春分  二十四節気を現代の天候から観る
(2016.03.03 掲載)


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春分
 言葉の意味は,昼と夜の長さの等しい日が一年に春・秋二回ある、その春の方の日。三月二十日ごろ。春の彼岸の中日(岩波国語辞典第六版)。2016年は3月20日です。
 今回も,東京の日別の平年値を用いて,「春分」のころの天候を確かめてみることにしましょう。
 日平均気温,日最高気温,日最低気温の平年値をグラフにしてみました(1図)。立春以降,気温は日を追うごとに高くなっていきます。春分の前後も,さらにその後も同様に高くなっていきます。
 しかし,よく見ると,上昇しているとはいえ,春分のころに少しうねっているように見えます。


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1図 2月1日から5月1日までの降水量1o以上の日数, 日照率40%以上の日数,日平均気温,日最高気温,日最低気温の経過(平年値)


 そこで,平均気温が7日でどのくらい上昇するのかを見てみました。
 3月の10日前後には7日で0.8℃程度上昇します。ところが20日前後には0.6℃程度と,わずかながら上昇が鈍化しす。そして3月の終わりになると1℃を超えて大きく上昇するようになります。最高気温や最低気温も同様に春分の頃に上昇の鈍化が見られます。
 また,「降水量1o以上の日数」は,2月はじめにのおよそ0.14から次第に増え,春分の頃には0.35ほどになります。その後4月にかけ,0.33〜0.35を変動します。2月はじめには0.7を上回っていた「日照率40%以上の日数」も徐々に下がり,春分の頃にはおよそ0.55となっています。

 北風で晴天の多い日々から,次第に晴れる日が減り,曇りや雨の日が増える状況が一段落するころ,少しずつ上がってきた気温がさらに一段と上がるころ・・・ 東京の平年値からはこんなことが伺えます。
 東京を対象に生まれたことばではないにもかかわらず,「春を分ける」ということが妙にあてはまっているように思え,ちょっと驚きました。





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