ときど記
編みながら、あれこれ思ったこと。 季節感と生活感。 2006年8月

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28日(月)
 こどもたちの2学期も始まったし、朝夕はすっかり涼しくなってきたし、私の手芸エンジンは絶好調!

 デジカメケース:亭主が10日間ほど帰宅してきていた間に、量販店のチラシで見つけたモノ。「SONYのカッコイイヤツあるのに、なんでまたデジカメ!?」と、ケチの私は「そんな遠い電気屋まで行ってられっか」と車を降りたほど怒っておりましたが、いざモノを手に取ると、キレイに撮れることに感動。さすがパナソニック!


 刺し子のふきん:食器を拭くふきんは、全部自分で刺し子をして作っているのです・・・以前、編みものにハマル前、刺し子にのめり込んだ時期があったのですよ。なので、伝統柄のふきんが我が家にはたくさんあるんですが、・・・今回は、アランジアランゾの”かわいいもちもの”という本を参考に、「とかげさんが渦巻きを出している模様」(わかりにくくてスイマセン)をフリーハンドで刺してみました。


26日(土)
 長男の野球チームの試合について行きました。

 去年はチームの人数も少なかったので、低学年の試合ならスタメンかDHに必ず入れたのですが、今年になって急に入団者が増え、それもみんな上手な子ばかりなので、古株にもかかわらずベンチを温めるばかり。

 1塁コーチャーをさせてはもらえるのですが、それさえもちゃんと任務を果たしているとは言えないことも多く・・・・。

 シーズン初めは、親の方がその状況になかなかなじめず、切ない思いでいました。
 チームとしては応援したいし、どの子が活躍しても我がことのように嬉しいのも本当なのですが、ベンチとコーチャーズボックスの間を往復するだけの本人はヘラヘラしているし・・・。

 長男に、「もっとこうしたら、上手になれるんじゃないか?」とか「コーチャーは、どういう声を出してやればいいのか、自分でよく考えろ!」とか、どうしても口出ししてしまい、しまいには「悔しくないのか!!??」と怒鳴ってしまったことも。


 でも、今日試合へ応援に行ってみて、私自身の心境に変化がありました。

 何を焦っているのだ、子育てで、そんなに急いで結果を求めて、いいはずないじゃない!!
 こうして、休日も朝から集合して、暑い中、声を出して。
 何より、スタメン落ちして一番キツイのは本人なのに、じゃあヤメル!とか言わないし。
 悔しいけど、ならばどうして良いのかわからないだけで、成長の階段の踊り場にいるだけなんだよ、今は。

・・・・・そんな気が、しみじみしたのです。何故かなぁ、甲子園効果かなぁ?
 どんな格好良かった選手にも、悩んだ時期や、やる気のでなかった時期があったというし、どんなに頑張った選手も、みんないつか負けて、普通の人に戻っていく・・・・
 そんな先輩達(と呼ばせて貰うのはおこがましいですけれど)をみて来たおかげで、優しい気持ちになっている私がいました。


 とか言いつつ。夜に一緒にお風呂に入りながら・・・・
 「あんたさぁ、今から左打ちに変えられない?」「ピッチャーになることも視野に入れて、練習しなさいよ!」「ほら、パパに教えて貰った水中での握力トレーニング、ちゃんとやってから上がりなさいよ」なんて、口出しまくり。

 だめじゃん(エヘヘ)





23日(水)
 居ても立ってもいられず、残暑の日差しの厳しい中、北海道庁の中庭へ、一人で行ってしまいました。

 駒大苫小牧の”準優勝報告会”を見るためにです。



 一昨年は、「今頃やっているんだろうなぁ」と思いつつも自宅で過ごし、夕方のローカルニュースでリポートされているのを見てとても羨ましかった覚えが。
 去年は、事情で報告会は開催されず。

 もう、後悔はしたくない!!一人で行ってやる〜〜!!


