科目名

建築構法I

英語科目名

開講学科

建築学科 

配当学年

1

単位

2

開講学期

2015年度 後学期

担当者

湯本 長伯

必修・選択

必修 

授業の概要

<教育目標>

建築物の基本的な成り立ちを理解させた上で、具体的に建築物をモノとして成り立たせている構造および構成するための技術を学ぶ

<授業の概要>

建築の中心機能を支える空間を、床壁天井屋根といったエレメントでどのように構成して行くか、建築要素の仕組み(Building Element System)として先ずは建築を捉える。木質構造、RC構造、鋼構造、組積構造、等々の各種を俯瞰的に捉えた上で、各種構造と各部構造に分けながら総合的に講じる。特に我が国の建築構造の中心を成す、RC(鉄筋コンクリート)構造から、建築空間と建築要素の関わりを講じて行く。若干の課題実習を含む。
 
講義・簡単な演習・スライド等、時に外部講師による講演含む 

授業計画

内容 架構と各部(BE床壁天井/柱梁=囲覆支)
 
@09/15 オリエンテーション 建築のものとしての成立ちと構成
A09/29 架構 力を受ける大きな構造
B10/06 各部(床壁天井)構法と接合部 材を繋ぐ仕組み/仕口・継手 
C10/13 材料特性,Fe,Con.,木、材料と構造法/弱みを補い合う
D10/20 荷重(外力)・変形・応力、地盤、鉛直・水平、雪・風・地震
E10/27 小テストー1(構荷重変形応力、架構、各部、各種、
F11/10 各種構造1 RC鉄木という材料の特性と構造 RC>鉄木 

G11/17 各種構造2 鉄木・混合造 特性・弱さを補い合う構法,小テスト-2
H11/24 RCで四阿を造る (課題-1)>剛接合の特性
I12/01 小テストー2(荷重、変形、地盤、山留/課題-1チェック+課題-2
J12/08 各部構法(テキスト)  床天井の役割と構法HPシェルを造る(課題-2)
K12/15 各部構法(テキスト)> 壁の役割と構法 (小テストー3
L12/22 各部構法(テキスト)  屋根の役割と構法> 液状化実験(-3レポ
M01/20 各部構法(テキスト)> 木構造 日本の木材特性と木構造 2×4等枠組壁構法 LVL・集成材構法(小テストー4 (レポートA4
N01/27 まとめ/課題・小テストの追試 拾遺:新組積造、軽量構造 

<受講にあたっての留意事項>

特には無いが、授業内に小テストやレポートを課すことがあるので、筆記用具を忘れないようにして下さい。 

<達成度評価の方法>

基本的な事項を理解しているだけでなく、そのことを関係者に伝える能力を持つことが必要なので、表現できる能力を涵養するようにする。
 
1.基本的な構造を理解する
2.理解していることを、関係者に伝えられるようにする(表現力を養う)
3.理解したことを基に、新しい建築物の構造を組み立てられるようにする(設計力を養う)。 

<プログラムの達成目標と対応>

基本的なことを理解するだけでなく、自分で基本的な構造を組み立てられるようにする。 

授業を受ける前の準備学習等

建築の構造的成り立ちに興味関心を持てるように、日頃心掛ける。 

成績評価

以下の配分で成績を評価する
定期テスト なし  小テスト(数回に分けて行う) 50  レポート(制作を含む) 50   

教科書

建築学会編・構造用教材 

参考書

随時、指示する 

オフィスアワー

毎週火曜日、第5時限(授業後)に、質問や相談に応じる 

備考

講義時間中に、理解のため実習を行うことがある。
>>
@RC部材を用いた四阿の構成(模型制作)
A直線材で構成する曲面構造=HPシェルの構成原理(模型制作)
B観察:地盤の液状化現象に関する実験 

URL

http://www.arch.ce.nihon-u.ac.jp/~yumoto/000/koho.html
その他、整備が出来次第に公知する