ときど記
編みながら、あれこれ思ったこと。 季節感と生活感。 2005年10月

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31日(月)
 長男の野球も、そろそろシーズンが終わろうとしています。今年は何もかも初めてで、とまどったり、びびったり、必要以上に感動したり(?)して日々を過ごしてきました。
 昨日の日曜は、最後のリーグ戦ということでしたが、雨に降られ、1回の表裏が終わったところで試合は打ち切り。その後、日程の調整も付かず、再試合は出来なさそうな模様。
 冬の間、今年はグラウンドも体育館も使えないということで、来年の春まで、とりたてて野球らしいことはできないとのこと・・・入団したばかりの我が子にとってそれはいかがなモノなのか?忘れちゃわないかしら?自分が野球少年だってコト。
 せめてキャッチボールくらい、私も相手をしてやりたいのですが。街中のマンション暮らしで、「ボール投げ可」の公園も少なくて。室内で、新聞紙丸めて、遊びながら付き合ってやるのが関の山ですかね。雪合戦とか!?

26日(水)
 とうとう、稚内や旭川で、平地での初雪の便りも聞かれました。札幌も市内はまだですが、郊外の峠の上ではうっすらと積もったとか。こどもたちのお世話になった幼稚園も山にあるのですが、噂ではそこでも観測されたらしく・・・・驚きです。
 でも、うまくしたもので、一度に季節は動かないんですよね。フェイントを何度かかましながら、暖かいのと寒いのを繰り返しながら、進んでいく。今まさに、そんな頃です。
 最近は、編みもの作品をこのHPにアップしていないのですが、実は幼稚園の方からいただいたオーダーで、こども用のくつしたてぶくろの生産しつづけており、、ピンポン編みもの屋さんは大忙しなんです。雪が降ったその日から、幼稚園ではこどもに身に着けさせるので、季節のフェイントにオロオロさせられています。まだ、本格的に降らないで〜〜お願い!

24日(月)
 日曜参観の振り替え休日を利用して、お友達と親子3組でテニスをしてきました。
 こどもたちが通った幼稚園の裏手にある、貸しコート。前も後ろも右も左も、紅葉真っ盛りの山・ヤマ・やま・・・・。澄み切った秋晴れの空をバックに、時々吹く強い風に舞い踊る落ち葉・・・・。極彩色の錦織りなす秋を満喫してきました。
 明日は、北海道上空に寒気が来て、北部では平地でも雪が降るかもしれないと、ニュースで言っています。そこまで冷え込み、雨や雪が降ると、あの鮮やかな紅葉も終わっていきます。だから昨日の山は、切ないほど美しかったのでしょうね。

19日(水)
 友達が、お母様と一緒にくつしたを購入してくれました。入院している彼女のおばあちゃんに履いてもらおうと、お母さまに持ちかけてくれたのです。友達がよく話してくれる、すてきなおばあちゃんが履いてくださるかと思うと、編みもの屋冥利に尽きます。嬉しいです。
 さらに、品物を渡したとき、彼女の小5の息子が「すっごい、(肌触りが)気持ちいいねぇ〜」と目を丸くして言ってくれました。これには参った!嬉しくてたまりませんでした。
 もっと安くて太い毛糸で、ざくざくと編めば簡単なのに・・・と、悪魔にささやかれることもしばしばですが、やっぱり、てぶくろとくつしたは、手触りのなめらかさとあったかさは、譲れません。今年の♪ピンポン♪は、編み目の数の多さに負けず、せっせせっせと編むのがポリシーです。
 でも、モノによってはわざとゴワゴワにざっくり編んだりもします。秋の夜長展の写真で、壁に掛けていただいている赤と青のバッグは、その典型。太い糸でずんずん編みました。
 さて、今日も編むぞ〜札幌は紅葉真っ盛り!山を眺めながら頑張ります。

14日(金)
 長女はバイオリンを習っています。小さいとき(4才になる頃)私の思いつきでちょっと始めさせたものですが、良い教室と出会うことが出来て、のんびりと続けています。
 私自身が、小学卒業まで嫌々ながらもピアノを習い続け、しかしそれが人生でとても大切な<力>になったので、せめて娘にもそのくらいの<力>が付くまではやらせてやりたいと。何もプロになったり、演奏で人と競争して勝ったりはしなくても・・・と考えています。
 そういう風に、心の中は整理が付いているのですが、週に一度のレッスンについていって、先週から何一つ進歩がないような長女の様子と、仕方なく同じ説明を繰り返してくださる先生を見ていると、内心ガッカリすることもあります。あと、この前まで同じような曲を習っていた同年代のお友達が、グンと進んでいたりするのを聞くと、少々焦ったり・・・・醜い母性がムラムラと・・・・嫌なものです。
 世間では、天才的な演奏家には、ビッチリと親がついて導いて、その親は偉い、みたいな説もありますが、どうなんでしょうね。
 音楽って、どんなに小さい子が奏でていても、それはその子のものなんですよね。音楽の内容について口を出し、練習の指示を出せるのは、先生だけであって、親とはいえ聖域だと思うんです。先生に習い、あとは本人が目覚めるしかないと思うんですが。親は、「練習しなさい」と言い続け「頑張れ!いいぞ!」と励まし「よく練習したね」と褒める・・・しかないと思うんですよね。じっと待ち続けるのが、親。ふう〜(ため息)
 かくいう自分も、ピアノに目覚めたのは定期的なレッスンをやめてから。親がどのような思いでお月謝を出してくれていたのか分かるのは20年経ってから・・・・デス(はぁ〜〜再び深いため息)。