 最終的に1万人以上の人出があったと聞きますが、開始3時間前にはまだチラホラとしか人はおらず。
 ちょうど昼休み時間(札幌のオフィス街の中心なのでね)で、大混雑のコンビニに駆け込み、水分とサンドイッチを買い、主催者から号外と小旗を配られ、会場へ。
 その時点で100人〜200人くらいになってきた人を、ステージ前の広場に座らせ始めたところへ滑り込みました。
 やろうと思えば、最前列にも紛れ込めそうな、ちょっとチャンスなタイミングだったのですが、さすがにそれは恥ずかしい気がして前から10列目に場所を確保。
 それからの2時間半、持っていった編みものが、はかどること!適度に周りの人とも喋りつつ、でも自分の作業も進めつつ、その時を待ちました。


 選手達は、テレビで観るのと同じで、普通の、野球ばっかりやってきた、男の子達でした。
 投手の田中君だけは、背も高いし、プロ入りの話もあるし、露出が段違いで多いわけで、いろいろな先入観で見てしまうせいか、ちょっと別格な気もしましたが、嫌な感じではないので、やはり全体に目を細めてしまう私。

 偉いナ〜、良く頑張ったね〜、うちの長男なんて、週に1度の朝練さえも起きられないのに、君たちはずっと何年も、朝も夕方も土曜も日曜も、練習ばっかりしてきたんだよね〜〜(涙)

香田監督とキャプテン本間くんは、並んでしまうとやっぱり別人でした(当たり前だが)。
香田監督は”エリートヤンキー三郎”のキャラと同じ、M字の額で、でも真面目に謙虚に話しをするので、妙に新鮮です。


 選手達、彼女はいるのかねぇ〜?昔の高校球児って、ストイックな感じしたけど、今どきは高校生で彼女くらいいるのが普通だろうし、どうなのかしらぁ〜〜?
 最前列の方には、ジャニーズのコンサートで使うような、手作りのウチワ持参で、キャアキャア言っている子も多いね。ああいうので、変に錯覚して、人生誤るなよ・・・なんて思ってしまう辺り、私もオバサンですね。

報告会の〆は、本間キャプテンの一声で、ということで、
「準優勝したぞ!(イエーイ)みんな最高だ!(イエーイ)みんな大好きだ!!(イエ〜イ)」が出ました。
憧れの”指一本突き立てるポーズ”をあの場でできて、私は幸せでした・・・
自分で言っておいて照れるキャプテン、笑うナイン。いいなぁ、青春だ。


 警備の人がたくさん投入されていて、警察も長い棒を持ってイッパイ来て、ちょっと怖い感じもしたけれど、「とにかく皆さん、立ち上がらないで!無事成功させて、選手も安心させてあげよう!皆さんも『ああ、良かった』と言いながら帰りましょう」との呼びかけに、マナー良く進行して良かったです。

 あとは、あまりの人の多さが気になるのはわかるけど、道庁で働く職員の方々・・・・あんまり長く、窓辺に突っ立って外を見ているのは良くないぞ!「ちゃんと働け!!サボるな!!」って、みんな言っていましたから・・・。




21日(月)
 歴史に名を残し、人々の心に記憶される・・・凡人には一生縁のなさそうな、そんな機会をものにした君たちを、尊敬と感動とちょっとだけ嫉妬さえ感じて見続けた夏でした。


 
駒大苫小牧高校野球部の皆さん、準優勝おめでとう。


 幸せ貧乏な気質の北海道民としては、あまりにも良いことが続くと怖くなってくるから、3連覇なんて要らなかったよ。
 だけど、あんまり惨めな負け方をされたら、それはやっぱり悔しいかもしれないから、決勝再試合の上、9回に追い上げて3対4で力尽きるというのは、最高のシナリオだったかも。

 ・・・・やるなぁ、参ったよ・・・・


 今夜からは、ゆっくり寝てください。肩やお腹を冷やしたって構わない!


 しばらく、ありがとうの気持ちで酔わせてもらいます。南北海道に住んでいて、本当に良かった。




 
16日(水)
 今年は、このページであえてこの話題に触れずに、夏を暮らしてきたのですが、もう、我慢できません!

 高校野球って、おもしれ〜〜〜(叫)!!


 何故、我慢してきたかというと、我が駒大苫小牧が、あまり期待できるチームではない、という気がしていたからです。
 充分強い、とは聞いていましたが、どうしても”3連覇を”と言われてしまう立場だし、”チャレンジャー”ではいられない辛さが重くて、きっと選手達も本当に野球を楽しめていないのでは、と感じてしまい・・・・
 ファンとしても去年や一昨年のように、嘘!?なんで!?神様、ありがとう〜〜!!と、心から驚いたり感動したりできないじゃないですか?
 それにね、また勝ち進んだり、あわや優勝なんてしちゃうと、必ず出てきてしまう”不祥事”とか”暴露”とか・・・・。あの、歓喜から絶望への転落のショックって、一般人には酷いモノですよ、正直。


