茫漠たる 4月 中旬 編



4月11日(火) O−TEACHERの仕事!好き好き!(笑)

        本日も半日。でも今日から授業が始まった。2時間授業の後、生徒会入会式そして部活動紹介。
        まだ学期当初のため、相変わらず連絡事項多し。連絡している担任ですら迷うのだから、聞いて
        いる生徒たちなんかは絶対全部把握していないだろう(笑)個人的に、事務的な仕事はさっさと
        片付けたいタイプなのだが、生徒が相手だとなかなかそうできない。例えば学校保険の同意書。
        これなんか、親の署名と印を押して提出するだけなのだが、これがなかなか集まらない。すぐ
        忘れてくる。また2年生まで使っていた身分証明書だが、これも新しい3年生用のものを配布
        するに当たって、回収しなければならないのだが、これもまたよく忘れてくる。こういう回収物と
        いうものが、なかなか一度で集まらないのだ。毎日毎日同じ注意をしていると疲れてしまう。
        こういうことは長年培われてきた習性なのか、いくら注意されても全然懲りていないのだ。

        こういうルーズさはなかなか直らない。例えば生活習慣にしてもそう。もう3年生にもなったの
        だから、少しは改善しようという意識があっても良いはずなのだが、相変わらず遅刻欠席が多い。
        まだ始まって3日しか経っていないが、遅刻欠席がない日はない。この分では先が思いやられる。
        こちら側としては進路決定に向けて色々努力をしているのに、このルーズな出欠状況では、
        焼け石に水になりそう。少しは自覚を持って欲しいものだ。折に触れて話さねば...。

        というわけでまだまだ忙しい日々が続いている。今までの仕事量の120%増量(当社比)に
        なって、はっきりいってもうパンクしそうです。クラス担任としての仕事→書類回収・連絡網作り・
        清掃当番決定・時間割確認・1学期の進路関係の流れ表作成・頭髪服装検査の再検査指示・
        クレペリン検査未実施者への指示・個人写真再撮影者への連絡・写真名簿の作成・・・。そして
        次に分掌の仕事→PTA会員名簿の早期作成・PTA新聞作成の段取り。教科としての仕事→
        もちろん教材研究というか授業の準備(笑)・漢字検定の準備。コンピューター委員会の仕事→
        PRチラシ作り・予算内容の検討・・・・学校のホームページの更新!多分2月から更新して
        いない...まだ入試案内とか載せていたはず(笑)やばい(^^;)こんな自分のホームページばかり
        更新している場合ではない!・・・・とまぁ、死ぬほど仕事が山積しているのです。そして
        量り売りできるほどの会議の数(笑)本当に先生って忙しい...。


4月12日(水) はんこください!

        本日から本格的な授業。私もいよいよ今日から授業突入...と言っても去年から教えている
        クラスなので、なんの感慨もなく淡々と授業。それよりも今日の6時間目は
        部活動オリエンテーリングだったのだ。これは何かというと新入生が各部活を見学して廻る行事。
        昨今どこの部活動も部員不足に悩んでいる現状。少しでも部活動に入ってもらおうと生徒会主導で
        新入生に回覧カードを渡し、各部活動を3つ以上見て回ってもらう。そして見たという証拠に
        その部活動のところで判子を押してもらうのだ。別に強制じゃないけど、こうすることにより、
        新入生が半ば強制的に(あれ?やっぱり強制的か?)各部活動を見学する羽目になる。3つも見て
        回れば、どこかの部活に入りたいという気になるかもしれない...という作戦...いやいや
        振興策なのだ。

        というわけでO−TEACHERも判子を持って新入生を待ちかまえていたのだ(笑)えっ?
        何部の顧問かって?そう、今年度は2つの部活動を掛け持っているのだ!て言うか、先生も
        人手不足で、顧問も2つ3つ当たり前。1つは硬式テニス愛好会(笑)部員0。3年生が卒業して
        しまい誰もいなくなってしまったのだ。そこで今日は仲良しのT先生をたぶらかし(笑)
        テニスコートで、デモンストレーションとして、ひたすら打っていたのだ。すると新入生が
        ちょこちょこ見学に来る。そこで簡単な部活の説明をして勧誘活動開始。すると2、3人は
        入部してもよさそうな好感触。これでまたテニスが出来るかも...。しかし中には、全然
        部活なんか入る意志がなく、ただ仕方なく部活見学カードに判子を3つ押してもらいためだけに
        来るものも多い。そういうやつはこちらが部活の説明を始めようとすると、いきなり「はんこ
        ください!」と一言。お前は決裁を欲しがっている部下か?(笑)まっ、押しますけどね。でも
        せめて説明ぐらいさせろよ(笑)

