ときど記
編みながら、あれこれ思ったこと。 季節感と生活感。 2006年6月

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28日(水)
 昨日の27日、札幌コンサートホールキタラに、五嶋龍くんのバイオリンコンサートに行ってきました。長男はおばあちゃんとお留守番してもらって、長女と二人で・・・。

 「ずっと、彼のドキュメント番組を見てきているの!」というバイオリン教室の母友達に「是非、行った方がいいよ」と誘われ、思い切って(とはいえ一番お安い席でしたが)チケットを確保。
 キタラの大ホールが、あんなに満席になっているのを初めてみました!凄い人気なんですね。母友達同士、申し合わせて親子5組で行ったのですが、他にも教室の知り合いがゴロゴロと来ていました。


 彼と、お姉様と、お父様お母様・・・いわゆる”五嶋ファミリー”のことは、いろいろとマスコミに取り上げられているらしい、としか知らない私。
 長女がバイオリンを始めた頃、「みどりさんのお母様(節さん)は、鬼になって、みどりさんを仕込んだらしいわよ」「へえ〜”鬼”!じゃあ私も、角生やしてもいいのかなぁ?まだまだ甘いかしら?」なんて、生半可な情報で急に娘に練習を強制した日もあったなぁ・・・・ごめんね・・・・という程度。
 龍くんについても「7才で札幌でデビューした。この度、凄い大学に受かった。天才って、こんな感じなのか・・・」という、最低限の予習だけして、本番に望みました。


 確かに、素晴らしくお上手でした。プロとして、もう10年やっているのだから、当たり前ですよね。
 席が悪いせいもあるとは思いますが、音量が少し足りなくて、無伴奏の曲は息をこらえて聴き、ピアノ伴奏が入ると耳の調整にちょっと時間がかかりました。でも、だんだんと、楽に聞こえるようになっていきましたけどね。
 まあ、普段はフルオーケストラが演奏するホールですから・・・・バイオリンのソロなのに、3階席までとどくというだけでも、本当は大変なことなのかもしれませんね。人気がある故に、小ホール(単楽器なら、こちらの方が音響が良いと言われている)というわけにいかないのでしょうし・・・・。
 プログラムの最後は、いわゆるジプシー系の曲。超絶技巧と、全身での表現に、おもわずこちらもノってしまいました。アンコールも有名なアノ曲でしたが、これは、長女の先生や、教室の先輩方がよく弾いていらっしゃるのを間近に聴いている曲なので、ちょっと「遠いな・・・・迫力に欠けちゃう」と感じました。

 長女は、教室のお友達と一緒に聴いたわけですが、やはりまずはみんな絶句。そして「凄いね・・・」と唸っていました。「ああは普通弾けないよね、ふふっ」とネガティブになっちゃったら困るな、と思いましたが、割と素直にあんぐりしていたので、まあ良かったです。
 最近、お稽古にノッている長女なので、何か少しでも発憤材料になってくれれば、チケット代も無駄じゃないよね、と思ってしまう母です。

 私も、大変発憤させてもらえました。それは・・・・長くなってきたので、明日以降にします。






25日(日)
 もう一波、疲れのピークがやってきたようで、土曜日は一日中横になっておりました。フェスティバルの後、なんとか当たり前の平日をこなしたつもりでいましたが、気力体力の貯金がゼロになっていたみたいです。

 でも、さすがに復活。日曜はアクティブに過ごすことが出来ました。

 まず、長男を野球の練習に行かせる。その後、弁当を作って長女をバイオリンのグループレッスンに送る。一旦戻ってから野球のグラウンドへ。久しぶりの強い日差しに、クラクラしながら練習を応援。

 さあ、午後は長男と二人きり。これまでは「車でビックカメラでも行く?」とオタクな行動が多かったのですが、天気も良いし、地球に優しく自転車で動くことに。

 以前から彼が行きたがっていたトイザらス(ゲームソフトにミッションをダウンロードできるらしい・・・??よくわからん)と、農試公園へ、4時間かけてタップリ遊んできました。

 帰宅後すぐに、車で長女をお迎え。
 彼女は彼女で「午前中:楽典のお勉強、午後4時まで:弦楽合奏の練習、午後6時まで:弦楽四重奏の練習」と、ハード且つ楽しい時間を満喫していたわけで・・・・家族中、みんな充実感と心地よい疲労感で、”サザエさん”やら”功名が辻”やらを観ました。


 さて、もうさすがに「フェスの疲れが・・・」とも言えなくなってきました。家事育児、編みものピアノ・・・と、やるべきこと・やりたいことがたくさん!フンガ〜(鼻息)





22日(木)
 フェスティバルで使い果たした体力も、なんとか回復。少しずつ、普通の生活に戻ってきました。

 今月のピアノのレッスンも再開し、久しぶりに先生に聞いていただきました。
 忙しいながらも、一日一回は通して弾くようにし、勘を失わないようにしてきたつもりでしたが、やはり基礎的な練習をサボっていたので、指は正直・・・・(汗)。
 簡単な、左手の「ドソミソ・ドソミソ」というような伴奏でさえ、粒が揃わず、「ドスドス・ドタバタ」と聞こえてしまいます。
 そうでなくても、追求しどころ満載の曲なので、やればやるほど先生からの要求も高まるのですが・・・・・まずは、もっと素直に、楽譜どおりに弾けないと。


