寒露  二十四節気を現代の天候から観る
(2016.09.06 掲載)


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寒露

 岩波国語辞典(第六版)には,

 寒露 二十四気の一つ。陽暦十月八日ごろ。
    ▽草葉の露も冷たさを増す意。

と書かれています。

 いつものように,東京の日平均気温,日最高気温,日最低気温,降水量1o以上の日数,日照率40%以上の日数の平年値の変化を見てみましょう(1図)。
 秋分以降,気温のどんどん下がっていく時期(平均気温,最高気温,最低気温とも1.0℃/7days程度下がります)です。また,秋分のころには,日最高気温と日最低気温の差は6.0℃程度ですが,寒露のころから少しずつ差がほんの少し大きくなり,霜降のころには6.8℃程度になります。
 日照率40%以上の日数は,寒露のころから0.40を上回るようになり,その後も増えていきます。逆に,降水量1o以上の日数は減りはじめ,寒露を過ぎ,霜降が近づくころには0.20を下回ります。


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1図 9月1日から12月1日までの東京の降水量1o以上の日数, 日照率40%以上の日数,日平均気温,日最高気温,日最低気温の経過(平年値)


 日照時間は秋分過ぎの3.5時間を底に増え,寒露には4.0時間程度になり,その後も多くなります。しかし,全天日射量は大きくなりません。秋分のころには10MJ/uを超えていますが,次第に減り,10MJ/uを下回ります。日照時間が増えても全天日射量が増えないのは,日射しが弱くなっていくからです(2図)。

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2図 9月1日から12月1日までの東京の全天日射量,日照時間,降水量の経過(平年値)

 まだ日最低気温は17℃程度あり,「露も冷たさを増す」とまではいきませんが,寒露は,秋雨の時季から,晩秋,冬に向かうころ,といったところでしょうか。





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