        そしてその後、もう一つの顧問、パソコン同好会へと向かう(笑)こちらはマニアの集い。
        こちらもそこそこ盛況で見学に来たもの多し。というよりゲームのデモンストレーションが
        効いていた様子(笑)でも偉いのはパソコン同好会部長のS君。彼はこの部活動
        オリエンテーリングのために、徹夜して自作ゲームを改良していたのだ。すごい!その熱意を
        学校生活に向けて欲しい...と野暮なことは止めておきましょう(笑)というわけで本日
        O−TEACHERの判子は大活躍だったのだ(笑)


4月13日(木) 二者面談始まる

        今日のLHRの時間から二者面談を始めた。私と生徒の。やはりまだまだお互いのことを解って
        いないし、そして何より急務の進路関係の希望を把握しておきたかったので。少しずつ慣れつつも
        あるが、まだ何となくクラスになじめない子とかもいるので、そういうところも聞いて
        おきたかった。とりあえず一人5〜10分でスタート。でもわずか7人しかできなかった...。

        でもつくづく思ったのは、やはり一対一で話してみなければなかなか解らないものだということ。
        実際に一人一人と話してみると、見た目より意外と明るい子だったりとか、堅実でしっかりとした
        考えを持っている子だとか、進路関係ですごく悩んでいるとか、そういう個の部分が色々見えて
        きた。やはり授業だけでは見えてこない、本当の部分というのが、実際に話すことによって少しずつ
        見えてきた。もちろん私が生徒のことを知るだけでなく、生徒も私のことを知る場でもあった。

          「じゃあ、進路関係はそれでいいとして、他に何か私に言っておきたいことある?」
          「あのー、O−TEACHERは、どんな人なんですか?」
          「えっ、俺?どんな人って言われても、こういう見たまんまの人だけど...。」
          「うーん、まだどんな先生なのかよくわからないんですけど。」
          「まぁ、それはお互い様でしょ。そのうちだんだん解ってくるよ。ははは。他には?」
          「なんでいつも笑っているんですか?」

        ほっとけ!地顔じゃ!(笑)


4月14日(金) 離任式爆弾発言!(笑)

        本日は離任式。転勤された先生方を迎えてしめやかに...という感じではなく、それぞれの
        先生方の個性あふれるスピーチが聞かれた。どの先生たちも私自身と関わりが深く、とても
        感慨深いものだった。コンピューター関係でお世話になった先生、同期で着任して以来、苦楽を
        ともにした先生、プライベートな相談に乗っていただいた先生、一緒に遊んだ先生(笑)一人一人の
        スピーチを聞いて胸が熱くなった。だいたい私は「お別れ虚弱体質」であって、どんなささいな
        お別れの儀式でも、精神的にとてもへこんでしまうのだ。別に自分が転勤するわけでもないのに
        親しい人たちが去ってしまうことに、異常に淋しさを感じてしまうのだ。もしかしたら小さい頃から
        そういうトラウマがあるのかもしれない。だから今回の離任式も、先生方のこの学校に対する思いを
        語っているのを聞くと、別れがひしひしと感じられてとてもつらかった。涙が出る悲しさとは違い、
        ただ単に自分が取り残されていくという孤独感が強烈につのるのだ。

        そんな感傷的になっている私をびっくりさせることが起こった。それは離任する大の仲良しの
        S先生の爆弾発言だった。S先生はとても先鋭的な物言いをする人で、歯に衣着せぬ発言をする
        人なのだ。でも根はとてもいい人で、よく冗談を言い合ったり趣味の話で盛り上がったりする仲
        なのだ。そのS先生が、全校生徒・全校職員がいる中の離任式でのスピーチで、私に関する
        プライベートな件を暴露したのだ!生徒に黙っていたことを...。一瞬会場はざわつくし
        みんなひいてしまいましたよ。もう、いくら仲良しだからって勘弁してよ、S先生。このあと
        やりづらくてしょうがなくなるじゃないですか!(笑)まっ、仲良しだから許すけど(笑)えっ?
        どんな内容かって?それは、ひ・み・つ(笑)

