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69B122 森本 豊 コロナ禍のため、2019年の渋温泉以来、晩夏のOB会旅行は中断を余儀なくされて いましたが、今回、大英断を以てOB会旅行を実施することとなり、行先は1972年に 計画されながら、豪雨のために山陰本線が不通となり、目的地に到達出来なかった 「玉造温泉」に決まりました。 私自身は、2018年の山口県 川棚温泉でのOB会の際に、1972年のルートの一部を 再現して辿ろうとしたのですが、この年も豪雨のために山陰本線が不通になり、実 現することが出来ませんでしたので、今回こそリベンジを果たすべく計画を立てま した。 今回のルートは、基本的には1972年のルートを辿るように考えましたが、1972年 の計画で、津和野と玉造温泉に各一泊する計画だったのは、玉造温泉のみとし、ま た、夜行列車で早朝に厚狭へ到着する予定だったのは、現在では夜行列車が存在し ないため、前日に厚狭で宿泊することにしました。 出発日の9月2日は、夜までに厚狭へ到着すれば良いので、京都で途中下車して墓 参りに行きましたが、曇天の予想が外れて強い日射しに晒され、汗だくになって京 都駅に戻って来ました。 京都駅の地下で暫し休息して新幹線ホームへ上がると、ホームのアナウンスで、 「現在、下りの新幹線は静岡付近での豪雨のため運転を中止しており、岡山、博多 方面へ向かう列車は、次に来る『のぞみ33号』の後、当分来ない見込みです。岡山、 博多方面へお急ぎの方は、次に来る『のぞみ33号』にご乗車ください」とのこと。 私が持っていた指定席券は、その『のぞみ33号』のものでしたので、ギリでセー フ!(^^;) 多分、自由席は結構混雑したでしょうが、私は混雑に巻き込まれること も無く、無事に新山口に到着しました。新山口からは在来線で厚狭着17:47。 厚狭では予約してあった駅前の「エクストールイン」に泊りました。このホテル は朝食付なのですが、朝食の時間が6:30からのため、6:00にチェックアウトしなけ ればならない私は朝食にあり付けません。そこでやむを得ず近くのコンビニでおに ぎりとお茶を買い、夕食と翌日の朝食にすることにしましたが、食べ始めてから以 外に空腹だったことに気付き、結局全部食べてしまったので (^^;)、翌日の朝食は 山陰本線 益田駅での46分の接続時間の間に何とかすることにしました。 翌9月3日、厚狭発06:29の美祢線 仙崎行に乗車。ところが発車早々徐行運転区間 が続き、途中駅の到着時刻がズルズルと遅れて行きます。遂に長門市駅での山陰本 線 益田行への接続時間21分を超える遅れとなり、乗車予定だった列車に乗れない と益田着は5時間以上遅くなり、玉造温泉への到着も相当遅れそうな事態となりま したが、さすがに乗り換え客を5時間以上も遅れさせては乗客の怒りを買うことに なるとJR西日本が思ったのかどうか、接続の山陰本線の列車を待たせて乗換が出来 るようにしてくれました。 結局、山陰本線 益田行は10分以上遅れて発車したのですが、この列車もズルズ ルと遅れ、益田到着前に、既に益田駅での次に列車への接続時間46分を超えてしま いました。そこで運転士が列車内の乗客一人ひとりに乗り継ぎの有無を尋ね、乗り 継ぎ客があれば、その列車を待たせる手配をすることにしたようでしたが、私の近 くに居た別の乗客の「『おき2号』の指定券を持っているのですが…」との申し出 には、「申し訳ありませんが、『おき2号』は待たせられないので、別の列車に乗 れるように手配しますから、駅の改札掛員にお申し出ください」との回答でした。 益田駅では、待たせていた米子行に無事乗車。約20分遅れて発車しました。それ はまあ良かったのですが、益田駅での接続時間に何とかする予定だった朝食は摂れ ずじまい。空腹を抱えたままで旅行を続けることになりました。 予定では宍道で下車して木次線に乗り、出来れば亀嵩まで行こうと考えていたの ですが、先ず、乗車中の列車が約20分遅れているので、宍道での接続時間が7分の 木次線列車が待っているかどうか、次に木次線自体の遅れがどうなっているか不明 のため、亀嵩まで行っても宍道へ戻る時間がどうなるか分からないということから、 一時は木次線乗車を断念しようかとも考えました。 