ときど記
編みながら、あれこれ思ったこと。 季節感と生活感。 2007年1月

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30日(火)
 お友達のlykke(リュッケ)さんに教えてもらった、ニットカフェの記事から、ピンポンも参加することにしました・・・・・”ニットで雪まつり!あったか雪の結晶展 in さっぽろ赤レンガカフェ”

 もともとは、アフター5に空いているスペースを利用して、お勤め帰りの人向けのニットカフェが開かれていて、そこから発生したイベントのようです。
 興味はあったのですが、なにせアフター5といえば主婦のもっとも多忙な時間帯・・・(そもそも”アフター5”という言い回しは生きてますでしょうか?)
 ただ、担当の方が私と同じ名字でいらっしゃるあたりから、なにかご縁がある気がして、思い切って、雪まつり初参加です。

 今日は、出来上がった作品を、事務所の方へ搬入させてもらいました。思いっきり、札幌のビジネス中心街へ・・・これが意外と緊張してしまいましたよ〜〜
 札幌で育って、人生のほとんどを札幌で暮らしていますが、勤め人をしていた2年間は市の郊外へ車通勤だったので、ビジネス街には縁がなかったんです。
 すぐそばのデパートやホテルは利用するし、道に面した1階の銀行なんかは入るけど、いわゆるオフィスビルの一室を訪ねていくなんて、東京での学生時代のバイトの面接を思い出しました。
 走っていったわけではないのに、妙な汗をイッパイかいて、モジモジしちゃいましたよ(照・恥)。





29日(月)
 ”傾向”ではなく、”確実な”暖冬を実感している札幌ですが、今日は一日中シンシンと降り積もりました。午後から特に本降りとなり、30センチ以上積もったのではないかしら・・・
 普通、冬は冬中、一日中、曇っていて雪がちらついていて、風が吹いている気がするのですが、今年はたま〜〜にドカンッ!と(今日のように)降って、あとは穏やかで、暖かい日が続くのです。
 雪かきが楽ってことは、冬期間を除雪で生計を立ててる人が困っているわけだし、暖かいってことは、防寒具を売っている人が暇で困っているわけで(あれ?私のこと!?)、物事には表裏があるのをしみじみ思います。
 それにもっと地球規模で、心配すべきことから、目をそらせなくなってきた気がして・・・・。
 とりあえず今は、夜更かししないで、早く電気を消して寝ることにします。おやすみなさい。




28日(日)
 こどもたちが小さい頃、子育ての先輩として両親や義母に「私(や亭主)は小さい頃、どうだった?」とよく尋ねたものです(聞かなくても話して聞かせてくれましたし)。
 身体的なこと(体格や健康状態)は勿論、性格的なこと(人見知りしたかとか、活発だったかとか)も、色々と比較しては「やっぱり似ているね〜親子だからね〜〜」と確認(安心?)して、やってきたものです。


 ところが段々こどもたちが育ってきて(現在長女小6・長男小3)、私自身が当時どんなこどもで、何を考えていたか、覚えがある段階に入ってきますと、ちょっと複雑です。
 私だったら何を欲し、何を拒否し、親をどう思い、世の中をどう思っていたか・・・・かなりハッキリと思い出せるので、目の前にいる我が子達と遠い日の自分とを、重ねたり透かしたりして、日々過ごしている感覚があります。
 そうすること自体は、人間として記憶がある以上当たり前のことなんですが・・・・どうしても都合良く、良いところは似て欲しいし、悪いところは似ないで欲しい(似ていることを認めたくない)ような感情に襲われます。

 そもそも、親子とはいえ別個の人格。本人たちの有りの儘を受け入れてこそ、正しい関係を築けるのでしょうが、つい「我が子≠自分」な部分を否定したくなったり。

 あとは、「どうしてこの子は、こうなのでしょう??」と呆れ悩むようなとき、深く沈殿した記憶の中に「我が子=自分」を見つけてしまったときのショックとか!!

 あるいは自分が「良いところ」と思っている部分も、本当にそれで「良い」のか!?
 例えば「協調性がある」のは「良いところ」と思って生きてきたけれど、「自己主張が無い、NOと言えない」という「悪いところ」とも思える気がする・・・・とか。

 ・・・・悶々。


 子育ては自分育て、という言葉を以前よく聞きましたが、本当にそう思います。
 我が子に合わせて、もう一度生き直している気がしてきます。
 ここでまた、親たちに尋ねれば、私(や亭主)の主観とはさらに違った当時の私(や亭主)の姿も見えてくるわけで、その上、その頃もきっと同様に悩んでくれた親の恩があるわけで、幾世代に渡っての「生き直し」が映し鏡のように延々と・・・・・。

 新生児を見て「眉毛はママ似だね〜足の指はパパと同じだね〜」と、気楽に言っていた頃が懐かしいです・・・・


 特に、子育てで大問題が起きているわけではありませんが、ちょっと、考えちゃってる今日この頃です。




22日(月)
 長かった小学校の冬休みが、とうとう終わりました。北海道は夏休み=冬休みで25日前後あるのですが、今年は特に長かった気が・・・札幌の小学校だけらしいが・・・。
 長女はとうとう6年生の3学期。親子の話題も、「中学に行ったら・・」というものが多くなってきました。「ついこの前入学したのに」とは思いませんけどね。「いつの間に、こんなに大きくなったのだろう」とは思いますね。


