まで、 階段がけっこうあった。すっかり寝不足で二日酔い気味の人たちにはヘロヘロのご様子。
再びケーブルカーで下山して、宿へ戻る。さぁ出発しようという段になって、学年主任のT田先生と、同じ英語科のS藤先生が 「ちょっと待って。お土産買うから。」と言い出す。何も出発間際になってと思っていたら「だって何も買わずに帰ったら、N先生から 『男二人、旅行に行って手ぶらで帰ってきたの!?』と責められるからなぁ。」とこぼしていました。うーん、これも科内の力関係で しょうか。N女史のパワーに英語科男性陣はひれふしているご様子(笑)
やっと出発。再び山道へ。またぐにゃぐにゃ曲がりくねっていて、私が今度は少し酔いました。筑波山名物ガマの油だけに、ゲロゲロ状態でした(>うまい!) そして次に向かった先は...「フラワーパーク!」なぜ?いい年したオヤヂ軍団がフラワーパークとは謎。「だって今なら入場料760円の ところが380円と超お買い得だから。」なるほど。で、着いてみてこの安さに納得。だってひとつも花が咲いていないんだもん! おまけにこのあたりから春一番の突風が吹き始めるし...(泣)時期ならば薔薇一面で美しい園内がただの荒れ地。突風で砂埃が舞い上がり、 目も開けられない。砂塵が舞って1m先も見えないくらいの状態。ここはサハラか!あっ!あそこに見えるのはバベルの塔!?いや、 温室植物園でした(笑)
とりあえずレストランで昼食。しかしこんな閑散期で店員もやる気はなさ気だしメニューはもっと寒い。とりあえず みんなでカツカレーとコーヒーという、旅行ではあり得ない注文。唯一M田先生が女性らしく。「私はコーヒーの代わりにバニラアイス!」と 頼む。普通こういう注文をしたら食後にコーヒーが出ますよね?ところがなんとカツカレーの前にコーヒーが先に出てきた。嫌な予感...。 案の定、M田先生もカツカレーの前にアイスクリームが来る!それもデザートのように皿に盛りつけてあるものではなく、普通のコーンの ソフトクリーム!マジですか!?仕方なくそれを食べている最中にカツカレーが来る...。M田先生、やけになってカツカレーと ソフトクリーム交互に食べていました(爆)
ここであまりの砂嵐に辟易して、ほとんどの先生方は「レストランにいる。」と言うので、若者組の、私、T屋先生、M田先生、T橋先生、 そして健脚のI嵐先生で、植物園を見たあと、高台の更に上の方に見える、展望台まで行ってみることにする。これが実は悪夢の始まりだった。 意外に近くに見えたのだが、行ってみるとかなりの距離。おまけにそこまでの登りが、ほとんど山登りコース。ハイキング並のきつさ。 I嵐先生は、日頃歩きで通勤しているし、山登りのセミプロですから「すぐですよ。」と平気で言うが、我々には完璧に山登り。 マジ死にそうでした。フラワーパーク内で遭難するかと思った。
登山15分。やっと高台到着。そこにそびえ立つ展望台へ登る。これが階段がむき出しで螺旋状にあるだけの、超スカスカのもの。しかし ここまで来て登らないのも癪なので登ってみましたが、確かに上からの見晴らしはすごい。筑波山が真横に見えるし、本部がある(笑)レストランも 小さく見える...。って...しまった!私は高所恐怖症だった!怖くて下を見られない。 いざ下りようと思ってもむき出しの階段で下が見えるため、もうすっかり腰が抜けそうでした。おまれに強風に煽られて、階段から飛ばされそう。 まさかこんなところでこんなスリルを味わうとは。下手な遊園地より全然怖くて、手すりを握る手にも力入りまくりでした。
まっ、そんなこともありつつ、帰ろうと言うことになり、出発。途中私のナビミスで、変な神社へ入り込むアクシデントもありましたが(爆) 無事3時過ぎに学校着。色々ありましたが、けっこう楽しめた旅行でした。なかなか馴染めなかった私でしたが、少しは先生方と 色々話せて嬉しかったです。よし、来年はみんなで台湾へ行くぞー!ねっ、N倉先生?大丈夫ですよ、長崎まで飛行機乗れたんですから(笑)