M4A3 3081563 ジオラマ (タミヤ)
タミヤ模型の M4A3 シャーマン戦車 3081563号車 のジオラマ です。この3081563号車は写真CDに当時の写真を拝借して並べてありますが、バルジの戦いでドイツ軍にやられて擱座した車体です。乗員は助かったのではないかという話ですが、当時の写真では、使えるものはランプだ機銃だ外してしまい、荷物も下ろしきった状態の姿をさらしています。タミヤは何でこのような悲惨といってもいい車体のデカールを貼るような模型を選んだのでしょうか。デカールとして絵になると思ったのでしょうか。
CDの当時の写真通りにジオラマにした方がいます。それにはかないません。ここではシャーマン戦車から荷物を下ろし、装備を外している途中の様子を表すようなジオラマにしてみました。ジープを加え何とか満足がいくできというところまでに1年半もかかってしまいました。
M4A3・ジープいずれもライト部はクリアパーツにしてあります。ペリスコープおよびそのガードを追加しています。荷物もレジン製を多く使っています。キャタピラは可動のBRONCO製品を使っていますが、結局は接着して可動ではなくなっています。ジープは、レジン製のチェーン付きタイヤやジュリ缶等に変えてあります。
車体はどちらも台座にボルトで取りあえず固定してあります。ハッチなど可動にした所と接着固定した所があります(というか製作途中、わざわざ可動にした部分が折れて固定せざるを得なかったのですが)。注意が必要です。ハッチの取っ手はあらためて金属線で付け直したものと、タミヤ方式そのままのものがあります。フィギュアにも首がまわるように接着固定してないものがあります。
車体にウェザリング塗装などもやりましたが、雪を加えていったらほとんど意味がなかったという具合になってしまいました。雪景色は微妙な色など吹き飛ばしてしまうようです。一応車体・フィギュアともラッカー塗料で塗った後、エナメル塗料で墨入、細かい所の直しをやっています。
フィギュアは相当苦労して色塗りしました。最高とまではいきませんが、まあまあの塗りができたと自分では思っています。ところが、フィギュアもオランダドライフラワーの樹木も取り外して写真を撮ると、当時の寒々した雰囲気が感じられて、案外そのほうがリアルに見えたりします(写真I)。いずれも金属線でさしてあり、オランダドライフラワーはいつ折れてバラバラになってもおかしくないですから、いっそ引き抜いてしまったほうがいいかもしれません(今度は寂しい気になりますが)。