立春  二十四節気を現代の天候から観る
(2016.01.13 掲載)


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はじめに
 「暦の上では」と語られる二十四節気。もともと中国からもたらされたもので,中国(大陸)と日本列島では気候が異なることから,日本の季節感には合わない,使うべきでない,という方もおられます。
 しかし,使われていることも事実です。
 そもそも季節の境がはっきりしているわけではないこと,また,二十四節気は,太陽と地球との位置関係をもとに決められていることから,天候に大きく関わっているはずです。
 そこで,二十四節気それぞれの時期を,現代の天候(気象データ)から眺めてみようと思います。ひょっとしたら使われる理由が潜んでいるかもしれません。
 今回は「立春」です。
 なお,二十四節気については,国立天文台天文情報センター暦計算室(http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/)に定義や算出方法が記載されています。

用いたデータ
二十四節気  毎年少しずつ変動しているので,2016年の日付に「頃」を付して用いました。
東京の気温  気象庁ホームページにある日別の平年値を用いました。

立春前後の気温の変動
 東京の1月1日から2月14日までの,日平均気温,日最高気温,日最低気温の平年値をグラフにしてみました(1図)。
 1月の後半に気温の一番低い時期を迎えます。最も低い時期と値は,

 日平均気温   1月14日〜21日   5.7℃ 
 日最低気温   1月23日〜28日  0.7℃
 日最高気温   1月18日〜27日   9.3℃ 

となっています。


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1図 1月1日から2月15日までの日平均気温,日最高気温,日最低気温の経過(平年値)

 立春(2月4日頃)は,この気温の一番低い時期をちょっと過ぎたころで,まだまだ気温は低い(寒い)時期ですが,少しずつ気温は上がり始めている時期であることが見てとれます。
 立春のひとつ前は「大寒」で1月21日頃。これは,もっとも寒い時期のほんの少し前といったところでしょうか。

 現代の気温経過に照らし合わせると,もっとも気温の低い(寒い)時期「大寒」を過ぎ,これから,少しずつ気温が上がっていく,寒い中にも,春への期待,春の始まりを感ずる,そんな時期が「立春」ということになります。

 二十四節気,今回は「立春」と「大寒」に触れましたが,使うのであれば,現代の天候ではどのような状況なのか,ということも意識したいところです。






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