まずは朝の打ち合わせで校長から一言。「今回はとてもとても大変な修学旅行でした。こんな大変なのは体験したことがありませんでした。 先生達もとてもよく頑張って頂いて、私も今までで一番疲れました。先生方も一度体験された方がいい。とりあえずご苦労様でした。」だと。 これってなんか変じゃない?これじゃあ、他学年の修学旅行がいかに手抜きというか楽しているみたいじゃないですか。実際どこの学年だって みんな大変だし、でもそれ以前に今回の修学旅行はそんなに大変じゃなかったですよ。生徒はほとんど手がかからなかったし、病院搬送は 一人もいないし時間は守れたし。ある意味最高に上出来な部類だと思うのですが。だからといって先生達も楽したワケじゃないけれど、 比較的良好な修学旅行だったのです。なのにこの発言?自分は団長として何もしていないのでは?どこが大変だったのでしょう?体験学習が?(笑) 今までこれよりももっともっと楽な修学旅行しか経験していないんですかね?それと「一度は経験してください。」って、先生していたら みんな経験しているでしょ。ちなみには私は、もっと大変な修学旅行を何度も経験しているから、寝不足気味ではあったけれど、 比較していたら全然大丈夫でしたよ。ちょっと「?」発言でした。
さて今日は呆け呆けな一日。修学旅行関係の残務処理が山積み。まずひとり美ら海水族館で財布を落としたバカがいて、それを 直接学校に送ってもらい、それを受け取った。これにはリトル奇跡があって、こんなエピソードがある。というのも、落とした男子が食事時「先生、財布落としたんだけど どこで落としたかわからない。中にはお金(2万くらい)と保険カードが入っていたんだけど…」と申し出てきた。と言ってもどこで 落としたかわからないのでは対処のしようがない。さて困ったと思っていると、夕食時女子達の食べっぷりと健康観察をしながら、 「今日の体験別コース楽しかったか?」と話しかけていると、一人の女子が「先生、K君のあのイタズラ誰だったんですか?」と笑いながら聞いてくる。財布を落としたのはKだが、何かと思って 聞いてみると「美ら海水族館でK君が館内放送で呼び出しを受けていましたよ。誰かのイタズラですよね?」と言ってきたのだ。 ここでピンときた。これはイタズラではなく、誰か拾った人がいて、それでわかったのだ。すぐさま水族館に電話すると、 確かに本人の物。中身も確かに合致する。というわけで着払いで本日届いたのだ。もちろん本人のうかつさはさておき、あの時女子が 一言言ってくれなかったら、多分わからなかったはず。たまたま館内放送を聞いていたその女子、そしてそれを私に話してくれたので、 見事つながったのだ。リトル奇跡ですよね。無事本人の手元へ。
またうちのクラスでは、お弁当の中に虫が入っていたやつがいて、その件で業者が恐縮して、その代わりというわけではないが、 好きなお土産を買ってもらった子もいたりして、この手の小エピソードには事欠かない。で、その他にもホテルでの忘れ物が届き、 コンタクトレンズケースとか、タオルとか、靴下片方とか届いていました。まだなんかMDやらバックの鍵やらオロナイン(笑)などを 忘れてきたようですが、出てくるか不明。でも実は人のこと言えないんです。実は私も……。
ぼけているのは生徒だけでない。私も5時間目の授業で、このクラスだ…と教室へ入っていくと「先生、間違えているよ。」と言われ、 確認してみると隣のクラスの授業だった。これだけでもおまぬけなのに、持っていたテストの解答用紙がまた違うクラス。二度も 往復してしまいましたよ。あー、ダメダメですね。生徒もなんかぐったりしているし、私も疲れからか放課後はめまいもしたし、 やはり休養が必要ですね。
6時間目のLHRの時間に、修学旅行アンケートをする。項目が沢山あって生徒も大変そう。あとで集計するのも大変そう。そして その後、あんまりうるさいので席替えもする。あと1週間もないのに…。そしてその後、この前あった模試の結果が返ってきたので、 それを配布。うちひしがれるやつ多数。まぁちょっと早いブラック・クリスマス・プレゼントだ!生徒達はあまりの点数の悪さに 阿鼻叫喚。みんなちょっとだけ反省して「冬休み勉強しないとダメですよね。」「やっぱり冬期講習に行こうかな。」「先生、 どうやったら成績上がります?」「この成績で大学行けると思います?」「まだ間に合いますよね?(涙目)」などなど。 まっ、己を顧みる良い機会でしょう。沖縄から戻って極寒の思いを味わわせました(爆)
事務仕事に忙殺される。なんでこんなに細かい事務仕事が多いのかと呆れてしまう。ちょっとしたスケジューリング調整、アンケート調査、 成績チェック、データ処理、原稿書き…。この手の仕事から逃れられたらもっと良い授業が出来るのに(嘘)
放課後に学年会議あり。教科選択のことと要録分け。それくらいで終了。なんか一日が長いなぁ…。
実は今日誕生日だったんですが、3年生のテニス部の子が「おめでとうございます。」と購買で買ったチョココロネを持ってくる。 ありがたいけれど、チョココロネって…。あとテニス部の2年生に取り囲まれてハッピーバースデー唄われましたけれどね。 でもこいつら忘れていたけれど(笑)でも先生の誕生日なんて知っていました?私は知りませんでしたよ。関心なかったし。今時の子は イベントを大事にする傾向が強くて、よく「付き合って3ヶ月目の記念日です。」とか言っているけれど、3ヶ月目って アニバーサリーなのか?1年とか保たないくらい短命の恋愛だからかなぁ。
そして最後にとどめで、帰りのSHRに行ったらクラス全員でハッピーバースデーをまた歌われました。嬉しいような恥ずかしいような。 でもその後とある男子がポツリと「俺も明日誕生日だけど、女子に歌って欲しいな。」と呟いていました。頑張れ!若造!(笑)
というわけで毎年恒例の感謝。何度も書きますが、以前入院して以来、とんと健康に自信がなくなりました。医者からはいつ悪化しても おかしくない、その時は覚悟してくださいと言われ続け、はや5年。月に二度の検査は欠かせないけれど、とりあえずまた 誕生日を迎えられてホッ。色々支えてくれる周りの人々のおかげだと感謝しています。今年も無事齢を重ねることが出来て嬉しいです。 みなさん、ありがとう。