妊娠中の重ね履きや下り物シート(生理用ナプキン)は、膣炎の元?!

妊娠中は「冷やしてはいけない」と、言われます。
お腹が冷える…羊水も冷えるそうで、胎児ちゃんはとても居心地が悪くなるのだそう…。
なので、冷やさないように、とショーツの上に冬ならタイツ、ガードル…と重ね履き、更に
下り物が気になる、とシートやナプキンをお使いになったりしていませんか?

この重ね履きの下着が、天然素材100%のものだったら、まだマシかも知れませんが…。
この日本では、リーズナブルな化繊の物が多く使われていると思われます。
肌に直に触れる下着は、綿が多いでしょうけれど。

化繊のタイツやガードルを重ねて履く、しかもシートやナプキン、中はどういう環境に
なるでしょう?
そうです、ムレるのです。
蒸れる…高温多湿のカビさん達がだーい好きな環境になってしまう!

人間の体には、常在菌と言って結構菌が棲み着いています。必要な菌もあります。
ただし、体が一定のバランスが保たれた環境であれば、菌達もバランスの取れた数で
あるはずです。
ところが、必要以上に特定の菌が好きな…繁殖しやすい環境になれば、体には困った
状況になります。
妊娠中は、妊娠を維持するだけでも体はそのためにエネルギーを使い、疲れています。
抵抗力が弱ると言うことですね。そもそも、菌にも犯されやすくなっています。
そこへ、悪さをする菌が増えればたちまち体が負けてしまいます。

さて、陰部で起こる上のような状況が膣炎を引き起こすことがあるそうです。
膣炎が起こり、ひどくなると赤ちゃんの居る子宮全体に広がり、そうなると妊娠の維持が
難しくなるので、赤ちゃんを外へ出そうという働きが起こるそうです。
『切迫早産』
ですね。

下着が汚れて不快であれば、枚数を多く用意してちょくちょく履き替える方が良さそうです。
お腹を冷やさないためには、腹巻き状の物やさらしの腹帯を使うと良いそうです。
できれば、パンストタイプのパンストやタイツは履かない方が良いそうです。
そして、足首を冷やさないように…。

と言うことで、膣炎には気をつけましょう。