編み始めたきっかけ


 こどもたちが、冬でも思う存分遊ぶために、ウール100%のてぶくろくつしたを編んで身に着けさせてください・・・それはうちの子の入った幼稚園のポリシーでした。

 一年を通して、外遊びを重視した保育、という点に期待して入園させましたが、あまり細かいリサーチをしたわけでなく、入園してからそのことを知ったのです。1999年のことでした。

 とはいえ、手編みができるお母さんばかりでないのが、今のご時世。
 幼稚園とその父母会では、編みもの講習会をしていましたし、バザーにはボランティア(わずかな材料費は支給されます)で編んでもらったてぶくろ・くつしたが出品され、飛ぶように売れていくそうです。

 そんなわけで、私もはじめは必要に迫られて編みました。くつしたなんてその時初めて編みました。
 とりあえず我が子の手と足に、各2足ずつ
    ・・・・・あら、カワイイわ。これは、ハマルわ!・・・・・そう思った覚えがあります。

 父母会の活動の中で、何かひとつはお手伝いをする、というのもこの園の特徴ということで、ならばと編みもの講習会の企画運営のメンバーに手を挙げたのも、今思うとなにかの縁でしょうか。

 こうして、防寒小物を工夫しては編む日々が始まったのです。