2006 N.R.I.C. OB会旅行


写真は、こちらから“YouTube”のスライドショーでご覧ください


                            69B122  森本 豊

 今年のOB会旅行は会津。今回も初めて訪れる場所で、未だ乗ったことのない東
武特急に乗ることが出来るし、しかも磐越西線のC57牽引列車も運転されるとあっ
ては、それらを計画の中心に据えない訳には行きません。
 そんなことを漠然と考えながらも、なかなか具体的な計画が決まらず、切符を買
いに行く機会もないまま日々を過ごしておりましたが、8月11日に中区役所で行わ
れる安全運転管理者講習に出席することとなり、この機会を使わない手はないと、
一気にプランを推し進めることにしました。
 先ず、朝の出席前に栄地下街の本屋で時刻表を購入し、講習の昼休みを利用して
持参のサンドイッチを中区役所前のベンチで食べながら計画を練りました。そして
講習の終了後に栄のJTBで切符を買おうとすると・・・、以前あったはずの栄のJTB
が見当たりません。しょうがないので栄での購入を諦め、自宅までの帰路の途中に
ある鶴舞のJTBで乗車券、指定券など一式を依頼しました。
 窓口の女性は非常に親切にテキパキと端末に入力してくれていたのですが、端末
の応答が悪いらしく、何のかんのと30分以上も掛かってやっと切符が揃って来た頃、
パラパラとページをめくって見ていた時刻表でトンデモナイことに気付きました。

 JTBの時刻表の索引地図11ページを見ると、右端の欄外に会津若松がありますが、
これで見ると磐越西線は会津若松に繋がっていません。そのため、私はC57牽引列
車は西若松の方へ来るものと思い込んでしまっていたのでした。
 元々蒸機列車は乗るものではなくて撮るものだと思っていますので、今回も乗る
つもりはなく、どこかで数カット撮れればいいとの考えで、たまたま会津鉄道の列
車の会津若松到着時刻が「SLばんえつ物語号」の発車時刻と同時だったので、そ
れなら西若松で降りて待てば充分に間に合うと踏んだ訳です。
 ところが、当然SL列車は西若松、つまり只見線を通ることはなく、磐越西線を
新津へ向かう訳で、鶴舞のJTBで時刻表の索引地図12ページを見て初めてそれに気
付き、愕然としたという次第です。
 しかし、散々苦労してやっと切符を揃えてくれた直後に指定券の変更を言い出す
ことはとても出来ず、まあ、運が良ければ会津若松でC57を見ることが出来るかも
知れないと自分に言い聞かせたのですが、その結果は写真を見れば分かる通りです。

 その写真ですが、実は出発の1週間前に「さてカメラの点検を・・・」と思って
デジカメを取り出したところ、何と画面が溶けて流れたように表示され、撮影した
画像も同様で、完全に故障してしまっていました。早速サービスセンターへカメラ
を持ち込みましたが、修理には2〜3週間掛かるとのことで、とても今回の旅行に
は間に合いませんでした。
 そこでやむなく今回はイマイチ調子の良くない古いデジカメと、予備機として10
年以上も使っていなかったフィルム一眼レフを持って行ったのですが、この一眼レ
フも遮光スポンジが経年変化してタール状になり、拭き取ってしまってありました
ので、遮光性に問題を残したままでした。しかし幸いなことにデジカメもフィルム
も問題なく写っていましたので、その点ではホッとしました。

 前置きが大変長くなってしまいましたが、出発当日は天気も良く、いつものよう
に鶴舞から名古屋駅へ出て新幹線に乗り換え。
 東京−新宿では1時間の間合いを取ってあったので、ノンビリ行ってもヨユーと、
敢えて東京駅まで乗ったのですが、結構乗り換えに時間を取られて丁度くらいにな
ってしまい、こんなんなら品川乗換えでも良かったかなという感じでした。
 東武スペーシアの指定座席は2号車1番A、もうちょっと真ん中寄りを希望すべ
きでしたが、当日は全席完売で指定変更も不可。もうひとつのガッカリはシートの
ウレタンがへたってしまっていて、なんか座り心地が良くなかったこと。まあ、車
齢が車齢ですから、こんなモンなんでしょうかね?
 車窓は栃木の辺りからローカル色一杯となり、杉木立の多さも目立ちます。花粉
症の季節には絶対に来たくない気がします。

