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青色が2017年の東京の降水量の積算で,一日の降水量に応じて段階的に増えていきます。一日の降水量が多ければ大きく増えますし,雨が降らなければ前日と同じ値となりますので,数日にわたり雨が降らなければ,その間グラフは水平になります。
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5月1日に1.0oの降水量があり(グラフではわかりませんが),その後10日に4.0o降り,さらに13日に27.0o降り,グラフが跳ね上がりました。大きく変化したところ(日降水量10.0o以上)を追っていくと,5月26日(14.5o),6月1日(15.5o),6月18日(11.5o),6月21日(45.5o),6月25日(10.0o),7月4日(15.0o),7月18日(10.5o)で,グラフが上がっています。5月1日から7月20日までの降水量の積算値(合計値)は184.5oです。
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一方,クリーム色は日別平滑平年値を用いて積算したもので,少しずつ値が増えていきます。5月上旬が3.0〜4.0o程度,5月半ばら下旬が5.0o程度,6月上旬に少し減り4.0o程度です。6月の半ばから梅雨の時期で,7月上旬にかけ6.0〜7.0o程度と大きく,傾斜も大きくなります。その後は減り,4.0〜5.0o程度になります。5月1日から7月20日までの平年値の積算値(合計値)は416.0oです。
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グラフ全体では,クリーム色の面積が大きく,雨の少ないことがよくわかります。とくに6月21日以降,その面積の差が大きくなっています。降水の期待できる時期(梅雨時)にあまり降らなかったことが如実に現れています。
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雨が降ってくれないことには,渇水の懸念は解消しません。しかしながら,盛夏期ですので,(台風の接近でもないと)多くの降水量を期待できません。
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入ってくる水が期待できないなら,出ていく水を減らすしかありません。節水を心がけましょう。
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渇水・水不足というと,家庭用水道を思いうかべる方も多いかと思いますが(家庭用水利用制限は最後に実施されます),農業や工業などの産業用水など多岐にわたります。学校のプールも影響を受けることがあります。
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ちなみに,大規模な渇水が生ずると,「渇水対策関係省庁連絡会議」が開催されます。厚生労働省(上水道など),文部科学省 (学校のプールなど),経済産業省(発電,工業用水など),国土交通省(ダム,河川など),気象庁(気象状況,予測など),環境省(河川等の水質など),農林水産省(農業用水など),防衛省(断水時の給水支援など)と多くの省庁が関わっています。メンバーは,局長,部長,審議官など高いポストの方々で,議長は内閣官房副長官補です。
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ところで,1994年の夏が著しい高温・少雨であったことを覚えておいででしょうか。
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このときの状況について,気象庁が調査報告をまとめています*。
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その中に,過去の少雨時の降水の影響についての記述があります。日別の値ではなく旬別の値を用いた議論でしたが,水稲への影響は,降水量より降り方による,2旬程度無降水であると,前後数か月の降水量が平年並あるいは平年を上回っても被害が生ずる,前後数か月の降水量が平年を下回っても,毎旬数o程度の降水があれば,被害は小さい,というような主旨の記述がありました(手許に文献がないので文言は異なっていると思います)。
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