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69B122 森本 豊 今年のOB会旅行ほど経路をどうするか迷ったことはありませんでした。 以前、高松の時に乗った大阪南港からのフェリーにするか、和歌山から徳島への フェリーにするか、瀬戸大橋経由にするか、それとも・・・、と迷いに迷った挙句、 結局、まだ乗ったことの無い285系のシングル個室で行こうと決め、それ自体を目 的としたような感じで行くことになりました。 また、小豆島も初上陸でしたので、ネットで島巡り観光バスのツアーを見付けて 予約しました。 サンライズ瀬戸の個室寝台の予約は、去年に引き続き千種イオンのJTBで申し込 みましたが、何と担当者が寝台の予約方法を知らず、「予約方法を知っている担当 者に問い合わせますので暫くお待ちください」とのこと。全くJTBの職員はどんだ けドシロートなんだと呆れましたが、先輩の職員と二人がかりでゴチャゴチャやっ ている内に、先輩の職員が「あっ、分かった!」と声を上げ、やっと発券に漕ぎ着 けました。(^^;) 今回は切符をしっかりと見て間違いの無いことを確認しましたが、この時点でも 帰りの経路は決まらず、後は9月4日の朝、目覚めた時の気分で決めようということ にしました。 出発は9月2日21:30頃に家を出て、金山からマナカを使って豊橋へ。ここで浜松 行に乗り換えなのですが、列車が2分遅れたために接続時間が1分しかなく、老体に 鞭打って(^^;)跨線橋をダッシュ。やっと乗った浜松行は満員で、途中まで座るこ とも出来ませんでした。最近は深夜の列車でも随分と混んでいるのは、景気が良く なっているせいなんでしょうか? 浜松で下車し約1時間待ちの間、何をしようかと思いましたが、外へ出ても店は 閉まっていて座る場所も無いので、コンビニで320ml入のワインを買って、ホーム のベンチで持参した本「客車の迷宮」(和田洋 著 交通新聞社)を読んで過ごす ことにしました。 本を読んだり通過する貨物列車を眺めたりしていて、川重マークの付いたシート を被った東京メトロ10000系のような車輌の甲種回送を撮り逃したのを悔やんでい ると、そこへ浜松からサンライズに乗務する車掌が来て「サンライズにお乗りにな りますか?」と問われ、「そうです」と答えると、「おやすみになっているのを、 お起こしして切符を拝見するのは申し訳ないので、ここで拝見してもよろしいです か?」とのことで、乗車前の車内(外)改札というのを初体験しました。 乗車したクハネ285-3004は1998年日本車両製。車齢18年を感じさせない美しさで、 メンテナンスの良さが分かります。 個室寝台はカプセルホテル並の広さながらも、ガウンのような襟付の寝間着もあっ てなかなか快適で、初めて鉄道車輌のインテリアを担当したミサワホームの技術力 を垣間見るような気がしました。 サンライズ瀬戸・出雲の前身は1951年に遡り、東京発宇野行の急行「せと」に大 社行の客車を2輌連結し、大阪で切り離して、今度は大阪発大社行急行「出雲」に 連結し、東京-大社間直通を実現したもので、国鉄が東京と各県の県庁所在地を直 通列車で結ぼうとした計画の一環でした。 さて、そんな快適な個室でしたが、初乗車の興奮からかワインのナイトキャップ の効果も無く、やっとウトウトし始めたと思ったら6時過ぎには岡山到着の案内放 送で起こされ、結局3時間程度しか眠ることが出来ませんでした。 |
高松へは定着。ホームでゆっくりと列車の写真を撮ってからフェリー乗り場へ。 当初は08:20発の高速船に乗る予定だったのですが、08:02発のフェリーに充分間に 合うし、全く急ぐことも無いので08:02発に変更。 船内はそこそこの混み具合で、しかも何故か蒸し暑い感じだったので、外のデッ キで風に当たって行きましたが、台風のせいか風もジトッとしていて、爽やかな海 風とは行きませんでした。 土庄からは予約してあった島巡り観光バスに乗車。発車時刻を過ぎても発車しな いので、「何で?」と思っていると、切符売り場で日本語が分からない中国人カッ プルがモタモタしているのを待っているのでした。 観光バスの乗客は僅か5人! 私の指定席は最前列で、ガイドが私の方を向いて話 すので居眠りも出来ず、眠いのを我慢しながら定番の「銚子渓 お猿の国」「寒霞 渓」「二十番霊場 佛ヶ滝」「二十四の瞳映画村」「オリーブ公園」を巡って土庄 港へ帰着。 集合時間まで1時間半以上あったのでどうしようかと思ったのですが、暑かった ので先にホテルに入ろうと、ホテルにTelして道を尋ねたところ、「お迎えに行き ます」とのことで、車で迎えに来てもらいました。 ホテルには私よりも先着の佐藤君が居り、台風12号の心配をしてデータ放送の気 象情報の検討に余念がありませんでした。 さて、その夜の宴会は、初参加の前田君と数十年ぶりに再会も出来、大変楽しく 過ごさせて頂きましたが、料理の量が年寄りにはあまりにも多過ぎ、随分とモッタ イナイ思いをしながらも残さざるを得なかったのは残念なことでした。また、前夜 の睡眠不足のため、部屋に戻った途端に寝てしまい、恒例の二次会に参加出来なかっ たのも残念っ!!(^^;) |
翌朝、まだ帰りの経路が決まらないままホテルのバスで土庄港へ。そこでやっと 小柳君達と合流して岡山経由で帰ることに決定。しかし、バスの到着からフェリー の出航まで3分しか無く、小柳君に頼んで急いで切符を買い、やっと出航間際に乗 船して新岡山港へ。港からはバスで岡山駅に到着し、そこで佐藤君、小柳君、坂本 君とお別れして軟弱に新幹線で帰りました。 と、言う訳で、今回は鉄道の撮影が極めて少ない旅行となってしまいました。(^^;) お世話頂いた小柳君、参加してして頂いた皆さん、どうもありがとうございまし た。m(_ _)m 来年もまた多くのOBの皆さんが元気で参加してくださるようお待ちし ています。 行程(この時刻通りでは無い場合があります) 2016/09/02(金) 檀渓通三丁目 21:42-(市バス)→21:59 金山 金山 22:17-(2536F)→ 23:09 豊橋 23:10-(994M)→23:43 浜松 2016/09/03(土) 浜松 01:12-(5031M サンライズ瀬戸)→07:27 高松 高松港 08:02-(小豆島フェリー)→09:02 土庄港 2016/09/04(日) 土庄港 08:45-(四国フェリー)→09:55 新岡山港 新岡山港 10:05-(岡山電気軌道バス)→10:42 岡山駅 岡山 11:28-(のぞみ126)→13:11 名古屋 名古屋 13:22-(地下鉄桜通線)→13:37 御器所 |