ロストバージン 1997/11/30

人に対する興味とは別にその人のロストバージンはどんなとかいつとかいうことに少なからぬ興味を抱くが、それは私だけか。

何故かというと意志の問題だからである。いつ生理が来たとか言うのもそれなりに興味を引かないではないが、それは別に意志とは関係ない。台風と同じ自然現象であって、人間性はそこには現れない。

これに反してロストバージンをいつどこでかを決めるのは大概自分の意志による。意志によらない(典型的にはむりやりとかいう)場合でも、どうしてそういう状況になったかという背景までを考え合わせれば、人間性がある程度は現れる。


実はここまでは余談。

ロストバージンという言葉は割と一般的と思うが、ロストというのは「失われた」と言う意味で、もともと価値があるものがなくなるという意味である。日本語でも「喪失」とか言うが、処女はもともと価値であってそれを失うという意味がこの言い方にはまだ残っている。つまり、この言い方は否定的な意味を元々持っているということである。

童貞は捨てる、処女は失う、こういうのを美しい日本語というのかも。


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