以前、公開していた yaslideshow-1.7.0-1.fc31.ys.src.rpm は、GTK3 を使用しています。私はずっと GTK を使ってきました。GTK2 のプログラムを GTK3 対応に変更する時はたいへんでした。GTK3 のバージョンが進むたび、コンパイル時に deprecated の文字が...。「GTK+ 4 Reference Manual」の "Migrating from GTK 3.x to GTK 4" を見ると、大量の "Stop using to ..." や "Adapt to ..." が。
GTK を使い続ける自信がなくなってきました。もう、Qt かな。
と言うことで、qyaslideshow は初めての Qt、慣れない C++ で作られました。
感想: Qt すごい。何でもそろってて、使いやすい。Qt Creator の補完もよかった(私は今まで emacs only)。C++ 強力。
基本的に、GTK版 yaslideshow と見た目や動作は同じです。
●ごく一部のアニメーションファイルに対応します。
通常の画像のみでなく、アニメ GIF と MNG に対応します (正確には、QImageReader がサポートする画像フォーマットと QMovie がサポートする画像フォーマット)。
APNG (アニメ PNG) は標準では対応しませんが、公開されている(https://github.com/Skycoder42/qapng
) APNG 対応プラグインをインストールすれば、APNG も表示できます。
インストールするには、ダウンロードしたソースコードのトップディレクトリで次のようにします。
$ qmake-qt5 qtapng.pro $ make # make install
●画像の切り替え
通常の画像のみのディレクトリを指定すれば、qyaslideshow は普通のスライドショーとして動作します。すると、今までに作られたスライドショーに比べて見劣りしそうだったので、画像の切り替えにいろいろな効果をランダムに適用するようにしました。
qyaslideshow で、少しだけ切り替え効果の種類が増えました。
●XScreenSaver に対応 (ビルドしてできる、qyaslideshow-xss をインストールして下さい)
改造版 xscreensaver を使用すれば、
設定ダイアログで、文字列が日本語で表示されます。
このプログラムは Fedora41 用です。
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