10日(月・祝)
 昨日と今日、長男の野球の試合が続けてありました。昨日はなんと、ライトの守備につき、攻撃ではデッドボールで出塁→暴投で進塁→ヒットで生還を果たしたと!・・・残念、観戦が間に合わなかった・・・今日は再びDH。初めてバットに当てるという快挙!ヒットにはなりませんでしたが、全力で1塁を駆け抜ける姿に感動・・・。
 野球を続けていれば、こんなことはそのうち当たり前のことになるって、理性では分かっていますが、やっぱり初めてのことには親は興奮しちゃいますね。本人も、もちろんいろんなインプットがあって、混乱に近い興奮をしていますが・・・。思わず昨夜はお寿司取ってしまいました。
 お寿司にはもう一つ理由が。亭主が単身赴任の命を受け、引っ越しすることになり、荷造りやら発送やら。それがやっと終わって、ご苦労さん会をしたわけです。
 そんなこんなで、<秋の夜長展>への出品作も、なかなか進まないのですが(納品まで1週間切ったゾ)。自分なりに納得行くものを編むことの楽しさに身をゆだね、間に合う範囲で出品します。たくさんの作家さんが出品されるので、お近くの方、ぜひお立ち寄りくださいませね。

8日(土)
 インターネットがつながらない・・・・(汗)
 金曜の夜から、ダメになりました。参りますよね。いつのまにか、すっかり依存していますし、「ピンポンつつみ」としては、なくてはならないモノなわけで・・・。
 亭主がコンピュータはプロなので、これまで完全に頼っていたわけですが、そろそろ独り立ちしなくては!と思い、トラブル対処してみました。とはいえ「どこに電話すればいいの〜?なんて言えばいいの〜?」と甘えつつ・・・・。「ルータ?はぶ?こんふぃぐ?」って感じです。
 恥を忍んで申しますと、私自身もコンピュータのプロであっておかしくない人生を歩みかけたことがあり。そこの会社で亭主と知り合ったわけですし。私は技術者ではなく、研修担当者でしたが、初歩的な技術研修を行えるよう、勉強させてもらっていた時期もあったのに・・・・ZZZ・・・。
 結局今回は、うちのPCは関係なくて、途中の回線に問題があったようで、なんとか復旧しました。ホッ。
 その間にメールくださったみなさま、お返事遅くなりスイマセン。

5日(水)
 今日は親ばかは、ちょっとお休み。
 涼しくなってきました・・・というか、朝晩は寒いくらいです。こどもたちの登校時にはやはり、上着が必要になってきました。お天気そのものは良いので、冬物を出す気は起きないのですが、長年の北海道暮らしの知恵、<衣替えの手前のひと箱>のお陰で、なんとかなっております。
 つまり、春先にスキーウェアや、もこもこのニットセーターをまず奥の方に片付け、その頃手放せない綿のジップアップセーターとか、長袖のジャージ・カットソー・ネルシャツなんかを、手前の方にひと箱にしておくのです・・・・って、全国的に当たり前のことでしょうか?
 私自身、お片付けにはあまり自信がないので、この方法に確定するまで、年中ちょうど良い服がないって騒いでいた気がするもので。夏が短いですからね。3月〜5月と10月〜11月、その前後で、一年の半分は夏服でも冬服でもないですから。
 春物とか秋物って言葉はあるけど、春服・秋服とは言わないのは本州の基準ですよね。ああ〜衣替えの要らない、広ーい衣装室とか欲しいな。たいした衣装持ちでもないんですがね。

3日(月)
 昨日の続きを少し。
 総勢20名ちょっとしかいない我がチームは、試合のたびに全員で応援です。甲子園ではないので、ベンチ入りの人数は自由らしいですから。そこでやることは多々ありますが、華々しいのが応援です。いろんな応援歌?エール?替え歌?そういうのが、場面に応じてあるので、はじめは先輩のあとについて合いの手入れていたのですが、最近では自分から歌い始めることも。それくらい、ベンチワークに長けてきていたのです(ちょっと意味違う・・・)。
 で、先日のジュニアリーグ。写真の通り、10人目の彼はベンチに一人お留守番。守っている9人を、不安げに見守る父母達応援団に背を向けて、彼は、いつもの通り歌い始めたのです・・・「ピッチャーとバッターの勝負!!」・・・ちょっと、感動してしまいました。合いの手を入れてくれる人がいないのだから、続かないのですが、そんなこと気にせずに歌ったのか、そのことに歌うまで気づかなかったのか。立派なのかお馬鹿なのか。よくわかんないけど、どのみち、私には出来ないことをやっている彼に、ウルっと来ちゃいました。
 ・・・・親ばか日記は、まだまだ続く予定。

2日(日)
 10月1日、我が家には画期的な出来事がありました。
 長男が、野球の試合に出たのです!!拍手!!
 ・・・とはいっても、4年生以下のリーグを、ご近所のチーム6つで立ち上げたので、ジュニアリーグというやつですな。長年の懸案だったらしいこのリーグ、少子化のこの時代、なかなかオーダーが組めないで来たそうですが、昨今の野球ブームのお陰で実現の運びに。
 さらに、我がチームは5年生が多く、4年生以下は10名しかおらず・・・「一人も休まないでね、風邪ひかないでね」と前々から監督に頼まれ(笑)。そして、一度も守備練習をせぬまま(事前練習が雨で流れて・・・)本番の試合に突入。まだキャッチボールもおぼつかない我が子はもちろん指名打者。
 実はDH制は無かったらしいのですが、監督が相手に頼んでくれて、10人全員、出番があったのです。感謝!
 いろんなことを感じましたが、またそれは、後日。

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