怪しい基準 2001/07/21

ごく最近出会い系のサイトのライトなやつを利用している。

ごく最近というのはここ数ヵ月のことである。前に別のところにも書いたが、私くらいのトシになって来るとここ三年以内くらいのことは最近である。昨年のことは大体覚えているが、二年前から五年前くらいのことがいつだったのか良く分からなくなって来る。すごいね。五年前なんて小学生で言えば高学年が低学年の時ことを思い出すようなものである。六年生にとって一年生の時のことなんて、同じ人間の記憶とも思えないくらい遠い昔の話である。でも、単調な生活のあたくしにとっては最近のこと。というかトシのせいで記憶力が相当悪くなってもいる。

出会い系サイトのライトなやつというのは具体的にはエキサイトのことである。エキサイトについてはやはり別のところに書いたが、ユーザとして考えた時に非常に良く出来ている。まず写真はいっさい載せないが、その人のイメージの顔アイコンを選ぶようになっていて、メールとか自己紹介とかのところにはそのアイコンが必ずつくようになっている。顔アイコンは結構かわいい絵が揃っているので、実際はへちゃむくれで見るに耐えないような顔だったとしても、なんかかわいい子と話をしているような気分になってくる。そして自分の名刺と言って自分についての簡単なプロフィールが書けるが、その構成がまた絶妙。いろんな出会いサイトがあるが、うまいと思う。例えば体型を選べるようになっていて、女性の場合、スレンダー、ふつう、ナイスバディ、ぽっちゃり、こがら、ないしょ、から選ぶようになっている。また自己評価欄というのがあって、かわいい度、きれい度、家庭的度等を五段階評価で自分でつけられるようになっている。自分でつけるというところがまたポイントで、ウソもつけるし、ホントのことも書けるということ。そしてそれらの情報はどこでも書くことはできるけれども、空欄にしておくこともできる。自由度はある意味少ないがポイントをうまく押えていて優れている。ライトの意味は説明するまでもないね。簡単に書くとあくまでフレンズだから基本的には友達探しの場ということ。まあ友達にもいろいろあるけど。

エキサイトの基本的なルールとして本名はNG、また住所等は明らかにしないよう推奨されている。さらに会うことは非推奨。ここのところ、出会い系サイトで出会って軽率に会いに行き、殺されるなどの事件が数多く報道されたためであろう。とは言え、入力はできるので、本名を入れようと思えば入るし、住所も同様。会うことなんてネットと全然別の話なのでもちろん容易に可能である。(不思議と私はもう四ヶ月とかやっているのに一人も会ったことがない。)

私がそこで使っているのは一応ハンドル、本名は漢字だがハンドルはカタカナ。つまりヨシダナオヒロである。そして住所は町名までは書いてある。東京都武蔵野市吉祥寺南町。

さて、私が出したメールの返事で次のように書いてきた人がいる。「ハンドルは本名ですか。住所は実際の住所ですか。なんとなく怪しげですね」正確な文面は覚えていないがそんな意味。

いつから本名(に近いハンドル)や実際の住所を載せると怪しげな人ということになってしまったんだろうか。YUKARIやレナちゃん、あげくはチャリンコ星人、璃梨依なんてのがまともで、住所も壷の中、地球外なんてのがフツーの感じなのかね。

ていうか簡潔に言おう。怪しいのはおまえだ!


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