ときど記
編みながら、あれこれ思ったこと。 季節感と生活感。 2007年3月

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30日(金)
 春休みを満喫!ということで、ドラえもんの映画を観てきました。レディスデーを活用して、札幌のど真ん中のシネコンで。
 ・・・・どこにこれだけ親子連れがいるんだ!?少子化なんて冗談だろう!?ってくらい、こどもと保護者で溢れかえっていました。ビックリしました。

 映画の内容は、さすがによくできていて、私は毎年泣かせてもらっています。今年は”友情”というより”母と子の愛情”がフューチャーされていて、3回も泣いてしまいました。お恥ずかしいですが、いいんです、ヨガに汗をかきに行くようなものですから・・・。

 私の隣には、3〜4才の女の子とジジババが3人で座っていました。おそらくお孫さんは初めての映画館なのでしょう。予告編が続いて「次こそドラえもんかな?あら、違ったねぇ。お水あるよ、飲むかい?」と孫の機嫌を取るバアチャン。「さすがに中学生はいないって感じだな」と会場を観察するジイチャン。とうとう本編が始まると、奇声を上げて手拍子する孫・・・・先が思いやられました。
 でも、こども向け映画のよいところは、みんながお互い様だということ。長男も、独り言で解説入れたりしちゃってますし・・・。おしっこに立つのも、赤ちゃんが泣いちゃうのも、有り!面白いところでは会場中が大爆笑(欧米か?!)。それら全部ひっくるめて、ちゃんと楽しませてくれるように出来てるんですね・・・・。
 結局隣の3人は、話がシリアスになると孫はウトウト。バアチャンはオカキを取り出しパリポリ。ジイチャンはかなり真剣に話についていってらっしゃいました。また来年も連れて行ってあげてね!って、心の中で応援しちゃいました。





27日(火)
 「3月31日はオーケストラの日」というキャッチフレーズを、「のだめカンタービレ」のアニメ放送のサイトで見つけました →  http://www.orchestra.or.jp/orchestra_day/
 私の地元の札幌交響楽団も、このイベントに参加しているということで、こどもたちとお友達も誘ってえっちらおっちら恵庭市まで出かけてきました。

 オーケストラのリハーサルを見学できるという、私にとっては最高に幸せなイベント。
 曲はドヴォルジャークの9番”新世界より”、指揮は有名な尾高さん、さらに無料!・・・で、申し訳ないくらいエンジョイしてきました。
 ただ・・・・見学に来ている人が、我々以外に20人もいたかどうか。宣伝不足ではないでしょうか?マイクで説明してくださる尾高さんや、団員の皆さん、丁寧に受け付けてくださる担当の方に申し訳ないような気持ちもしました。
 でも冷静に考えると、平日の昼間に、札幌から車で1時間の隣町まで、リハを見に来られる人は、そう多くないかもしれませんよね。以前、定期演奏会の前日に、市内の本番のホールで行われた公開リハ(やはり無料)には、結構多くの人が集まっていましたが・・・・

 このリハの成果は、年内に全世界で発売されるCDで聴くことが出来るそうです。そのCDはドヴォルジャークの8番と9番のカップリングになるとのこと!実はわたし、9番より8番の方が100倍好き(自分の結婚式で流してもらったほどです)・・・・8番のリハ公開があったら、どんな地の果てでも聴きに行きたいなぁ、なんて思っています。
 ちなみに尾高さんのコメントで印象に残ったのは・・・・「ドボ8番と9番を収めたCDというのは、これまであまり無いはず。というのはカラヤンが『僕の”第9”は70分だよ』と言ったので、ソニーの盛田さんがCDの規格を初めに70分にしてしまったから。でも今は技術も進んできて、2曲のシンフォニーを入れて80分のCDも作れるようになったからね!」デス。
 CD以前にも、ドーナツ盤のレコードに丁度入る曲が急に世界に広まった(モツアルトのアイネクライネナハトムジークとか、ここでもやはりベトベン第9とか)という話は聞いたことがありましたが。
 ベトベンやモツアルトは演奏会の尺は考えて作曲したかもしれませんが、まさか記録媒体の容量までは思いも及ばなかったでしょうね・・・・





26日(月)
 昨日の日曜日は、札幌では気温が10度を超え、久々の陽気だったみたいです。
 「みたいです・・・」って他人事なのは、私はほとんど外気に触れないで過ごしてしまったから。
 すっかり治ったつもりのインフルエンザですが、長男共々、体力の衰えを痛感。春休みに入って、正直気が緩んでいるのもありますが、「寝ていてよいなら、寝かせて〜〜」という親子に堕落してしまいました。



 そんな中、長女はちょっと早めの新学期始動@バイオリン教室。
 2月始めに行われた発表会で、教室全体の合奏も披露され、半年にわたって練習してきた曲も終わりになり、この時期が「新編成&新曲スタート」なんです。

 彼女は大変に合奏が楽しいらしく、何よりも優先してこの合奏練習(月に一度・日曜日)に駆けつけています。学校・学年は違うけどバイオリンの練習(の苦労)でつながった友情の友達に会えること・・・そしてなにより、アンサンブルの楽しさを、幼いなりに強く感じ取っているからだと思います。