        そしてこのあと、夜の部として恒例の大乱痴気騒ぎの歓送迎会があったのだが、これはこれでまた
        疲れました。だいたい私は下戸なので宴席は少々窮屈。それでもホテルだからおいしいものも
        食べられるし、何より転勤される先生たちの本音のスピーチが聴けるわけだし、はずすわけには
        いきません。ただうちの学校の場合、かなり乱れるので、どうも今ひとつそのノリについていけず
        ひいてしまうことも多いです。でもそんな懸念もさておいて、もっと頭を悩ますことがありました。
        それは紹介スピーチ。数年前の歓送迎会からお決まりになっているのだが、転勤される先生の
        挨拶の前に、その人とゆかりの深い職員が、その人の人柄やエピソードを語るというのが
        あるのだ。それに指名されてしまったのだ!確かに裏トークは得意なんだけど(笑)こういう
        オフィシャルな場での話は全くダメ。だから自分の番が来るまで全然食事が喉に通らなかった。
        意外に小心者なんです(笑)それでも大の仲良しのH先生のために精一杯考えて、わざわざ今日の
        午後一杯使ってA4一枚にまとめました。その文面はここに(暇な人は
        読むように(笑))そんなわけで歓送迎会も、その他いろいろありましたが、詳しくはとても
        じゃないが書けません、すごすぎて(^^;)あーあ、疲れた。


4月17日(月) 怒りの持続

        昼休みに頭髪服装検査の再検査があった。この手の検査は、かなり学校によって格差がある。
        厳しい学校だと、ルーズソックス禁止、髪の毛も茶髪禁止、ガングロ・ヤマンバなんてとんでも
        ないというところもある。逆になんでもOK、全然指導しないという学校もある。だからこういう
        生活指導的な服装とか頭髪に関しては、学校によってまちまちであり、だから町中を見ても
        千差万別の高校生が存在するのである。「ああいうやまんばみたいな格好を学校は許している
        のか!」と言われることが多々あるが、普通許してませんよね(笑)ただ学校によって、色々な尺度や
        考え方があって、様々な基準が混在しているのが本当のところ。

        で、うちの学校はどうかというと、まぁ、客観的に言って中間的なところでしょうか。もちろん中には
        やまんばみたいなやつもいることはいるし、茶髪のやつもいる。でも日頃からねばり強く指導して
        いるせいか、それほどすごいやつがいるわけでもないし、注意すれば直してくる(たまになかなか
        指導に従わない子もいるけど)学期に数回、服装頭髪指導を繰り返しているが、でも実際には
        いたちごっこに終わっていることも多い。その場で注意されると直してくるけど、しばらくすると
        また元に戻っている。結局何もわかっていないし懲りてもいない。ただちょっと注意されたから
        仕方なく直してくる。ほとぼりが冷めるとまた元の木阿弥...。この徒労感。どこまでやっても
        終わりがないし、本音を言えばこんなことやりたくない。でもこれから社会に出ていく上で、
        (たとえ理不尽で納得できなくても現存する以上)そのルールを守らなければならないということや
        それとは別に、どこに出ても恥ずかしくない格好や態度を身に付けさせる(これも果たして学校で
        教えることかどうかも疑問だが)ことも必要(らしい)。でも少しでもそういう意識を
        持たせるために、日夜格闘しているのだ。

        先週頭髪検査で引っかかった者が約30名ほど。その再検査の期日が今日。でもきちんと直して
        きた者は半分ぐらい。そのことを注意すると「忘れていた。」とか「染めるお金がない。」とか色々と
        言い訳をする。それでこっちも怒らなければならなくなるのだ。きちんと自分で今日までに直して
        来ると約束したのに、言い訳するばかりで言を左右する。その約束を守らないことが許せないのだ。
        守れないぐらいなら、いや守るつもりがないのなら、始めからするなって!そういう指導が一人一人
        永遠と続くのだ。やれやれ。うちの女子クラスもひっかかったのが9名。そして本日きちんと直して
        きたのが4名。残りの子たちにいちいち怒って注意すること...これにエネルギーを使うので
        疲れてしまうのだ。ならやめてしまえばよさそうなものだが、そうもいかないのが現実。わざわざ
        一人ずつ怒らなければいけないこと、これが疲労の根元なのだ。30人も怒りを持続して叱ったり
        説教したりする...これでは身が持ちません。ふーっ。担任の眠れない日々はまだ続く(泣)


