ときど記
編みながら、あれこれ思ったこと。 季節感と生活感。 2007年12月

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24日(月)
 暮れも押し迫ってまいりました。主婦の皆さんは、何となく気忙しい頃ですかね。
 ・・・・なんて、他人事のように言うのには訳があります。

 結婚してからずっと、年越しは夫の実家へお世話になっています。
  我が家に誰かを招くこともないので、大掃除はチャッチャッと。
  おせちも一部作ったことありますが、買うことも多い。
  最初の年にしなかったので、それ以来タイミングを逃し続けて飾ったことのない注連飾り・・・・。

 そんな”温い年越し”に甘えて14年経っております。世間の主婦の方に申し訳ないです。

 私が子供の頃は、母と義母とがずっと立ち通しでおせちを作り、お歳暮で届いた塩数の子の皮をむくのが子供の仕事で一番の楽しみで・・・・
 紅白は見たいけど、どうしても眠くて途中でダウン・・・・
 明けた朝は、どこから出してきたのか朱塗りの盃で、お屠蘇をいただく・・・・
 そんな、正式な年越しをしていた気がします。

 毎年、「よし!あんな風に伝統をこどもたちへ受け継がなくちゃ!!」と気合いは持つのですが、つい現代風に易きに流れております。

 さらに今年は、亭主の単身赴任先へ押しかけての、横浜年越し!2年ぶり!
 なので何よりもその旅の支度の方が気がかりで、家のコトはまあいいか?となってしまいます。

 生活全体が、雑多なモノ・用事に覆い尽くされていて、なかなか整理の付かないまま人生が進んでいることに、ちょっと焦りも感じますが、急にスッキリの方へ方向転換して、無理を感じてもそれも納得のいくものではないはず。

 常に心のどこかで”こうありたい”とさえ思っていれば、いつかタイミングが整って少しずつ”こうあるべき”に変わっていける・・・・そういうスタンスで、今年を終えて来年に向かいたいと思います。


 って、格好良さげに書きましたが、つまり今まで通り流れていくってことになりますか?!(苦笑)





20日(木)
 腱鞘炎もどきは、もう全く心配ありませんからね〜〜(笑)。

 ・・・・突然すいません。前回の記事に反響が大きかったので、まずは連絡からと思いました。



 札歩路に掲載されてから、いろいろな方からご注文・お問い合わせをいただきました。

 今回は、連絡先をこのHPしか載せておらず、インターネットはやらないという方が「クスクスオーブンさんにて販売中」との一語を頼りに、お電話かけてくださったり、札歩路の編集部に問い合わせてくださった方も多かったと聞いています。

 そういった方々には、一手間も二手間もおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。
 (また、クスクスオーブンさんや編集部の方にも、ご面倒をおかけしたわけで・・・)

 やはり、私に直接繋がるような連絡先を載せるべきだったか、ちょっと後悔しています。
 でも自宅の電話番号は、やはり抵抗あるし、携帯での通話って苦手だし・・・おいおい(苦笑)。

 HP中心で活動していく、という点はブレないつもりでおりますが、今回はネット外でたくさんの方にお買い上げ・ご注文いただけたことも確かなので、少し揺れています。

 まだしばらくは、あちらこちらにご迷惑をかけながら、ドタバタと♪ピンポンつつみ♪をやっていくことになるかと思います。どうぞ長い目で見てやってくださいませ・・・。




17日(月)
 雪もそこそこ降ってきて、やっと冬らしくなってきた札幌です。

 編みものするのも捗りますね〜〜座椅子に座ってコタツに入って、湯たんぽに足先を押しつけながら、ぬくぬくヌクヌク・・・・編んでおります。

 しかし先日、腱鞘炎になりかけました!左手の親指が、動きが悪くなってビックリしました。

 私の編み方は、自分で言うのもおこがましいですが、「余計な力の全く入っていないモノ」という自信があり、どこも痛くなったことがなかったので、少しショックです。

 その時は、太い糸を強めにグイグイと編んでいたのですよ。それも少し急ぎ気味に。
 大人のくつしたのつま先部分です・・・もうすぐ編み上がる!!という嬉しさで、つい、力が入ってしまったのでしょうね・・・

 幸い、湿布を貼って、丸1日で治りました。プクリと腫れていた部分がスッキリと痩せ、何の違和感も無くなりました。
 (だけど、「ママは今日、洗い物出来ないから〜〜」と言い訳して、夜ご飯を外食しました、エヘヘ・ゴメンナサイ)


 札歩路の反響で、いろいろな新しい出会いあり、知ることの出来た世界あり。家に籠もっている私には、とてもよい刺激です。
 それらを自分なりに消化しつつ、さらに良いもの編みたいな〜〜〜と、頑張ってマス(フンガーー鼻息)