 あと、HPのトップにも載せましたが、2006秋冬シーズンのご注文受付を始めました!!
 とは言っても、これからどんどん暑くなるので、誰も注文してこないだろう・・・・と高をくくっておりますが、実はすでに1件、ご注文をいただきました!!嬉しい〜〜K子先生、ありがとうございます!
 あみねこも、実は1匹仕上げまして、長女のお友達の所へ貰われていきました。カワイイ女の子キャラで編んだので、真っ白いスカートを穿かせてやりました。
 やる気に満ちあふれている、ピンポンなんです!




18日(日)
 昨日、小学校のフェスティバルが終わりました。今、ドップリと”祭りの後”感に浸っています。

 自分なりにここ数年は、「PTAって、いろいろ面倒な付き合いも多いから、深入りしすぎないように、上手く世渡って行こう!」と思っていたのですが、本番が近づくにつれて、ついつい深入り・・・・(苦笑)。
 時間的に長く共に過ごす人とは、どうしても、仲良くなってしまいますしね。所々意見のぶつかる人とも、”作業に滞りを及ぼしてはイカン”と思えば、お互いに許し合えるし、聞き合えるし・・・・。
 楽しいおしゃべりの部分は、思いっきり<おばちゃん>で!任務の遂行という部分は、かなり<デキる女>で!どっちも満喫させてもらえて、大満足させてもらえました。


 ただ、本番前日〜本番終了まで、ちょっっっっっっとアドレナリンが出過ぎてしまったようで、「世渡り上手な、ステキな奥さん」という枠をはみ出し気味に。
 着ぐるみ着込んで、偽バイリンガル風の校内放送、さらに最後の最後にPTA会長が1本締めしてくださったのに、まだ暴走して歌など歌い出し・・・・ああっ!!恥ずかしい、猛反省・・・・。
 こどもの頃の性格そのまま、全然成長していない。あの場は皆さん笑って盛り上がってくださったけど、だんだん冷静になって「なにあの人!?」って思ってらっしゃるに違いない・・・・と、凹む私デス(沈)



14日(水)
 少し前(6月4日)、NHKで「好きなものだけ食べたい」というタイトルの番組を見ました。日曜夜9時。「功名が辻」を見終えて、早く寝なさ〜い!と言いつつ、ついこどもたちと一緒に最後まで見入ってしまいました。

 食育をとりあげた番組なんですが、ある小学校で全校生徒に1週間、朝昼晩の食事を写真にとって提出させる!という、度肝を抜く試みを紹介して、内容を展開していったのです。
 「よく父兄が協力したな〜」という感心がまず先だったのですが、だんだんとその写真の内容に釘付けに・・・。

 食パンに乳酸飲料だけ。カップ麺に野菜ジュースだけ。チョコパイとせんべいとポテチを盛り合わせた夕食。肉(焼いた)と肉(揚げた)だけのおかず。朝は食べない。魚は食べない。野菜は食べない。
 よりショッキングなものが取り上げられているんだろうと、差し引いて考えても、結構ひどかったです。うちのこどもたちも、「なにこれ〜?おやつじゃん!」と無邪気にツッコミを入れています。

 私も「うわ〜おかしいねぇ、コレは〜」などと盛り上がりましたが、心の隅っこで、ちょっとハラハラもしてしまいました。
 正直、我が家でも食パンとミルクティーだけの朝食もありますし、お茶漬けだけでとか、カップ麺だけでお昼はおしまい、ってことも・・・。私が作る時間を取れない時もあるし、こどもたちがその方が喜ぶから、つい・・・ということもあるので、TVで指摘していることが、ズバッと刺さってしまって。


 私は、老夫婦と両親とひとりっ子の私の食卓で育ったので、和食が多く、古き良き昭和の美味しい家庭料理を、毎日堪能していました。外食は時々あったけど、出前は経験なかったし、朝食抜きに憧れたけど、絶対許してもらえませんでした。
 さらに母親が、必ず栄養豆知識を言いながら料理を出すので、”食育”の面では大変進んだ家庭だったと思います。
 お陰で、健康な成長期を過ごすことができたし、今も、知識ではたいていの情報番組に対抗できるというか(笑)。
 でも、自分が主婦に、親になってみて、毎日毎食、ちゃんと支度して食べさせ続けるって、大変だったんだね・・・と実感。自分のこどものころのような食卓を再現しなくっちゃ!というのが大きなプレッシャーになることもあります。
 思い起こしたある日の夕食・・・・煮魚・お煮染め・おひたし・カツオ節を削るところからの味噌汁・ひじきや切り干しの常備菜・自家製漬け物・食後の果物・・・。
 朝食も、6つの食品群を必ず網羅。他に老人用のサラダもドレッシング手作りで・・・。

