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USB MIDI used PSoC3 & PSoC5LP

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USB機能付のPSoC3でのUSB MIDIの実験

＜概要＞

　このコンテンツは、PSoC3を使用したUSB MIDIの実験です。
　USBのベンダIDはないので、実行バイナリの配布はありません。
　PSoC1の実験コードをPSoC3で動かしてみた。
　（PSoC5LPにデバイスを切り替えて生成し直すだけで動いた。）
　PSoC3(PSoC5LP)にはUSB MIDIモジュールがあるが、PSoC1には用意されていないので、
　PSoC1,PSoC3,(PSoC5),PSoC5LP共通で扱えるものをということで。
　（さて、PSoC4はどうしたものか。）

＜構成＞

• USBFSモジュールを使用。
• USBFSのコンフィグレーションを利用。
  (用意されているUSB MIDI APIは使わない。)
• UARTモジュールを使用。
  
• Clockモジュールを使用。
• 送信ポートをOpen Drain Lowに設定して、簡略化。(但し、動作は未確認。)

＜回路例＞

　PSoC1の実験コードの回路例をご参照ください。
　KIT-001を使用して、なんとなく動いたので公開。（勿論、何の保証もありません。）

ダウンロード

• USB MIDI used PSoC3 & PSoC5LP Last update 2023/12/24
  
  配布内容
  • usbmidimain.c, usbmidiain.h (USB MIDI のメインルーチン)
    ビットフィールドの4ビットニブルのビット位置が異なったので書き換えと
    data変数名がNGなので書き換え。基本PSoC1と同じ。
  • usbmididrv.c, usbmididrv.h (USBFS, UART デバイスインターフェース)
    PSoC3用。（PSoC5LPもそのままでOKだった。）
    
  • usbmidi.c, usbmidi.h (USB MIDI データ形式変換処理)
    ビットフィールドの4ビットニブルのビット位置が異なったので書き換えと
    data変数名がNGなので書き換え。基本PSoC1と同じ。
  PSoC1のサーキュラバッファは、UARTモジュールのFIFOに置き換え、
  ディスクリプタはコンフィグレーションを利用なので、配布ファイル数が少ない。
  
  履歴
  • システム・コモン・メッセージパック化処理修正。(2023/12/24)
  • PSoC5LPで動作確認ができたので、タイトルなど修正。(2013/4/13)
  • 2バイトメッセージ受信バグ修正。(2012/10/27)
  • 公開(2012/7/15)

GitHub

• PSoC3_5LPUsbMidi

＜ビルド手順＞

• PSoC Creator 2.0を起動してProjectを作成。
• TopDesignでUSBFSを配置。
  
• ハード設定
  • Pinを設定。
    
  • Clockを設定。
    ILOを100kHz
    IMOをOSC24MHz
    USBをチェック
    PLLを48MHz
    
• USBFSのConfigure
  • モジュール名をUSBFSに変更。
    
  • Device Descriptor
    • Device Attributesを設定。
      Vendor ID:0xFFFF
      Product ID:0x1
      Manufacturing String:Private
      Product String:Midi Cable
      
    • Configration Attributesを設定。
      Max Power (mA):100
      Device Power:Bus Powered
      Remote Wakeup:Disabled
      
    • Interface Descriptorを選択して削除。
      
  • MIDI Descriptor
    • Enable MIDI Class APIのチェックを外す。
      
    • Audio Controlを選択して追加。
      
      • AC Headerを選択、設定して追加。
        bcdADCを256
        bInCollectionを1
        baInterfaceNrの[0]に1
        
    • MIDI DescriptorsにフォーカスしてStreamingを選択、設定して追加。
      bInterfaceNumberを1
      
      • MS Headerを選択して追加。
        
      • MIDI In Jackを選択、設定して追加。
        bJackTypeをEMBEDDED
        bJackIDを1
        
      • MIDI In Jackを選択、設定して追加。
        bJackTypeをEXTERNAL
        bJackIDを2
        
      • MIDI Out Jackを選択、設定して追加。
        bJackTypeをEMBEDDED
        bJackIDを3
        bNrInputPinsを1
        baSourceIDの[0]を2
        baSourcePinの[0]を1
        
      • MIDI Out Jackを選択、設定して追加。
        bJackTypeをEXTERNAL
        bJackIDを4
        bNrInputPinsを1
        baSourceIDの[0]を1
        baSourcePinの[0]を1
        
      • Endpoint Descriptorを選択、設定して追加。
        EndpointNumをEP1
        Intervalを0
        Max Packet Sizeを64
        
        • MS Bulk Data Endpoint Descriptorを選択、設定して追加。
          bNumEmbMIDIJackを1
          baAssocJackIDの[0]を1
          
      • Endpoint Descriptorを選択、設定して追加。
        EndpointNumをEP2
        DirectionをIN
        Intervalを0
        Max Packet Sizeを64
        
        • MS Bulk Data Endpoint Descriptorを選択、設定して追加。
          bNumEmbMIDIJackを1
          baAssocJackIDの[0]を3
          
  • Device Descriptor
    • Configuration Descriptorにフォーカスして
      Add Interfaceのpull downからMIDIのMIDI Interface 1を選択
      
    • Configuration Descriptorにフォーカスして
      Add Interfaceのpull downからMIDIのMIDI Interface 2を選択
      
  • OKでConfigure終了
    
    ※一部ディスクリプタのトータルの長さが同じにならないのだが．．．
• TopDesignでUARTとClockを配置。
  
• ハードを設定
  • Pinを設定。
    
• ClockのConfigure
  • モジュール名をClockに変更して値を設定。
    Frequencyを250kHz
    
• UARTのConfigure
  • モジュール名をUARTに変更して値を設定。
    Advancedタブ
    External Clockを選択
    Buffer Sizeを送受信共に128
    Hardware TX-Enableのチェックを外す
    
• Tx_1出力ポートのConfigure
  • Generalタブを選択して設定。
    Open Drain, Drives Lowを選択
    
• ダウンロードしたファイルをmain.cのフォルダへ展開してプロジェクトへ追加。
  
• main.cを編集してビルド。
  usbmidimain.hをインクルード
  CyGlobalIntEnable;のコメントを外す。
  usbmidimain()の呼び出しを追加。（行きっきりなので、forはいらないけど。）
  

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