しかし、宍道へ到着すると木次線列車が待っていてくれたため、「これは乗らね ばなるまい」と、取り敢えず木次までは行くことにして乗車しました。 木次駅では、定刻通りなら9分の待ち合わせで宍道行に乗って戻れるのですが、 木次到着が既に10分以上遅れているので心配しながら下車し、改札で宍道行の時刻 を尋ねると、「5〜10分遅れで運転します」とのこと。約10分遅れの宍道行に乗車 して戻りました。 宍道では4分の接続で山陰本線 米子行に乗車する予定で、「どうせ遅れているか ら大丈夫だろう」と高を括っていたら、さすが、ダイヤに充分な余裕がある山陰本 線は既に正常ダイヤに戻っていて、米子行は発車した後でした。木次線から来る列 車は待っていてくれないのですね。(;_;) 実に、山陰本線は一筋縄では行かないもので、侮ってはならないと改めて思い知 りました。(^^;) しかしまあ、出雲市−米子間は比較的列車本数も多いためということもあるので しょう。宍道駅で約40分待って、次の列車で16:19に玉造温泉へ辿り着きました。 本来の玉造温泉駅への集合時間は17:00だったので、待つべきかどうか考えたの ですが、「待つのならホテルで待った方が良いかな?」と考え、ホテルへTelして 「少し早く着いたので、歩いて行くことは出来ますか?」と尋ねたところ、「車で お迎えに行きます」とのことでしたので、お言葉に甘えて迎えの車でホテルに到着 しました。 その後全員が合流して、いつものように宴会となりましたが、時節柄、今年は例 年の半分位の参加者で、またOB会員も高齢化が進み、体の不調を抱えるメンバーも 多いため、以前のような無礼講の如き状況にもならず、落ち着いた中にも和気藹々 の内にお開きとなりました。 翌9月4日、帰路もあちこちを回るメンバーは早々にホテルを出発しましたが、私 は直帰の予定のため、最後にホテルを出発し、「やくも14号」「のぞみ28号」と乗 り継いで、定刻通りに金山駅へ戻って来ました。 金山で改札を通る際に、いつもの調子でマナカで通ろうとして(当然ながら)エ ラーとなり、有人の窓口で再度タッチしても(当然)エラー。改札掛員から「何処 から乗られましたか?」と尋ねられて初めて切符を持っていたことを思い出し、木 次からの切符を出して改札を通ることが出来ました。 「全く、ボケジジイにも困ったモンだ」と掛員には思われたことでしょうね。 (^^;) 末筆ながら、今回もお世話頂いた小蛹N、旅行に参加してくださった皆さんに心 よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。m(_ _)m 来年の新年会や、OB会旅行の山形でも、また元気に皆さんにお会い出来るのを 楽しみにしています。 行程(時刻は、この通りではない場合があります) 2022/09/02(金) 広路通五 09:47−(市バス)→10:10 金山 10:17−(124M)→10:21 名古屋 名古屋 10:32−(のぞみ83)→11:06 京都 11:19−(627M)→11:22 東福寺 東福寺 11:39−(京阪)→11:45 祇園四条/祇園 13:12−(京都市バス)→13:36 京都駅 京都 14:46−(のぞみ33)→16:54 新山口 17:14−(3333M)→17:47 厚狭 2022/09/03(土) 厚狭 06:29−(701D)→07:31/07:55頃 長門市 長門市 07:52/08:00頃−(1564D)→09:54/10:50頃 益田 益田 10:40/11:00頃−(428D)→13:53/14:10頃 宍道 宍道 14:00/14:15頃−(1451D)→14:34/14:45頃 木次 木次 14:43/14:55頃−(1458D)→15:16/15:25頃 宍道 宍道 16:07−(144K)→16:19 玉造温泉 2022/09/04(日) 玉造温泉 10:51−(やくも14)→13:38 岡山 13:58−(のぞみ28)→13:34 名古屋 名古屋 15:45−(5733M)→15:49 金山 16:40−(市バス)→17:00 広路通五 |