4月18日(火) 二者面談にて思う

        このところ色々な場所で「O−TEACHER、ホームページ見てますよ。」と言われることが多く
        なった。それも同じ職場の人たちに。インターネットが普及したせいでもあるのだろうが、意外な人
        から言われることも多く、どきどきする。このホームページを作り始めた頃は、嬉しくて友達とかに
        urlを教え回ったものだが、あの時はさほどネットサーフィンをする人が多くなく、ほとんどたいして
        カウンターの数も増えなかった。しかし近頃なんか定期的に見ているコア・ユーザー(笑)が増えた
        らしく地道にカウンター数をのばしている。それでも全然知らない人が見る分には、どうでもいいと
        いうか、実はその方がけっこう嬉しいのだが、それがこと身近な人となると話は違う。だって
        けっこう学校の内部事情的な話も多く、中には危ない話や過激な話もある。ましてや私の個人的な
        嗜好というか考え方いうか、好き嫌いの感情が出ている場合も多々あり、人間関係に支障をきたす
        ことも出てきそうな気配。あまり好き勝手なことばかり書いていると、職場で友達がいなくなり
        孤立してしまいそう。まずいなぁ(笑)...かと言って表面的な無意味な話ばかり書いていても
        面白くないし、なによりストレス発散にならない(>このホームページはストレス発散の場
        だったのか!)というわけで内容自体は全然改める気持ちはなく、相変わらず書きたいことは
        書いていこうと思っています。ですからこれを読んでいる学校関係者のみなさん、知らないふりを
        してね(笑)見て見ぬ振りをしてね。

        そんな無駄話はさておき、今日も二者面談があった。とりあえずは就職関係の手続きが
        切羽詰まってくるため、進路の希望を聞いているのだ。その面談をやり進めるにつれ、ある感想を
        持った。それはありきたりだが「夢と現実」の問題。やりたいことがある。それはある意味でとても
        素晴らしいことなのだが、あまりにも現実から乖離しているやつが多い。じゃあその夢の実現の
        ために、何かしているかというとそういうわけでもない。何の努力もしていない...。うちの
        クラスの場合、就職希望者がやたら多いのだが、昨今の不況の中、高校生の就職、それも女子と
        なるとほとんど皆無に近い。そういう厳しい現実をいくら話しても、「洋服の販売員になるぅ。」
        とか「ネイルアーティストとかよくない?」とか「楽な仕事でお金が一杯もらえるのってなんか
        ないの?」ときたもんだ。お前たち、もう少し現実を知ってくれよって感じ。確かに希望は
        希望として、それはいいのだが、現実の厳しさとかを、あまりに知らなすぎるのだ。そして
        その希望の就職のためには、欠席を少なくするとか、面接用に言葉遣いを改めるとか、少しは
        努力して欲しいと担任としては切に思うのです。でも彼女たちは苦しいこととか面倒臭いこととか、
        自分がやりたくないことからは、すぐ逃げてしまう。こんなことでは就職組全滅の可能性大!
        お前たち、化粧を直している前に、ピアスをはずして穴をふさいだり、眉書きをやめて眉を生やし
        たりしろー!そうしないと会社訪問のある7月には間に合わないぞー!(以上、担任の心の叫び
        より(笑))でもそんな子たちよりも、進路に対してというか、自分の将来に対して、何の希望も
        ない子たちの方が、実はもっと深刻だったりする。やりたいこともない、働くのも嫌、でも
        進学して勉強するのももっと嫌。一体どうやって生きて行くつもりなのか。二者面談で深く考えて
        しまうO−TEACHERであった。ふーっ。

女子高生


4月19日(水) 気遣いのO−TEACHER(笑)

        やはり4月当初は忙しい。きちんとしたサブルーチンの仕事になかなか落ち着かない。やっと
        授業が始まっても、やれ進路適性検査だとか、健康診断だとか、補習の準備だとか、色々なことが
        あって、なかなか落ち着いて授業へ集中できないのだ。当然こちらがそうであるから、生徒の方も
        そう。ばたばた色々な行事ややらなければいけないことを、とりあえずこなしていて疲れてしまう
        といったこの頃。学校というところは本当に忙しいところだ。あまりにやることが多すぎて、
        「ゆとり」の教育なんてほど遠い。行事や作業にしても、一度システムの中に組み込まれてしまうと
        なかなか無くすことが出来ない。この先週休二日になるのに、このままだと学校も生徒もパンクして
        しまうような気がする。