 大雑把で、ムラのある性格なので、きちんと名前の付いたような料理を、毎回ちゃんと作ることができない私。亭主も特に文句は言わずにいてくれるので、「常に創作料理をお出ししている」、とごまかしたりして・・・・?!
 せめて、知識だけはこどもたちに伝えようと、これまでもしょっちゅう語ってやっていますが、料理のバリエーションとしては、どうも貧弱な食育しているな〜〜と思っていたところだったので、あの番組は応えました。
 その後、10日経ちます。意識的に食生活を充実させようとはしていますが、上手くやれる日と、「ああ、また、あの番組みたいな食卓になっちゃった・・・」という日と、いろいろです。なるべく頑張ってはいるのですが(汗)
 やはり、もう少し、台所にいる時間を長く取るよう、生活改革しないといけないみたいです。だって、母は1日のうちほとんどを台所で過ごしていたような気がするので・・・・・。




 こんな記事を書くと、「しっかりしなさいよ!!」とお叱りの電話が、実家から明日辺りありそうです・・・ビクビク(苦笑)。




11日(日)
 あっという間に1週間経ってしまいました。

 この1週間は、もちろん、バザーの準備に明け暮れ。毎日のように学校へ行っては、PTA会議室、というところに立て籠もり、看板作ったり、経費のやりくりに悩んだり、買い出しに行ったり。

 時間的には拘束されている感はありますが、さほどストレスを感じないんですよね。
 たいていは渋々頼まれてバザー委員になった、名前も知らなかった者同士ですが、多くの時間を共有して、数々の難題をクリアーしていくうち、すっかり仲良く。
 それぞれのキャラクターも確立して、丁々発止、喧々囂々、やいのやいの・・・・と、手も動かすけど口も動かして、発散しつつ制作しつつ。

 高校時代の、学園祭の前ような。
 OL時代の、嫌みな上司の出張中のような。
 あと1週間の期限付きの、青春再放送!ってかんじデス。




4日(日)
 この週末、長男は野球の練習に明け暮れました。

 長男のチームは、去年の今頃・・・長男が入団した頃・・・は人数も少なく、土日に対外試合があると、チーム全員で出動。先発10人の他に、1塁3塁のコーチャー・ボールボーイ・バット係・・・雑用も色々あるので、そうしないと試合にならなかったものです。
 そうなると、万年補欠の我が子は、早朝の集合・軽いキャッチボール程度の練習・負け試合の応援・・・と、正直、つまんない思いをすることも多かったように思えます。

 ところが今は状況が好転。入団者が続出し、新しい人の名前と顔を覚えるのが追いつかない程なんです。嬉しい悲鳴!自然と、コーチをしてくださるお父さんも増え、いつ練習に行っても、とにかく人が多い!!
 試合には6年生を中心にした高学年チームだけで充分間に合い、長男を含む低学年は居残って、基礎からみっちり指導していただけるのです。
 そんなわけで、土日、3時間ずつではありますが、少人数でしっかり”野球の練習”させてもらって、いい具合にくたびれて、充実していました。

 私も、グランドに付いていって、球拾いしたり、「ナイスキャッチ〜」と声をかけたり、ヒマなときにはストレッチしたりして運動不足解消。グランドや体育館が大好きなので、いるだけでよい気分。でも、急に3時間も風に当たると、妙に疲れて午後は昼寝!?中年って、情けないですね。




3日(土)
 久しぶりにお天気が良くなりました。気がつけば6月。札幌のベストシーズンです。

 この時期には、市内の大きなホテルではよく「学会」が催されています。一説によると、学者さんとかお医者さんが、「どうせ全国のどこかで学会するなら、梅雨もなくてまだ涼しい北海道でやろう!そして、ついでにゴルフ三昧・・・」と目論んでいらっしゃるとか!? 動機は何であれ、せっかくの学会ですから、ちゃんと研究して発表してくださいね(おい)。

 私はガーデニングはしませんが、実家の裏でちょっと畑をいじらせてもらうのが、楽しみなんです。でも毎年、「今年こそ!」と思うのですが、なかなかしっかりお世話できず。植えるときは熱心なのに、収穫の頃には飽きていたりして・・・。で、今年も、種まきベストシーズンを逃しちゃいました。収穫は頑張ろう!

 去年の今頃は、近所の山に登るのがマイブーム。「今年も登っているの?」と合う人ごとに聞かれますが、これもベストシーズン逃し中。2週間後のバザーが終わったら、もう、毎日でも登ってやるぜ、待ってろよ、山!!

 ピアノと、家中の片付けお掃除は、ちょっとずつですが継続中。どちらも、ちょっとずつでもやれば成果が出るので、頑張れてます。

 ダイエットは・・・成果が見えてきませんな・・・毎朝の体重測定は続いています。とりあえず、始めた頃より増えてはいません (オイ・・・涙) 。


 季節感を語ろうと、書き始めた今日の日記ですが、結局、月初め恒例の”近況報告”に。





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