京都・大阪レポート(8/25インテックス)

夏の締めである大阪のイベントに合わせて、友人と一緒に前日に出発。
ところが、その日は朝からやらかしてしまったんですよ。
7時46分のひかりだから、余裕を見て、6時50分過ぎにくらいに出ればいいや・・・。
と目覚ましをかけたのよ。でね、かけ間違えたの(T.T)
ベルが鳴ったのは6時半。
さすがに顔色悪くなりました。どうにか7時前に出て、やれやれと思ったらその日は土曜日。休日ダイヤでしたの。
ダブルショック!!(゜◇゜)ガーン
6分後にようやくきた電車に乗って、最悪、5分前には東京に着く計算で、でも焦りました。
どれくらい私が焦っていたかというと、車窓から見えた賃貸マンションのベランダに出されていた『空室』の看板を『密室』と読み違えるほど。(一体どんなマンションだ・・・って)
とにかくバタバタとしながら10分前には東京に着き、「やれやれ、お弁当くらい買えるじゃない」と新幹線のホームに向かっている間に同行者のMさんは泣きそうな声で我が家の留守電に「田村さーん・・、まだ寝てるとかじゃないよねぇぇ。新幹線出ちゃうんだけどぉぉぉ」とメッセージを吹き込んでいたのでした。

そんな波乱の幕開けで、どうにかこうにか予定通り大阪に向かった私たちは、以前テレビで見た京都の貴船の川床で流し素麺を食べるという企画を遂行すべく、荷物を置いて京都に逆戻り。貴船へと向かったのでした。
だが、しかし、私たちは京都に嫌われていたの・・・。
乗るバス、乗る電車にことごとく振られる始末。
最悪なのは貴船でバスを40分も待っていた事かしら。だって15分ごとに来るって書いてあったから信じてたのに・・。
それでもどうにかこうにか、流し素麺をやっている川床料理屋さんに到着。
2時過ぎの遅いお昼となりました。
さて、そこでのMさんと私の会話がちょっと笑えるものに・・・・。

渡された札に書いてあった番号。
30分程待つと言われたが、思っていた以上に早く、20分程度で流し素麺の行われるテーブルに着いた。店のアルバイトだろう若い男から、手前ではなく向こう側に流れてくる素麺を取る事。ピンク色の面が出てきたら終了である事などの諸注意を聞きながら、有栖はパキリと割り箸を割って目の前の流れを嬉々として見つめた。
「なぁ、流し素麺って初めてなんか?」
「ああ。やった事はねぇな」
「俺は流し素麺は結構プロなんやで」
「へぇ・・・」
「小学生の頃よぉやったもんや」
「そりゃ頼もしいな」
「あ、火村、ほら、流れてきたで。一つ目は流すから君、取れよ」
「判った」
水の流れる竹の中を流れてくる素麺。火村は言われた通り、有栖が通過させた一つ目の素麺を箸で掬った。初めてにしてはまぁ、上出来と思える程きちんと掬えた。が、しかし。
「わ・!あかん、取りこぼした」
「!」
取ったすぐ後に声と同時に流れてくる、明らかに自分のものではない素麺は麺バラけた状態で火村の前を流れ去っていく。
「ああ・・・これだけしか掬えんかった・・・。あ、またきたで、火村、先とってええからな」
「・・・ああ」
不安を抱きながら火村は言われた素麺に箸を伸ばす。ついで流れてきた有栖の分の麺。今度のそれはうまく取れたようで、有栖は嬉々として素麺を啜る。その姿を見て火村はヤレヤレと思いつつも、自分の器に入れた素麺を啜った。
だが、しかし・・・
「あ、しもうた!」
「・・・・・・・」
「ああっ!!ばらけてしもうた!!」
「・・・・・・・・・・・・・・」
失敗は偶発性のものではない事はすぐに判明した。
次々に流れてくるばらけた麺。
自分の分をしっかりと取りながら、更にその後に流れてくる麺を受け止めた火村の箸を有栖はじっとりと振り返って見つめた。
「ほら・・・・・・」
「おおきに!!」
器の中に入れられた麺を有栖は嬉しそうに啜ってこう言った。
「いやー、この順番で座って良かったわ。あ、火村、来たで」
「・・・流し素麺はプロじゃなかったのかよ」
言った途端、ゴフッとむせた音が聞こえた。
けれどその次の瞬間、有栖は高らかにこう言ったのだ。
「小学生の頃やからしゃあないんや!それに流しても君がちゃんと受け止めてくれるって信じてたんや!」
「・・・・・・・・・・そりゃ、どうも」
言いながら火村は心の中で思っていた。確か、自分は流し素麺は初めてだと言った筈なのだ。
けれど勿論それを口にする事はなく、火村は向こうから流れてきたピンク色の麺に「最後みたいだぜ」と呟いた。

とまぁ、自分が火村なのはやぶさかではないんですが、言い回しを変えてるだけの上記の会話をしていたんです、私たちヽ(´・`)ノ フッ…(笑)
でもおいしかったです、流し素麺。
京都での電車やバスはとことんついてなかったけど(;^^)ヘ..
でもその分なぜか大阪での電車はついていて、私たちの出した結果は『大阪には好かれている』でした。
ええ、串揚げリベンジもしっかりしてきましたよ。並びは当たり前の覚悟で八重勝に行ったの。
多分15本は食べた。ほら、昼が素麺だったから(苦笑)
「きっとこれは神様がそうした方がいいって言う事だったのよ」「すごいよね、私たちって、計画的!」とか思う辺りがやっぱりアリシストなんだなとしみじみ思いました。
ちなみにその後、天王寺のホテルに宿泊だったので、酔った勢いで「どうしても阿倍野の歩道橋を渡って帰る!!」と言い切り、その上でアンティークビーズのアクセサリー屋さんに嵌り、買い物をしたのでした。
綺麗でしたよ。ちなみにそこのお兄ちゃんに「ここでこういうのをやっている所があるってお友達に言って下さい」と約束してまけてもらっちゃいました。地元の方、よろしければどうぞ。(約束は守ったぜ、兄ちゃん!)

翌日はインテックス。
天王寺の朝は優雅でした。
「あっちが夕陽丘かなぁ」とかいって最上階のラウンジでゆったりと朝食バイキングなんかとっちゃって(*^^*ゞ
会場にも思ったよりも早く着きました。ちょっと癖になりそうです(苦笑)
スペースまで来て下さった方々、本当に有り難うございました。
そうそう、せっかく行ったついでとばかりに天保山の「食いしん坊横町」に行ったんですが、とても混んでいて入れませんでした。今度はそれがリベンジか?
しかし、何だかツアレポと言うよりも食い道楽の旅とか、食いしん坊万歳日記みたいになっちゃったね。
はははは・・・・・。
なし崩しで、終了ぉぉぉぉ・・・。