ときど記
編みながら、あれこれ思ったこと。 季節感と生活感。 2006年7月

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27日(木)
 昨夜、下の欄のときど記を、ウンウン唸って書いていた夜更け。何か、カサカサ、という気配が、背後でしたのです。

 ここは北海道。いわゆる”夜更けのカサカサ”君(みんなが嫌いな・・・)は、いないはず。
 マンションの最上階に住んでいるので、ネズミの屋根裏運動会も、無いと思う。
 窓は開けていたので、隣の砂利敷きの駐車場を通過する、人の足音かな?
 引き戸を開け放して、リビングダイニングとつながっているので、そっちにいる夜行性ザリガニの音かなぁ・・・?
 昼間、久しぶりに気合いを入れて、家中を掃除したので、思ってもいないものが、それまで積まれていたバランスを崩して、ガサガサ・ミシミシ鳴っているのかな?

 ・・・ってなことを考えはしましたが、ま、いいや!とPCに向かい続けて2時間ほど経過。

 ときど記は、昨日は珍しく難産で、結局大幅に校正・割愛を繰り返し、下記のように落ち着きましたが、脳が煮えているというか、どうもまだ眠くない!明日は野球の朝練で早起きなのに、なんだかネットサーフィンが止められない・・・・

 カサカサは、もう2度ほど聞こえた気がしますが、全く気にならなくなっていました。

 もう、このサイトを見たら止めよう。でも、あくびも出ないなぁ。少し肩や首を動かして、身体側からスイッチしないとヤバイなぁ・・・(あごを引いて視線を床に落とす)・・・



 ・・・・・?!?・・・・・



 そこにいたのは、全長7センチほどの、我が愛しいザリガニ君でした。意味が理解できず、ぽかんとしている私の腿の横を、なんだか楽しそうに、邁進している彼。♪ツッタカタ〜ツッタカタ〜♪
 とっさに、蜘蛛を見つけたときのように、ティッシュを使ってそっと包み取ろうとした私。でも相手は体力が違う。「イヤッ!」とふりほどかれ、そばのキャスター付き書類棚の下へ逃げられてしまいました。


 一瞬間をおいて、やっと思考が追いついた私は、リビングのザリガニケース(大小7つに8匹飼っています)を確認し、空き家になっている1つを発見。
 あとは水交換時に使う、網やらざるやらプラケースを掴んで先ほどの書類棚へ。

 乱暴にキャスターを転がしては轢死を招くかもしれないと、慎重に書類棚をずらすと、壁に突き当たって躯をくの字に慌てている彼発見!
 普段、直接触ることは無いのに、さっきはガッシと掴もうとしてゴメンね!さあ、いつも通り、網で導くよ〜〜水槽へお帰り!



 昼間、掃除した勢いで、水を換え、水槽も全部磨き直し、隠れ家代わりのガラス瓶も替えてやったのです。

 あと、春から楽しんでいたカエル育てが済み(みんな昇天しました)、祭りで金魚が仲間入りしたこともあり、水槽をローテーション。7センチクラスのあの子を、ちょっと狭めの水槽に入れたりしたことが、裏目に出てしまいましたね。


 
脱出に関しては、飼い始めには注意していたのですが、最近は全く忘れていました。餌をやりやすいように、蓋ロックしないでいたのです。



 彼は、興奮しているのか、水槽に戻ってもバシャバシャと動き回っていました。さぞ、広い世界を一人で行進して楽しかったことでしょう。

 でも、あのまま朝まで行進していたら、きっと干からびて干しエビになってしまっていたかと思うと、私を寝かさず、見つけやすいところに歩かせてくれた、ザリの神に感謝するのみです。



 その後、私の頭も興奮冷めやらず、眠りについたのは更に1時間後でした。
 「明日のときど記は、このネタでスラスラ書けそう!」と思うと、幸せでまた目が冴えたんですもの・・・!