 中学に入ったら、生活の配分が多少なりとも変わるでしょうし、バイオリン弾く時間あるのか!?という不安もあります。でも卒業式の所信表明で長女は言ったんです「中学に行っても、今やっている音楽を続け、部活も勉強も頑張ります」と。
 私自身が、「中学行ったら、きっとピアノ弾く時間無いよ」という言い訳で、一旦音楽を手放してしまっている(そして直後に猛烈に後悔した)ので、彼女のやる気を支えたいと思います。
 アンサンブルを知ってしまうと、音楽って飛躍的に、病的なほど楽しくなりますよね〜〜私も結局中学で、そういう所(吹奏楽部)へ吸い寄せられ、没頭したことが最高の思い出なので・・・・♪




22日(木)
 長女が小学校を卒業しました。
 この日を迎え、私自身、あらかじめ想像していたよりも、爽やかな、晴れやかな気持ちで証書の授与を見守りました。
 6年間というのは、けして短い時間ではないと思うのですが、同じ会場で緊張しつつ、はしゃいでもいた入学式と情景がダブり、「こんなに大きく立派に育って・・・」という感慨が溢れました。
 お友達・先生に恵まれたり苦労させられたり、色々な局面はありましたが、全般的には穏やかな6年間を過ごさせてもらえたと思います。何よりも、最後のクラス・お友達・先生の絆が温かいものになり、満足感を持って卒業できることが幸せだと思います。
 「終わりよければすべてよし」


 直前に長男と私がインフルエンザで倒れ、長女本人は学校でも家庭でも感染の危険にさらされながら、なんとか卒業式に臨むことが出来ました。
 校長先生も式辞の中で「例年は全校練習を4時間は行うのですが、今年は1時間しか出来ず、まさにぶっつけ本番でしたが、みんな立派でした」と妙なコメント。
 そういう意味でも、思い出深く、ホッとするというか、やっと清々できるというか、気持ちのよい空気の流れる式でした。


 さあ、春休み。進学の準備も着々と進行中。制服・カバン・上靴・体操服・・・・
 長男も4月から4年生。あのボンズが、高学年の仲間入りとは・・・・不思議です。とりあえず、これまで習った漢字をマスターしてもらいます。私は教育ママではありませんが、自分の信念として、漢字が使える方が人生が豊かだと思うので、これだけは譲りません!!



19日(月)
 またも、あっという間の一週間。でも今週は、大変ヘビーな一週間でした。


 結局、長男は月曜に「インフルエンザ・A型」の診断を受け、「予防注射していない&タミフルは飲まないと決めている」の闘病の一週間。タミフルと違う、シンメトレルという特効薬は飲みましたが、3日間くらいで耐性ができるとのことで、あとはとにかく対症療法。
 40度の熱が18時間続いたのを山場に、その後も土曜の昼まで軽く38度以上の発熱。
 ほとんど無い食欲。赤い顔をして、お布団にジッと挟まっている姿は痛々しく・・・でも、良く頑張りました。
 よく考えると、ここまでしっかりインフルエンザに罹患したのは生まれて初めての彼。9才半でそこそこ体力もありますし、ここで一度罹っておいて、結果的によかったのでは、と私は思っています。

 というのも、私も火曜日からジワジワと発熱。水曜の朝に、寒気が絶好調になってしまいました。
 潜伏期間を考えると、長男のがうつったわけでなく、私も先週のうちにすでにやられていたのです!這うようにして「また来ました〜〜〜今度は一人で・・・」と小児科へ行くと、医者も苦笑い。
 いまだにハァハァ言っている長男と、同じように症状が推移するとして「今夜から明日の夕方までピークが続くのか!?」と思うとたまらず、横浜の亭主にSOS。
 「休み取れました、これから飛行機乗ります」というメールを確認してタミフルを服用(万が一私が暴れたとき、亭主なら押さえてくれるだろうから)。実家の母も、炊き出し配達完了。さあ、どっからでもかかって来やがれ、と覚悟を決めておりましたら・・・・あれ?
 一晩で2回大汗をかいて、翌木曜には、ケロリと治ってしまったのです!

 長男とは、ウィルスの型が違ったのかもしれませんし、タミフルが強力に効く体質なのかもしれませんが、やはり、「これまでにインフルエンザに罹ったことが有るか無いか」の違いが一番大きいと思いました。
 ビバ免疫、ビバ抗体抗原反応・・・!!