 大半の乗客が下今市で下車した後、少し走って終着の鬼怒川温泉へ定時到着。
 1分の乗り継ぎでホームの反対側に停車中の会津田島行きに乗車。

 野岩の61100系は随分なインフレナンバーですが、東武の6050系と同型車で運用
も共通のようです。それにしても久し振りに固定クロスのボックス席に座った気が
します。
 野岩の列車内では会津田島からの乗り継ぎは14:21の会津若松行しか案内してい
ませんでしたが、当日は14:02発の「会津浪漫 風号」があります。他社のことと
は言え、ちょっと不親切じゃありませんか?
 会津田島の駅では元名鉄の北アルプスにも再会。2輌編成とはなってしまったも
のの、以前と変わらない姿を見られました。

 会津鉄道は元キハ40のAT-401に乗車。車窓の眺めも良く、なかなか快適な車輌で
す。
 しかし、ふと空腹を覚え、ここで撮影に気を取られて昼食がまだであったことに
気付きました。でも中間のトロッコDCには売店があったはずと行ってみると、ある
のは酒のツマミ類ばっかし! いっそのことビールでもと思ったのですが、後の撮
影のことも考えてグッとがまん。結局カッパエビセン30gとハッピーターン35g、そ
れとペットボトルのお茶で、文字通りお茶を濁すこととなりました。
 列車は途中の眺めの良い場所で2度程停車するのですが、中途半端な空腹感と会
津若松でC57が撮れるかどうかが気がかりで、とても景色を撮影する気にはなれま
せんでした。

 で、会津若松では写真の通り「汽車は出て行く煙は残る」という次第でした。
 会津若松では1時間半程時間があったのですが、食事をするのも中途半端で、結
局駅周辺をブラブラして過ごしました。
 その後、会津田島行の列車で小笠原君達と合流して芦ノ牧温泉へ。

 翌日はバスで直接会津若松へ出ることとし、芦ノ牧温泉から会津田島方面へ向か
う小笠原君達とは途中で別れ、会津若松から酒井君、松田君と共に郡山行に乗車。
私一人は野口英世記念館へ行くために途中の猪苗代で下車しました。
 そして再び猪苗代から郡山へ。郡山で今度は忘れずに駅弁を購入してMaxと併結
しない「つばさ」に乗車。敢えてMaxを避けた訳ではないのですが、E3系の方が
Maxよりも特急列車らしくないでしょうか?
 東京駅からは東海道新幹線。名古屋駅からは中央線で予定通り、無事に鶴舞まで
帰ることが出来ました。

 今回もおかげ様で大きなハプニングもなく順調で、いつものOBのメンバーにも
会えたし、宿の料理も美味しかったし、会津の風景も堪能出来たし、当初は予定し
ていなかった野口英世記念館にも行けたし、大変充実して楽しい2日間を過ごすこ
とが出来ました。

 最後になりましたが、幹事の小笠原君、そして出席してくれたOBの皆さん、今
年もどうもありがとう。

行程
9/2(土)
鶴舞 07:32−(3108M)→07:39 名古屋 07:54−(9204A)→09:36 東京−(山手線)→新宿
10:35−(東武1063M)→12:38 鬼怒川温泉 12:39−(野岩383)→13:43 会津田島
14:02−(会津9322D)→15:23 会津若松 16:54−(会津2325D)→17:18 芦ノ牧温泉・
上三寄−(バス)→芦の牧車庫
9/3(日)
芦の牧車庫 09:05−(バス)→09:50 会津若松 10:00−(1228M)→10:32 猪苗代
10:40−(バス)→10:55 野口記念館 12:10−(バス)→12:25 猪苗代
12:32−(1230M)→13:14 郡山 13:25−(9182B)→14:48 東京 15:33−(93A)→17:15
名古屋 17:22−(3141M)→17:29 鶴舞

トップページへ