11日(火)
 先日発行された「札歩路」の反響は大きく、あちらこちらから連絡をいただきました。

 ご注文・お問い合わせも多く、連絡先をクスクスオーブンさんにしておいたため、お店の方にも随分お世話をかけました。
 ちょうど、クスクスさんでの販売は、在庫僅少のためお休みしていた矢先だったので、せっかくお店に来てくださっても、「あら〜〜無いの?残念だわ」とがっかりされた方も多かったとのこと。
 申し訳ありませんでした。
 大人用くつした1足を編むのに、2週間ほどかかりますので、春も夏もずっと編んでいるのですが、なかなかストックが溜まりません。

 HPからご注文いただければ、順に編ませていただきますが、「コンピュータは苦手よ」という方にどうアプローチすればよいか、考えるキッカケとなりました。・・・・なんてココに書いても仕方ないのですが。ちょっと言い訳チックになっちゃいました(苦笑)。



 知人からの「見たわよ〜〜」というメール・電話も相次ぎました。
 さすが発行部数432000部・・・・北海道新聞を取っていなくても、「札幌新聞」というPR版がペラリと配られるようなので、かなりの部数になるようですね・・・・

 そうやっていただいたメールの9割が「美人に撮れているわね!」という一言付き。

 ・・・・・本当に、自分でもそうは思っていますが、ここまで高確率で言われると、ちょっと複雑なピンポンでした。



6日(木)
 本日発行の、道新生活情報誌「札歩路」に、♪ピンポンつつみ♪が掲載されています。

 取材させてください、と言われた時には、ひっくり返りそうに驚きました。
 素人相手の”どっきり大作戦”か!?とさえ・・・・

 記者の方に、「素敵ですね!手作りなのにお安いですよ!!私も欲しいデス!!」などとおだてていただき、すっかり木に登ってベラベラとお喋りしてしまいましたが、上手にまとめていただき、本日の発行となりました。

 記事を見て、こちらへいらしてくださった方々。
 お調子者でおっちょこちょいの私ですが、どうぞよろしくお願いします。
 これからも、編みものを精進して、♪ピンポンつつみ♪らしい作品を、飽かず倦まず作り続けていこうと思っております。
  


4日(火)
 3日前の12月1日(土)、私は一世一代の舞台をつとめてまいりました。

 ちょこちょことココでも書いてきましたが、ピアノの演奏会に出演してきたのです。
 場所は札幌コンサートホール”キタラ(小ホール)”。某音楽教室系列で個人レッスンを受けている生徒を対象にした会でした。

 世界的にみても音響の良いホールである”キタラ(小ホール)”を、日頃頑張ってお稽古している生徒達に経験させよう、という主旨だそうで、先生に推薦されないと出られません。
 私の先生が、その系列に属していることもあり、チャンスを与えてくださいました。

 演奏は、自分では聴くことが出来ませんが(録音・撮影禁止なので)、練習のどの時よりも、弾けた気がします。
 とにかく音が良い。ピアノは大きく、舞台は明るく、天井は高く、自分の出した音が天使になって、神様の方へ立ち昇っていくよう・・・・ウットリ・・・・
 曲はショパンのバラード1番。
 言い尽くされたことですが、ショパンの曲はピアノの魅力満載。演奏者は譜面に沿って、ショパンの意図した作戦を、ピアノで再現すればよいだけです。
 私なりの拙い技術で、それを精一杯やったわけですが、ピアノとホールというハード面が、自然に私をサポートしてくれるので、きっと練習より良く弾けたのだと思います。まさしく”キタラマジック!!”
 こうして、噂に聞いていた”小ホールで演奏する魅力”を味わい尽くそうとするうち、緊張もせずに弾き通せました。

 他の出演者は、殆どこども。私と同じ”一般”というカテゴリーの人さえ、20代なのでしょう・・・若い!
 どの方も、さすがに推薦を受けて来ただけあり、ミスタッチの少ないこと。
 それに比べたら、私はポロポロと音は外すし、フィナーレの見せ場も失敗しましたが、曲を壊すような打鍵はしないで済んだと思いますし、何よりオバサンパワーで、グイグイと曲を展開させることは出来たので、大満足です。


 弾き終わってみて、人に感謝するって、こういう感じなんだ・・・・と実感が湧き続けています。
  週末の夜だというのに、家族の都合を付けて聴きに来てくれた友達。
  どうしても行けないけど、応援するね!と念を送ってくれた友達。
  「聴いていて涙出たわ・・・よく頑張ったわね」と褒めてくださった先生。
  主婦業・母業が疎かになっても、我慢してくれたこどもたち。
  あたたかい目で見守ってくれた夫、姑、両親。

 私は本当に果報者だと思います。ありがとうございました。


   お花もたくさんいただきました。ウレシイ!





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