 

26日(水)
 夏休み〜〜〜サマバケーション!!

 やけくそになって、叫んでみました・・・・とうとう始まりましたよ、札幌も。
 でも、今年はあんまり”大変”な気がしません。
 だって、こどもたちももう小6と小3。小さかった頃のように、私がお膳立てして、出かけたり遊ばせたり、起こしたり寝かしたりしなくたって、ちゃんと自分の一日を過ごし始めているんですもの。

 私はこの状態が、楽で嬉しいタイプですけど、人によっては「こどもが親離れするのって、寂しいわ。今のうちに、イッパイ触れあっておかなくちゃ!」という方もいますね。
 その理屈もわからないではないので、今日は二人を誘ってサイクリングに行きました。片道10キロで、ちょっと疲れましたが、気分良く風を受けて走れました。

 親子が毎日24時間べったりだった、ちょっと前までの日々。結構、私は辛かったです。その辺を回想しだしたらキリがないです・・・・いつか、”子育て記”まとめようかな・・・・。




24日(月)
 いつも読ませていただいているブログの筆者の街が、雨の被害に遭われたそうです・・・。
 つい、3日前くらいに「こちらは鹿児島県民です」とおっしゃっていたので、ニュースをみるたび、ちょっと気にはしていたのですが、まさに「今日のTVニュースでトップに取り上げられました、知っているおじさんがインタビューに応えていました・・・」との記事が。
 ご本人のお宅は、過去の経験から父上が、道路より高く家を建ててあったので大丈夫だそうですが、仕事に出たら家へ戻れなくなり(道路が冠水)ホテルに1泊したそうです。

 最近とみに、自然災害が多いですよね。
 いろいろ偉そうな意見を、言えと言われればありますけど(温暖化とか)、とにかく、今、どうにかならないのか。防げないのか。被害を減らせないのか。
 出てしまった被害に、効果的な助け合いは何なのか。

 ちょっと考えさせられちゃってるピンポンです。




22日(土)
 雨の被害が、あちこちで出ているようですね・・・お見舞い申し上げます。

 札幌も、先週末から3連休、そして火曜水曜くらいまで、晴れたと思えば雷雨、という荒れ模様でしたが、災害と言うほどのことは無かったと思います。
 しいて言えば、長男がやっと手に入れた野球のスタメン!しかし雷雨ノーゲーム・・・という災難があったくらいで・・・。

 梅雨のようなジトジトが過ぎたかと思えば、ここ2〜3日は風の冷たい日が。日中はまだ、太陽に力があっても、夕方や夜には寒さを感じることもあります。冷房の効きすぎた部屋に閉じこめられた感じです。外出には長袖のパーカーやウィンドブレーカーが手放せません。

 もうすぐ夏休み。少しでも夏らしい日の多いことを祈りつつ、計画立てる今日この頃です




19日(水)
 あっという間に、1週間以上、更新をサボってしまいました。
 夏は、時間の経つのが速いみたいだ!?ボヤボヤしていられないぞ!!

 先月までは、小学校のPTAの用事で、”過密予定(スケジュールイッパイ)”に動いていたので、その反動でしょうか?ただ何となく一日を過ごしてしまうこともあり、そういう日は却って心身に疲労感が出てしまい、翌日も”無予定”だと寝込んだり。
 「ピンポンさん、PTAが終わったら、ゆっくりランチしようね!」と言っていただいたお誘いは嬉しいのですが、久しぶりにいろんなよその方とお話ししたら、意外と疲れたり・・・。
 多分、祭りの後の脱力感が、私のバイオリズムを乱していたみたいですね。

 その後、だんだんとその状態から脱して、この1週間は編みものとピアノを増やし、ウォーキングと軽登山にも挑戦。
 自分の体調の波と上手く付き合って、日々をエンジョイしたいですね〜〜


