ぺしゃんこ座りはやめましょう!!

ぺしゃんこ座り…ぺちゃんこ座り…おばあちゃん座り

とまぁ、いろいろな呼び名がありますが、足を外側に広げて内股になって座る座り方ですね。
この座り方、日本女性には大変多いようです。
私がマナティのお客様達を見ている限り、8割ほどはいらっしゃるように思えます。

これ、癖になってしまうのですね。しかも、ご本人は何の意識もなくいつの間にかいつも畳や
床に座る時はこの座り方をする癖が付いている…。
畳や床に座る生活をするのは日本特有でしょうし、しかも“お行儀”が悪いからと正座が辛く
てもあぐらをかくわけにはいかず、横座りかぺしゃんこ座りになってしまうのでしょう。

さて、ぺしゃんこ座りは骨盤に悪いです。
してはいけません。

どうなってしまうかと言うと。
骨盤の底が開きます!!

ここで、骨盤の話。
この骨盤、体にある骨としてはどうも存在感が薄いようですね。でも、骨格の一番“要”で
大切で大きい骨です。
なんと言っても、内臓を支えています。上半身の重みを支えています。
そして、骨盤の底は…ありません。骨がないのです。
骨盤は、底のないバケツのような形です。
でも…底がなければ内臓が落っこちてしまう!!さて、底はどうなっているのか?!
『筋肉』です。
筋肉でできていて、それが内臓をしっかり下から支えています。

ぺしゃんこ座りで骨盤の底が開く、に戻ります。
ぺしゃんこ座りを長年していた人は、すでに骨盤の底が開いて筋肉もゆるんでしまっています。
プロポーション的に言うと…後ろからご自分の“ヒップ(お尻)”を見てみましょう。
見事に開いているはずです。
(女性はみんな、きゅっと締まって上がったヒップ♪が理想ですよね。なのに、それとは全く
正反対の、開いて、開いたお尻と太ももの境目にはたっぷりお肉がつき“たれた”お尻
になってしまっているわけですよ〜)
骨盤の底の筋肉がゆるむとどうなるでしょう?
内臓が下がります。内臓が下がる…どんなことになるか?いろいろ考えてみましょう。
一つは年齢が上がるにつれて、尿失禁などが起こりやすくなります。
と言うことで、良いこと一つもないですよね〜!

骨盤が開く他に、膝が内向き、つま先が外向きになってしまっている方も多いようです。
膝がねじれていますから、そこに体重がかかっているので高齢になってから、もしかして膝が
変形し、痛むようになるのでは、と心配です。
膝とつま先はまっすぐ前を向いている方が良いです。

そこで!!
赤ちゃんを授かった女性は、骨盤の開きを矯正する絶好のチャンス!!!
妊娠したとたんに関節がゆるむホルモンが分泌され、もちろん骨盤も緩んでいます。
これは妊娠を維持し赤ちゃんの成長に伴い骨盤が開くこと(底が開くのではありませんが)
が必要で、出産の時は赤ちゃんの通り道のため、経膣分娩では一度骨盤の底が開きます。
さて、肝心なのはこの後です!
産後半年の間に急速に、さらに半年かけて(約丸一年くらい)骨盤も元通りに締まろうとします。
この期間、日常生活で正しい姿勢で過ごすこと、人によっては骨盤の底を締めるためのベルト
などをお使いになるでしょうし、それよりも骨盤底筋群のトレーニングで骨盤の底の筋肉を
しっかり締めてあげる!!
こうして、産後の一年を過ごせば…なんとなんと、自分で整体ができてしまう!
妊娠前より良いプロポーション(ナイスバディ!ひゅ〜!)になれるかも?!
そして、この期間に間違っても
“ウエストニッパー”などで、ウエストを締めてはいけませんよ〜!
ウエストを締めると、骨盤を締めるのとは反対のことが起こりますから。テコの原理ですね。

さて、ぺしゃんこ座りが癖になっている方は…今すぐに、もう一生、やめましょう!!
妊娠していなくても更に更に骨盤の底が広がっていきますよ〜…!

尿もれや骨盤底のお話がわかりますユニチャーム・尿もれケアナビ