 というわけで、
 南陽工との試合では「ほら、やっぱり危なっかしいじゃないの。声も全然出ていないし」と思い、
 「次の試合までに、チームを立て直してきたら、監督も選手も(特にピッチャー田中)本物だけど・・・」と心配して待ち、
 15日の3回戦は「青森山田になら、負けても仕方がないよ。ここらで一寸、楽にさせてよ。うん、イイよ、雰囲気でも負ける気満々だし・・・(涙)」と、1−7の時点でテレビを観るのも辛くて出かけてしまいました。

 そしたら、あーた、大変なことが起きたらしいじゃないですか。追いついて、突き放されて、でも食らいついてサヨナラ!
 やっぱりあの球場には、魔物が棲んでいるんでしょうね・・・(言い古された表現しか浮かばねぇ)。
 今日だって、延長13回でのサヨナラってあったし、それも、監督が「ここでは奇跡も起きるから信じて頑張れ」って送り出したら、そうなった、って言うじゃありませんか。


 本当に世の中何が起きるかわからない。けど、イッパイ頑張って準備した者が、やはり力を発揮できる。

 当たり前のことだけど、つい楽な方を選んだり、上手くいかないのを周りのせいにしたり、日常のことで胸に手を当てるべき点が多いって、球児達に気づかされる毎日です。


 どんなドラマもマンガも小説も、描けない筋書きが満載の高校野球。

 やっぱ、おもしれ〜〜〜(絶叫)





13日(日)
 ずいぶん久しぶりに、家族で登別温泉に1泊してきました!
 以前、長女がまだ2才とかそのくらいの頃、お邪魔したことのある旅館で、とても気持ちよく過ごせたところだったので、「10年経って、変わってしまったかな?」と少し心配しながら出かけましたが、全然だいじょうぶ!素敵なまんまのお宿でした。

 今回は、お義母さんも一緒。というか、「バアチャンが誘ってくれたから!」という理由で、イベントが実現できました。ありがとうね、 バアチャン!


 亭主が単身赴任だし、長女はもう6年生だし、長男は週末は野球の練習と試合で、このところいわゆる”家族イベント”とは縁遠い我が家。

 長女は、親と家計をおもんばかってか何も言いませんが、ストレートな長男はよく文句を言っています。「○○君はハワイに行ったことがあるんだって!っていうか、クラスのみんな、結構外国行ってるよ!」とか「△△のカードゲーム、みんな持ってるよ!」とか・・・・。

 そういうことを聞くと、私のあまのじゃく精神がムクムクと・・・「他所は他所、うちはうちでしょ!?」と切り捨てて、スッキリします。


 自分自身が、”ひとりっ子”で”老人と同居”という、ちょっと変わった環境で育ったことが、心のどこかで誇りだった気がするので、我が子達にも、何でも人並みに与えることが良いとは思わないからです。

 もちろん、当時は「どうしてうちは、キャンプしないの?」とか「みんなの持っているホッピングやローラースルーゴーゴーを買ってくれないのはヒドイ!」とか「流行りのコートが着たいな・・・どうして私のは祖母のお下がりなんだろう?」とか、当たり前の不満は持っていましたが、長い目で見て、別に損はしていないし。誇りは守られたし。

 今になって振り返れば、逆に他所の人に「ピンポンちゃんみたいなことしたい!」とか「ピンポンちゃんの持っているアレ欲しい!」とか、やっぱり言われていたのだろうし。


 ともかく、普段はケチンボのママにギュッと首根っこ捕まれているこどもたち。バアチャンやパパと一緒に出かけると、色々おねだりしているようですが、そういうメリハリも大事かな!?ということで、お許しくださいませ〜〜





8日(火)
 「こども未来博」というイベントに行って参りました。
 北海道商工会議所の100周年記念行事ということで、けっこう力の入ったもののようだ、と思い、前売り券を買って、夏休みのイベントにしようと、狙っておりました。
 実は、先日のバイオリン教室サマースクール中に、留守番の長男はおじいちゃんと一度行っているのです。ただ、開幕して最初の日曜日だったので、混雑して大変だったと・・・。

 今日は、長男曰く、この前より空いている!この前2時間待ちだった「3D映像館」が45分で見られるって!と、まずは狙い通り。
 しかし・・・・暑い!日陰で並べるとはいえ、風が通らないと暑い!