 なんて、サラッと書いてみて自分で「?」と思いました。
 「日々をエンジョイ」って、どーゆーこと?と・・・・・


 朝、スッキリ起きられること。 家事がさっさと片付いた上で、編みものやピアノに集中できる時間が取れること。 何か作品が仕上がったり、曲が上達したりすること。 こどもたちが、明るく帰ってきて、いつもどおりに夕方が過ぎること。 美味しい晩ご飯が作れること。 夜に、少しでも自分の時間があること。 でも睡眠時間もちゃんと取れて、・・・(ふりだしに戻る)。

 ささやかだナ〜〜。そして、自己中心的だな〜〜〜。ちょっと呆れるというか、小さいなぁ私。
 「幸せなご身分じゃないの」と思って、なんの不満もないんですが、こうして文字にしてみると、世のためになってないなぁ・・・・いいのかな?



11日(火)
 私はうどん好き。岡山出身の父がそうなので、遺伝というか家庭環境というか、こどもの頃からずっと麺類の中でうどんが一番!!手打ち麺に透明な鰹と昆布だしの、関西風・あるいは讃岐風があれば幸せ・・・。

 以前は北海道には美味いうどん屋が少なく、たまに美味しい店ができてもすぐ潰れてしまったモノでした。父はよく「俺が頑張って通ってやって、なんとか美味い店を定着させたいのだが・・・・」と、遠くの店へ家族を連れて行ったりしていましたが、風土の違いでしょうか、なかなか”コレは!!”という所は無かったです。

 ヒガシマルというメーカーの「うどんスープ」という商品も、どこのスーパーにもある訳じゃなかったので、大学で上京した私(20年前)は「うそ!?こんな小さなスーパーにも常に置いているの!?」と感動し、実家に送ってやったりしていたくらい、北海道は”うどん僻地”だったのです。

 しかし今は幸せな時代です。札幌市内にも、私好みの本格讃岐うどんの店がたくさんできました。流行りのセルフのチェーン店さえあります。
 その中でも別格と思われる、”かがわ軒”。セルフで、天ぷらなどをトッピングできます。”生醤油”とか”釜たま”とか”ぶっかけ”など、基本の讃岐メニューに混じって、”辛々麺”という辛いつけ麺があり、時々無性に食べたくなって駆けつけてしまいます。


 もう一つの珠玉の釜揚げうどん屋”一忠”。ここは、トッピングやアレンジはなく、釜揚げの温冷のみ。麺がゆであがるまで、自分で生姜をおろし、徳利で出されるつゆにつけて麺を味わう・・・!!堪りません。



 どちらの店も、外回りのサラリーマンが8割を占める客層なんですが、私は家族でも、友達と女同士でも、さらには”お一人様”でも、行っちゃいます!だって、美味しいんですもの〜〜(嬉々)





9日(日)
 先月の最後に、五嶋龍くんのバイオリンコンサートへ行ったことは、ここでも書きました。
 その際に、”長女ではなく、私に起こった変化について、今度書く”と言っていたので、今日書きます。




 私は今、ピアノを習っています。20年以上のブランクを経て、弾きたい曲を選んで教えていただく・・・そういう大人のお稽古ごととして、楽しんでやっています。

 指は衰えているし、月に2回のレッスンでは、技術的に「やっと」の進歩ですが、こども時代とは比べものにならないモチベーションがありますから、頑張れます。だって、ピアノ演奏という芸術的行為をするわけですから・・・日常では得られない興奮があります。

 だから、ただ指が回ればよいのではなく、表現をすることが最終的に目標なんです。
 「私はこの曲を、こう解釈したのよ〜〜聴いて〜〜どう???」って言いたいから、一生懸命練習するんだと思います。


 そうはわかっているのですが、実は先生の前でレッスンの時に、どうも照れが出てしまって(汗)。
 「たいして指が動くわけでもないし、曲の背景とかも勉強したわけでない、素人の”自己陶酔”で、弾いていいのだろうか・・・・」という理性が、私の表現にブレーキをかけてくるんです。

