2.チェンバロ(ザスマン社製スピネットSpinet)

我が家のザスマン・スピネット(愛用のライカ(Leica)で撮りました)
以前に「ピアノはないんですけど、何かしてください」と依頼を受けて大変困ったことがありました。
ピアノって持ち運びできないんですよねえ〜。
海外でチェンバロを弾いて急遽ヴァイオリンの伴奏を頼まれたこともあり、もともとバロックの楽器には興味がありましたが、数年前のある日、八王子のユーロピアノに小型チェンバロがおいてあるのを見て衝動買いしてしまいました。突然練習部屋が狭くなってしまい、家内もあきれ顔。ただ、この楽器だと、足をはずせば、カローラクラスの車だったら助手席を倒せば入ってしまいます。
音の大きさは2段以上の鍵盤を持つ豪華なチェンバロにはかなわないにしても、小型ですが、エレガントで繊細さを感じさせる音。ウィリアム・バードのヴァージナル音楽、バッハのインヴェンションやフランス組曲などはなかなか良いと思います。あちらこちらに持ち運んで弾いております。
やはり、バロック音楽は、この楽器で演奏すると納得することも多々あり、お陰様で音楽に対する考えが広がった気がします。 |