 そして我が家には、もう一つ別のストーリーが・・・・そう、長女が「今からインフルエンザにうつると、卒業式がヤバイのでは?」という、ハラハラドキドキの物語です。
 しかしこれも、結果から申しますと、見事にクリア!長女は、この、濃い〜いウィルス漂う家で暮らしつつ、全く感染の気配無く今日を迎えています。

 彼女は普段から、風邪をひいても酷くならず、熱が出ても一晩で下がり、水疱瘡も、はしかも、おたふく風邪も結局うつったのかどうか、不明なまま12年生きてきているのです。
 3年前に「これは流石にインフルエンザでしょう!」と病院へ駆け込んでも検査で陰性・・・・痛い思いだけさせられて(涙)。
 これは亭主に似た体質のようで、とにかく健康。医者いらず。たとえ何かに罹っても、最小限のダメージで復活する・・・羨ましいくらいです、二人とも。この調子に亭主に似ると、長女はきっと大人になったら、かなりのイケル口に育つんだろうな・・・・(それはちょっと違うかしら)



 ともかく、各方面からの応援もあって、なんとか無事に、明日の卒業式を家族で迎えることができそうです。
 皆さん、ご心配おかけしました。ありがとうございました・・・!!!





11日(日)
 あっという間の一週間。久しぶりに、毎日用事のある日々でした。

 月曜日は担任の先生への、卒業記念品を買いに行った〜〜
 火曜日は6年生の最後の参観日。学年で「感謝の会」を開催してくれた〜〜
 水曜日は仲間と卓球。このサイトのタイトルも卓球好きから来ているよ〜〜
 木曜日は送別ランチ。その後長男の授業参観〜〜
 金曜日はやっとプライベート・・・・予約しておいた「ホットヨガ」
 土曜日は6年生の食事会。飲まずに二次会まで行くのも慣れた〜〜
 日曜日は野球の練習のはずが、長男熱出し看病だ〜〜
 トゥリャトゥリャ・・・・・

 なんとか乗り切ってきましたが、ここに来て病人発生。こどもたちの学校も、学級・学年閉鎖が出てはいたのですが、ギリギリで我が子達は免れてきたのに、ここで長男がもしインフルエンザだったとして、長女にうつったら来週の卒業式は・・・・逃げ切れるか!?・・・・スリリングです。
 インフルエンザでなくても、熱の続く風邪や、リンゴ病も流行っているそう。長男の周りもバタバタとやられているようですし・・・・
 心配していても仕方ないので、とにかくウガイして、栄養のあるモノ食べさせて、換気して加湿して、罹ってしまってもそれも思い出、と諦めてあと一週間頑張ります、頑張らせます。






4日(日)
 片手に乗るサイズの、我が家のお雛様。コタツの上に持ってきて、バアチャンが送ってくれたお菓子を食べながら、ささやかにお祝いしました。

 写真を撮ってから、「三人官女の並びはこれでよいのか?」と検討し、結局訂正しましたよ・・・長女が小学校で飾り付けをしてきたので、ちゃんと覚えていたんです。あっぱれ公教育。






1日(木)
 逃げるように2月が過ぎて、あとは去るばかりの3月が始まってしまいました。

 暖冬で雪は少ないし、冷え込みもひどくないのですが、やはりまだ真冬。「春めいた」とか「ウキウキと」とか言うキーワードには、さすがにほど遠いのが札幌の現状です。
 なので、まだ少し、落ち着いていられますね。これで梅が咲いたりふきのとうが出てきたりしたら、焦りそうですね・・・・だって、我が家には卒業生がいるのですもの。

 長女は、最寄りの公立中学へ進みます。制服も指定ジャージも揃えました。
 そこは、私の出身中学でもあるんですよね〜〜保護者向け説明会に行くとき、ちょっと嬉しかったです。校歌も校訓もいまだに覚えている自分!あの頃のままの校舎!懐かし〜〜

 最近は札幌も私立への中学受験が盛んになってきていて、私の頃には無かった学校も出来ていますし、以前は高校からが主だった学校も、中高一貫を特色に、募集人数を調整したり、色々な変化があるようです。
 でも、まだ公立が主流です・・・・だと思います・・・・よく分からないんですよね、その辺の事情が。塾に行かせていないし・・・・ただ、人数で言えば、長女のクラスは大多数(8〜9割くらい)が公立へ進むようですよ。
 この辺の校区は教育熱が高いと言われていますが、私の分析では、この辺は市の中心部にほど近い上、マンションが増えており、
  大企業の社宅(借り上げを含む)や、公務員の公宅が多い。また地場の企業の社長さんも多い
    ↓
  転勤族が多い。跡継ぎも多い
    ↓
  教育熱心。比較的、学校の雰囲気も落ち着いている
    ↓
  首都圏へ戻る可能性のある転勤族が、選んでやってくる・・・・(ぐるぐるとエンドレス)

 こんな図式があるように思えます。かなり独断で斬っておりますが(苦笑)。
 お陰で、地域原住民は、教育に関しては、心配事少なく過ごさせていただいています。ちょっと、熱心すぎる空気にビビる時もありますが・・・・。こどもに対して無関心すぎる風潮よりは良いと思うことにしています。
 ただ、本当に、人の出入りが多い! 3月は寂しい寂しい送別の日々。ずっと前から決まっていた人、突然の異動の人、お家を建ててマンションから出て行く人、もっと違った教育環境を求めて動く人・・・・・原住民は切ないですけど、皆さんの前途を祝うしかありません。みんな、元気でね〜〜〜(T T)/~~





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