        しかし本当に私が疲れているのは、何も仕事の忙しさだけではないのだ。まぁ、確かにそれが一番
        なのだが、そういう肉体的な忙しさというよりも、精神的な疲れの方が大きいのだ。それは...
        クラスのこと。何度も書いているが、今年私ことO−TEACHERは31名の女子クラスの担任
        なのだ。その女子クラスでの様々なことで疲弊しているのだ。中には山姥ルックのお姉ちゃんたちも
        何人かいるので、その子たちの指導も疲れるのだが、それよりも全体的な雰囲気に対していまいち
        うまく波長を合わせられないで困っている。二者面談をやって、個人個人と話すと別にどうという
        ことはないのだが、こと集団となるといまいち普段通りできていない(気がする)2年ぶりの担任で
        担任としての勘が戻っていないこともあるのだろうが、それにしても朝のSHR(ショートホーム
        ルーム、学活みたいなもの)や帰りのSHR、そしてLHR(ロングホームルーム、学級会
        みたいなもの)などで、どうもぎこちない感じの自分がいる。いつも通りの自分ではない。
        それが自分で解るのだ。全然ラフじゃなく、変にあたふたしている感じ。なぜなんだろう?
        そんなに女嫌いなのか?(いや、そんなことは絶対にない(笑))どうも自分で類推するに、気を
        使いすぎているからではないかと思うのだ。普段の私は、ご存じの通り(笑)けっこう暴言失言の
        多い人間で(笑)割と思ったことを他意なく言ってしまうタイプである。だから時々物議を醸して
        しまうこともあるのだけれど(^^;)それでもとりあえず人柄のせいか(自分で言うか)あまり
        大事になったり怒られたりせず、現在に至っている。

        でも、こと女性の集団となると言葉遣いには非常に気を使う(もちろん男子に対しても少しは(笑))
        だから朝の連絡なんかも、以前なら「お前たち、××なんだから、ちゃんとやっとけよ。」なんて
        ぞんざいな言葉遣いでやっていたのだが、今年は「えーっ、××ですけども、きちんとやっておいて
        ください。」なんてやっている。多分これが気疲れの原因だと思うのだ。なぜこんなふうに気を
        使っているかというと、前任校でやはり女子クラスを持ったとき、べらんめぇ口調でやっていたら、
        一部の女子に生理的に嫌われてしまい、その後コミュニケーションを取るのに非常に苦労したと
        いう経験がトラウマになっているからだと思う。だからその経験を踏まえ、今年の女子クラスでは
        いちいち言葉を選んで、気を使いながら喋っているから疲れるのだ。えっ?そんな繊細なところが
        あったの?という声も聞かれそうだが、今だけだと思うけど(笑)さてさてこの気遣い、いつまで
        続くやら(笑)


4月20日(木) 虫歯はあるけど常識なし

        相変わらず気遣いし続けています(笑)本日も通常授業でしたが、オプションとして
        歯科健診(歯科健康診断)&5時間目のLHRで一般常識テストをやりました。歯科健診は
        2時間目の自分の授業の時にちょうど順番が回ってきて、20分ほど授業がつぶれてちょっと
        ラッキー(笑)それでその後、ちょうど良い機会なので歯の健康のことなど話しました。今時の
        女子高生は、つねに飴とかガム、チョコレート、甘いジュースなどを持ち歩いていて、暇があると
        食べたり飲んだりしている。脂肪分のこともそうなのだが、あんなに糖分を摂りすぎて、よく
        虫歯にならないものだと思っていたのです。で、そのことを少し話したりした。虫歯の話、
        歯医者の話、しいては自分の身体の健康は自分で守るという、至極当たり前の話をしました。
        高校生にもなって虫歯だらけというのは恥ずかしいぞ、なんて話...しかし私も虫歯があるかも
        しれないので、あまり威張れませんが(^^;)

        そしてLHRの時間の常識テスト。これがけっこうきてました(笑)業者の一般常識テストをやったの
        ですが、これがまたできないできない。漢字や消費税の計算問題、英単語、このあたりは人に
        よって、できたりできなかったりするのですが、問題は時事問題。これが全くといっていいほどダメ。
        例えば

         「現在の小渕政権は自民党、社民党、自由党の□□(漢字2字)政権である。」

        確かにこれはちょっと今、違ってきているけど、それでも普通「連立」ぐらい出てきそうだが、
        珍解答続出。一番多かったのは「3党」。だいたいこれじゃ漢字2字じゃないだろ。その他「自社」
        とか「総理」とか...。おいおいって感じ。その他、選択式でもボロボロ。介護保険問題、
        九州・沖縄サミット関連、遺伝子組み替え食品、東ティモールの問題。はたまた地震の原因となって
        いる活断層のこと、新2000円札の図柄まで..。色々多岐に渡って出題されていて、とてもために
        なるものばかりだが、あまりできていない..。これでは就職試験が思いやられる(泣)まっ、これも
        進路に対する啓蒙活動のひとつなわけです。これで少しでも「まずい!やらねば。」と思ってくれれば
        いいのですが....。

         「できたー?」
         「全然!無理無理。」
         「良かったー。私も全然できなかったー。」
         「大丈夫、大丈夫。みんな出来ないから心配ない!」

        それはお前らだけだー!俺は心配だー!

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