 私は身軽に動けることを重視して、ウエストポーチ一つに最低限の持ち物で出動したのですが、パンフレットやら、クイズに答えた景品やらで持ち物が増え、一時は指がちぎれるかと(苦笑)。
 いつもなら、汗拭きのタオルやらスースーするガムやら団扇やら扇子やら、雑多なものを大きなバッグで持ち歩く私なのに・・・とっても不便でした。

 結局、お昼に屋台でお好み焼きを買ったら、スーパーでくれるようなビニール袋に入れてくれたので、「お兄ちゃん、その袋、も一つ頂戴!そう、その大きい方を!」とおばちゃんパワー炸裂。


 肝心の展示については・・・・それぞれ精一杯にブースを作り上げてらっしゃる事はわかるんですが、やっぱりちょっと地味でしたね。でも、日程の狙いが良かったのか、ちょっと待てばすぐに体験したり、触ったりできるモノが多く、楽しめたと思います。
 AIBOのサッカーは、良いタイミングでアナウンスを聞けたので、最前列に座って見ることができ満足。
 アイスシェルターは、天国のように涼しく、800万円で個人宅にも作れると聞いて、妄想(?!)
 癒しを与えてくれる、パロちゃん。やんちゃそうな男の子が、ママにいくら促されても離れずになで回していて、思わず微笑んでしまいました。そのママ曰く「○○くん、これ35万円なんだって。お小遣い貯めたら?」・・・ちょっとこれにはウケました。

  トヨタのi−unitに乗ってみたかったけど、整理券を待つペースがつかめず。もう一度行く予定があるので、その辺を押さえて、ちゃんと楽しみたいです。


 それにしても、暑かった!次回は保冷剤とおしぼりと、日傘と、大きくて軽いバッグと、小さな椅子を持っていこうかな!?まるで、少年野球の観戦みたいな装備になっちゃうけど!




7日(月)
 暑いでしゅ〜〜北海道で、こんなに骨太な暑さを経験するのは、久しぶりでしゅ〜〜。
 先月までは、日中がかなり暑くても、夕方には涼しい風が吹いたりして、「所詮、北国だね」なんて言えたのですが、ここ数日は、朝から夜まで、ずうっと暑い。きちんと暑い。これでもかと暑いデス・・・。


 我が家の扇風機は、とてもスタイリッシュで、1/f (エフブンノイチ、と読む)ゆらぎ機能がついている、かなり高級な機種なんです。これは、長女がお腹にいる年の夏が暑く、電気屋に駆け込んだら「もう、これしか残っていません」と言われ、悔しいけれど「共稼ぎをナメンナヨ〜」と大枚はたいて買った品だからです。

 今日も朝からその扇風機さんに活躍してもらいつつ、天気予報をみていたら、「札幌での最高の気温は12年前の今日に記録されています」なんて言っていました。そうそう、あの夏ですよ、確か!?


 冬は、北国の方が、室内は暖かくて過ごしやすい、と言われますよね。建物も暖房設備も、充実しているから・・・って。本州の方が、寒波が来ると室内まで寒くって大変だって言いますよね。
 その反対の意味で、北国でこうも暑いと、本当に過ごしにくいです。エアコン(冷房)はもちろんありません。「冬を旨とした」住宅事情なので、南や西に大きく窓があり、家中がムンムンしてます。

 そんな中、私はセッセと編みもの中。少しでも風の通るところを探して、キャスター付きの椅子で家中をウロウロ。首都圏に住んでいた頃、どうやって自分は凌いでいたのかな〜思い出せませんけど、37年間の人生で、自分用のエアコンがあったのは1年だけですから、なんとかなるはずぅ・・・と唸って過ごしてます。

2日(水)
 先月末は、毎年恒例の、長女のバイオリン教室のサマースクール(2泊3日)でした。我が家は今回で7回目です。

 我が子の成長ぶりは、親バカではありますが本当にめざましく、長女は気が付けば教室でもお姉さんの部類に入り、いい演奏をしてくれました。
 さらに、1年に1度会う、よそのお子さん達の変化は、とても楽しく幸せな気分にさせてもらえます。オムツをしていた子が、立派に合奏していたり、親にベッタリしていた子が、お姉ちゃんと一緒に寝るから、ママはバイバイ!とか言ったり・・・。

 長男はバイオリンをやっていないので、連れて行っても退屈してしまい、3〜4回目の参加の頃から、お留守番をしてもらっています。
 亭主が休みを取れたときは、ビッチリ父子で過ごしてもらっていましたが、今年はとうとう、2泊とも両方の実家を渡り歩いてもらいました。迎えに行くと本人はケロリと「楽しかったよ!」の一言。そういった面で、彼も成長しているんだな・・・と感動しちゃいました。
 ただ、面倒をみさせられた、ばあちゃんじいちゃんは、結構ヘロヘロになってしまったようですね。ごめんなさい、そしてありがとう!



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