 ところで先週、義理のおじさんが亡くなられました。私たちの結婚式で「恋の町札幌」を歌ってくれた粋なおじちゃん。小さい孫たちに見送られて、旅立ってしまいました。
 亭主は連絡をいただいてすぐにお参りすることが出来たのですが(ちょうど出張で帰宅していた)、葬儀には都合が付かず、代わりといってはなんですが私とこどもたちとで参列させてもらいました。
 初めて、葬儀から荼毘に付すまでの「お葬式」を経験して、こどもたちは緊張気味。さらに納棺のためにお花を供えさせていただいて、強烈に「死」を感じたようです。長女は義母と一緒にいて気丈にしていましたが、長男はさりげなく私にとりすがってきました。私は「死んじゃうって、辛いね。普段から『死ね』とか『死んじまえ』とか、言ってはいけない言葉だって、感じたよ・・・」と、その時思ったことを話したのですが、ものすごくグッサリと彼の胸に刺さってしまったようで、もう一度泣かせてしまいました。
 悲しいことですが、こうして順々に経験を重ねていく・・・・そしていつの間にか、大きくなっていくのでしょうね。
 おじちゃん、安らかにお眠りください。





12日(金)
 長男は、無事に林間学校から帰還しました。
 基本的に”楽しい”3日間。タップリの積雪の中、雪中オリンピック・雪中ハイキング・雪中山登り・・・を満喫できたよう。
 でも、どこかやっぱり”大変な”3日間。途中、体調を崩しかけたり、野外活動では仲間に励まされて、やっとの事で山頂にたどり着いたりしたそうです。
 「みんなとは、仲良くできた?ケンカとかはしなかった?」
 「うん、すんごく仲良くなった子も出来たし、ケンカで泣いたりはしなかったよ」
 「あら、それじゃあ他には泣いたの?『寂しいよ〜ママ〜』って?」
 「それはないよ!・・・ただ、どうして、悲しくないのに、涙ってでちゃうんだろうね・・・・あまりに、いろいろ頑張って大変で気持ちが弱くなっちゃったからかなぁ・・・・」
 ・・・・うんうん、良く頑張ったね!良い経験できたんだね!行って良かったね(行かせて良かったです)。


 まるまる2日半、テレビともゲームとも隔絶され、他人に揉まれていた彼は、とりあえず帰宅後は2段ベッドに籠もってゲームを貪っておりました(苦笑)。

 さらに翌日は、ちょうど良いタイミングで、ゲーム好きのお宅へ久しぶりの訪問というスケジュールが・・・・!
 全身筋肉痛になるほど、激しくゲーム三昧で、すっかり現代っ子に戻ってしまったようです(大苦笑)。




9日(火)
 昨日までの3連休は、年末に続いて季節はずれの嵐模様。それが過ぎるとやっと、北海道の冬らしい気圧配置になってまいりました。
 つまり、一日中ダラダラと、雪が降ったりやんだり。気温はもちろん氷点下のまま。それが3〜4日続くのが当たり前という、「天気予報を見る意味のない日々」。これでこそ北国の冬ですよ!
 ・・・・とはいえ、嵐で被害のあった地域もあるようですし、交通機関にも混乱が出たり、冬山で遭難されたり、シビアなめに遭われた方には申し訳ないです。都会のマンション暮らしゆえ、こんな風に呑気に風物誌を語らせてもらえるということは、重々わかっているつもりです。
 それでも、あまりに冬らしくなかった先日までのことを思えば、乱暴な言い方ですが、地球全体としてはきちんと冬になってくれた方がいい気がする、ということです。


 さて、そんな”冬”を満喫しに、長男が林間学校に出かけました。
 積極的で、物怖じせず、いつも自分の興味関心へ一直線!!の彼ですから、大自然の中での様々なカリキュラムをこなすという点では、全く心配ないのですが・・・・いかんせん、基本的生活習慣の確立していないところが、親として心配というか、恥ずかしいというか、申し訳ないというか。
 食べたら食器を下げなさい。くつしたを脱いだら居間に放置しないで。トイレは済んだら流して電気を消して。靴は揃えて。バスタオルは洗濯籠へ。歯を磨け、顔を洗え、ウガイ手洗いをしろ。
 ああああ、無事に生かすことを優先してきたら、9才になったのにこんなことばかり言わすような、そんな育て方しか出来てないんか・・・・・私にとっても、反省の2泊3日になりそうです。




6日(土)
 遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
 今年も、昨年同様、ピンポンつつみをよろしくお願いいたします。

 札幌は、異常な少なさの積雪です。
 例年ですと、12月中に雪が少なくても、正月を迎えるに当たってお天道様がちゃんと調節なさるのか、キレイな雪化粧の神宮を初詣できるものなのですが・・・。
 年末に1回だけ、一晩で40センチも降ったきり(それも、その直後に大雨が降り、雪を溶かしてしまいましたし)なので、幹線道路はすっかり乾いていて、夏と同じような運転が出来ます。
 生活は快適ですけど、なんだかもの足りないんですよね。異常気象への不安もありますし。


 せっかくの新年ですから、抱負を語っておきます。
 編みものの新境地を開く!オーダーもお受けしつつ、自分なりに編んでみたかった作品に取り組む。夏も!
 ピアノを、「レッスン再開したばかりで・・・」のレベルから、「現役バリバリで弾いてます!」のレベルへUP!
 子育てモードを、「思春期対応」にシフトチェンジ!長女も中学生になりますからね・・・・今のところ、全然良い子なんですけど、いつでもドンと来い!って感じの器になっておきたいです。
 あと、少しは痩せる・・・・






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