講座『良い伴奏、悪い伴奏』 (午前) と
『公開マスタークラス ピアノ伴奏法』(午後)

2006年6月30日(金)ピアノ伴奏法の講座&公開マスタークラスを企画しております。
講師は、芸大ピアノ科を卒業後パリに留学し、パリ国立高等音楽院伴奏科を卒業した藤田朗子さんです。
☆ 午前開催 講座『良い伴奏、悪い伴奏』 10:30〜12:00
  〜 器楽伴奏&アンサンブルが楽しくなるために 〜
  定 員:30名、
  参加料:一般¥2,500 会員¥2,000
   
*参加料は当日受付にてご精算ください。

☆ 午後開催 『公開マスタークラス ピアノ伴奏法』 13:30〜15:30
  〜 器楽曲の伴奏について、パリ音楽院の教授法を学んでみませんか?〜
  定 員:受講者3〜5名、聴講者30名
  受講料:¥3,500 (弦・管楽器奏者帯同の場合1名まで無料)
  聴講料:一般¥2,500 会員¥2,000
   
*受講料・聴講料は当日受付にてご精算ください。

お申し込みは、「カワイミュージックスクール レプレ新宿」まで。連絡先はチラシ参照。

 この「伴奏法講座」の構想は、私の個人的好奇心から発したものですが、日本ではあまり馴染みのない「伴奏法」が、ピアニストの方々、学生の方々に興味を持って迎えられれば大変嬉しく思います。

 ピアノのソロ曲に向かうだけでない音楽へのアプローチ方法を知り、伴奏やアンサンブルを楽しみ、そこで得たことをソロを含むご自身の演奏に還元することが出来たら、豊かな音楽生活が開けることと思います。

 日本では器楽の伴奏法を教える教育機関は少ないのですが、フランスには器楽の伴奏法教育の伝統があり、”ピアノ科を卒業してから伴奏科で学ぶ”というラインがあります。4月に、フルーティストの東田夏織さんと一緒に来日したフランス人ピアニスト、ジュリアン・ル・パップさんも、パリ国立高等音楽院ピアノ科を優秀な成績で卒業した後、伴奏科に入学しています。

 午前の講座は、”伴奏法を学んで楽しくピアノを弾く”ことを目的とする講座、
午後のマスタークラスでは、パリ国立高等音楽院での教授法を実際に学んでみます。
マスタークラスの方は、受講生も募集中。
受講して実際の授業体験をなさって下さい。

 講師の藤田朗子さんは、芸大ピアノ科を卒業後、パリ国立高等音楽院に入り、伴奏科と室内楽科の大学院課程を終了して、昨年夏に帰国されましたが、パリ国立高等音楽院伴奏科を卒業した日本人の方々は、作曲家出身の方が多いとのこと。”ピアノ科から伴奏科へ”という立場でのお話も聞かせていただきたいと思っております。

続編開講の希望が沢山出るようなエキサイティングな講座にしたいと願っております。

コンセール・パリ・トーキョウ 野瀬百合子