コンセール・パリ・トーキョウ 室内楽講座 vol.3

「ホルン解体新書 移調楽器としてのホルン」

6月20日(金)15時〜16時30分
会場:ヤマテピアノ(井の頭線・池の上駅下車徒歩2分)
講師:野瀬徹(読売日本交響楽団ホルン奏者)
主催:コンセール・パリ・トーキョウ 
協力:ヤマテピアノ

〔聴講料〕2000円
*同日14時からの「ハ音記号攻略講座」も聴講される場合は、併せて3000円となります。

〔教材〕〕Schumann: Adagio und Allegro op.70 のスコア譜・ホルン譜
*ご自身でご用意下さい。

〔お問い合わせ・お申し込み〕E-mail: paris_tokyo97@hotmail.com

この「ハ音記号攻略講座」と「ホルン解体新書 移調楽器としてのホルン」は、Schumann: Adagio und Allegro op.70をテーマとする「ピアニストの為の室内楽ワークショップ」にリンクする講座ですので、目的は、「Adagio und Allegro op.70を弾く際に、ホルンの楽譜が読めること」に絞りました。

「何故、出ている音で書いてくれないの?」これは、移調楽器の譜面を見たピアニストのほぼ全員が口にする台詞ではないでしょうか。

移調楽器の楽譜の読み方を知るだけでは、この疑問は解決しません。移調楽器の楽譜には、その調で書かれる意味があるのです。”ホルンの場合、何故、in F で記譜されるのか?”という疑問を解く為には、楽器の成り立ちを知る必要があります。という訳で、ホルンの歴史から説き起こしますので、昔のホルン、”ナチュラルホルン”も登場します!

オーケストラで使われているホルンは、くるくる巻かれて、バルブが付いていて、立派な楽器の形をしていますが、音を出す仕組みは、木で出来たアルプホルン(アルペンホルン)と同じ。プリミティヴな楽器なのです。メカニックな楽器”ピアノ”の対極にあるプリミティヴな楽器”ホルン”には、ピアニストの知らない世界が隠されているように思います。

ピアニストが見過ごし勝ちな”倍音”についての説明も入ります。

教材として” Schumann: Adagio und Allegro op.70”の楽譜を使用しますが、内容は、他のホルンの曲の楽譜、またm他の移調楽器の楽譜を読む場合にも役立ちますので、ワークショップを受講されない方も、是非ご参加下さい。

〔企画:野瀬百合子〕