 先生は、最初の聴衆なのだから、先生の前で萎縮していては、広く世に我が表現を示すなんて、できっこないじゃないの!?・・・・と、毎回勇気を奮い立たせて教室へ向かうのですが、どうも・・・(汗汗)。


 でも、この度、龍くんの演奏を聴いて、ある感想を持ちました。

 いくら優秀であっても、まだ人生経験が浅い彼。ですが、彼なりのすべてを投入した演奏を、自信を振り絞って表しているように思われて、その姿は感動を与えてくれました。

 私には、あんな才能・能力はありませんが、頑張ったなりに自分を映し込んで、必死に弾けばいいんだな・・・・必死さ・全力さ・ひたむきさ・・・・・そういう気持ちが前面にでれば、そこに”照れ”なんて出てくるはず無いんじゃないかな・・・・・と。




 それからのレッスンは、「先生の前で、この2週間の頑張りを、必死に出すことに集中しよう。2週間、お家で試行錯誤した自分の表現を、先生に堂々とぶつけよう!!」と思えるようになり、お陰様で、とてもよく褒めていただけるようになりました。
 もちろん、技術的にイッパイご指摘をいただくのですが、それでも、「言いたいことが、とてもよくわかるようになった」と評価してくださると、うれしさに昇天しそうです。
 また、ピアノの醍醐味・楽しさがアップしちゃいました!おこがましいですが、”龍くんありがとう”デス。





8日(土)
 予想どおり、長女は帰宅後15時間ほど寝倒しました。

 駅まで迎えに行ったときは、ムスッとしていて「あまり楽しくなかったのかな?」とさえ思いましたが、寝て起きたらスッキリ!明るくいろんな話をしてくれました。良かったヨカッタ。

アップルパイを焼く体験をしてきたので、1ホールお土産です。自分の顔のデコレーションが面白い!

 長男は、野球の試合やら練習やらで、相変わらずバタバタです。

 大人の私から見て、「もっとこうすれば、上手くいくのに・・・」と思うことは色々あるのですが、言ってしまうとケンカの元。親子ですから、難しいのです。

 技術的なことは、私も素人なのでグッと我慢(コーチの厳しい指導がありがたい、どんどんしごいてください)しますが、仲間との関係でトラブルがあると、もう、口も手も出したくてウズウズ苛々、おかしくなりそうです。

 でも、じっと耐えることにしました。
 今すぐ口出しして、その場のもめ事は収まっても、長男本人のためにはプラスなのか?
 長い目で見て、彼が野球も続けられて、自分も成長できるような、そういう環境を確保する方に、私は力を注ぐべきだと思い・・・・。落ち着いてから、彼と話したり、抱きしめたりする対応に徹します。
 二人目の子育て、少しは私も経験値上がってますからね〜〜でも、男の子は初めてなんで(汗)・・・。




4日(火)
 長女が、修学旅行に行きました。「もう、そんな年令なのか・・」と、私も感慨深いです。

 長女は、あまり学校のことを、家では話さないのです。「もう、高学年だし〜」とか、「そういう性格なのよ」と、どこかで私も諦めていた感があります。
 ですがフェスティバル準備の間、私がいろいろなお母さん達と情報交換するうち、「やっぱり、自分のこどもの口から、学校の様子や自分の気持ちを聞きたいな・・・」と思うようになり、意識的に話しかけたり、答えやすいような質問をしたりして、頑張ってみました。
 その甲斐あってか、今回の旅行の準備に関しては、けっこういろいろ話してくれました。なので、明日帰ってきた後の、お土産話も楽しみです。

 とりあえず、帰宅してすぐは、泥のように眠ってしまうのでしょうけどね(苦笑)。天候にも恵まれているし、嫌なことのない1泊2日であってくれることを祈ってます。




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