立冬  二十四節気を現代の天候から観る
(2016.10.06 掲載)


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立冬

 岩波国語辞典(第六版)には,

立冬 二十四気の一つ。暦の上で冬が始まる日。十一月八ころ。

と書かれています。

 いつものように,東京の日平均気温,日最高気温,日最低気温,降水量1o以上の日数,日照率40%以上の日数の平年値の変化を見てみましょう(1図)。
 平均気温,最高気温,最低気温とも1.0℃/7days程度下がっていく時期です。また,日最高気温と日最低気温の差が,7.0℃程度と少しずつ大きくなります。立冬を少し過ぎると,最低気温は10℃を下回るようになります。
 寒露のころから増えていた日照率40%以上の日数は,霜降のころから立冬を少し過ぎたあたりまで,ほぼ一定(0.56程度)となり,その後,また,増えるようになります。日照時間も同様で,立冬前後ではおよそ4.8hrでほぼ一定となり,小雪のころから少しずつ(0.2hr/7days程度)増えていきます。太陽高度が下がっていくので,日照時間が増えても全天日射量は,0.1MJ/u/7days程度わずかながら減っていきます(2図)。


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1図 10月1日から1月1日までの東京の降水量1o以上の日数,日照率40%以上の日数,日平均気温,日最高気温,日最低気温の経過(平年値)


 寒露のころから減り始めた降水量1o以上の日数も,立冬の前後では0.19程度でほぼ一定となり,その後,また減るようになります。日降水量も,立冬の前には,1.0o/7days減っていたものの,立冬からしばらくはほぼ変わりません(2図)。

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2図 10月1日から1月1日までの東京の全天日射量,日照時間,降水量の経過(平年値)


 冬を前に,ちょっと小休止,そんなイメージを抱かせます。





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