'11 N.R.I.C. OB会旅行
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                            69B122  森本 豊
 今年は定年退職後2回目のOB会旅行になります。私の場合、退職後も何かと趣
味に没頭したり、同年代の友人との付き合いが以前よりも増えたりして、毎日が暇
で困るということもないのですが、やはりOB会旅行は年に1回の大きなイベント
ですので、事前に行程などの計画をあれこれと考えるのは、適度なストレスとなっ
て生活に張りをもたらすと共に、出発日が近づくに従って上がって行くテンション
が心地良い毎日のスパイスのように思えます。
 さて今年も昨年と同様にイオン千種のJTBで8月1日に乗車券と指定券を購入し
ました。今年は担当の女性を悩ますことも無かったのですが、それでも発行には1
時間近く掛かってしまいました。いつもJTBさんにはお手数をお掛けします。残念
だったのは「SLレトロみなかみ4号」の指定席券が既に売切れで、久し振りの旧型
客車に乗りそびれてしまったことでした。

 さて、当初は鶴舞07:10発に乗車の予定でしたが、早起きの成果で予定よりも1
本早い06:50発に乗れたので、名古屋からの新幹線も当初の予定より28分早い「こ
だま693号」となりました。このおかげで米原での接続が32分と余裕が出来、米原
駅でゆっくりと撮影が出来ました。

 米原からは683系の「しらさぎ51号」。実は最近の運動不足が祟ってか、名古屋
駅へ着くまでに汗だくとなり、ハンカチもタオルもかなり濡れてしまっていたので
すが、「しらさぎ」で隣席が空いていたのを幸いに、カバンの上にハンカチを広げ
て干していたところ、金沢到着までにすっかり乾いてしまい、車内の湿度の低さを
改めて感じました。喉の弱い方は要注意です。
  

  

 金沢からは「はくたか9号」これも隣席が空いていましたので、今度はタオルも
乾かしました。(^^;) 黒部から先の車窓に見える日本海は少し白波が立ち、夏の終
わりを感じさせていました。
 先行の普通列車が遅れているとのことで、北越急行線へ入る犀潟到着は3分延。
北越急行線には狭軌線国内最高速度の区間もあったはずですが、特に「速い!」と
いう感じも無く、対向列車の退避があったりして越後湯沢到着は10分延の13:03。
越後湯沢では13:02発の「Maxとき324号」に接続しているのですが、「新幹線は乗
り換えのお客様の乗車を待っての発車となりますので、ご安心ください。」とのア
ナウンスが流れました。どうやら「Maxとき」よりも「はくたか」の方が優等列車
みたいです。(^^;)

 当初、28日は水上から東京まで在来線を乗り通す予定でしたが、高崎−上野間の
自由席グリーン券が事前に買えなかったので、人出の多い日曜日でもあるし、約2
時間着席出来ないことが心配となり、遂に心が折れて越後湯沢の「みどりの窓口」
で「Maxとき326号」の指定券を買ってしまいました。(^^;)

 越後湯沢からは「Maxとき」ではなく「ゆめぞら4号」に乗車。これは北越急行
の車輌HK100系で、途中のトンネル内では車輌の天井に花火や星座などの動画を映
写します。私は車輌の最前部の席でしたので見難かったのですが、北越急行線の40%
がトンネル内なのを逆手に取った発想だそうで、退屈しのぎにはなりそうです。
「ゆめぞら」車内には「SLレトロみなかみ4号」の撮影に向かうらしい同好の人種
が大きな一眼の準備に余念が無いようでしたが、中に北越急行の管理職らしい人物
もおり、運転士と何やら談笑しておりました。

 水上到着までは殺気立ったSL撮影の連中のシーンを想像していて、後ろの方から
少し撮れれば良いだろうと思っていましたが、思ったよりも人が少なく、しかもSL
の運行も多くなって慣れているのか、割合にノンビリムードで楽にホームからの撮
影が出来ました。
 旧型客車やC61には列車無線のアンテナや電纜まで付いていて少しイメージが崩
れますが、今の世では仕方が無いですね。

 今回、C6120が運行されるとあって、何とか動画で撮りたいと思い、5日前に買っ
た新しいデジカメを持参しました。カメラは“Canon Powershot”で、1万円代前
半の価格にも拘らず、1210万画素、光学15倍ズーム、1280x720ピクセルの動画と、
なかなかのコストパフォーマンスぶりです。ただ、動画を撮るとアッと言う間に電
池が無くなるので、予備の電池は必携です。
  


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