ニューカレドニア旅行記


天国に一番近い島でのパラダイス気分!


第1日目(8/17(火)) のほほんと出発の巻

        行ってきましたよ、ニューカレドニア。1週間のサマーバカンス。元々、南の島好きの私は
        今までタヒチ、ハワイ、バリ、グァムと制覇してきて、次なる南の島は...と物色していた
        ところ、新婚旅行でニューカレドニアへ行ったO先生が「絶対いいですよ。」との勧めもあり
        今回の旅行を決めたのだ。そして泊まる先はいつものようにCLUB MED。これは世界に
        数十ヶ所もあるバカンス村(ヌーディスト村ではない(笑))料金はかなり高いが食事が全部ついて
        いて(というか、そこで毎日日替わり色々なバイキングの食事が用意されている)様々な

果物を前に

        アトラクションがほとんど無料で体験できる(例えばシュノーケリング、ウィンドサーフィン、
        テニス、アーチェリー、空中ブランコ(!)、ウォールクライミング、カヤック、ダイビング
        エアロビクス、等々まだまだある)また少し料金を払えばその他の観光や体験ものの
        エクスカーションができるのだ。また1時間ごとに様々な催し物があり、自由に参加できる。
        例えば椰子の実割レース、プールでの水中エアロビ、コミックショー、パレオショー、とても
        書き切れない。また毎夜、GO(ジーオー)と呼ばれるバカンス村スタッフが、様々なショーを
        コミックなものから大セットを使った本格的なショーまで、連日只で見られるのだ。これは
        はっきり言って安い。あまり物価の安くない国へ行くと、食事のたびに、何かやるたびにお金が
        けっこうかかる。しかしここは初めはちょっと高いと感じるが、色々参加したり食べたりして
        いると全然安いのだ。また日本人スタッフも多く、言葉も全然問題なし。だからタヒチ、バリに
        続いて今回もCLUB MEDにしたのだ。

成田にて

        出発は夜の8:30の便だったので結構ゆっくりだった。そしてワクワクする気持ちを抑えつつ
        エールフランス274便に乗り込むとビックリ!ガラガラなのだ。お盆の時期をずらしたとは
        いえ、この空きようはなんだ?4人席に2人だけ...でもおかげでゆっくり眠れたけど(笑)
        機内食もさすがエールフランス、フランスパンはおいしい。


第2日目(8/18(水)) 騙された!の巻

        そして早朝の5時頃に着いたのだ。いつも思うのだが、こういう国の空港はいつも本当にちんけだ。
        ちっちゃなログハウス程度。そして出迎えてくれたCLUB MEDのひともビックリ。今回の
        CLUB MEDへ行く人がたったの8人。バリの時は同じ日に行った人が80人ぐらいいた。
        タヒチの時でさえ40人ぐらいいた。何でこんなに少ないのだ?何か嫌な予感がした。それでも
        たった8人を載せたバスは空港からバカンス村まで約1時間かけて走った。そしてついてまた
        びっくり。さっ、さっ、寒ーーーい!何と気温15度!これじゃ泳ぐどころかトレーナーがないと
        風邪を引いてしまう。O先生の嘘つきーっ!確かにこの時期南半球は冬だけど、昼間は泳げるって
        話だったのに...騙された。35度の日本から15度のニューカレドニアへ...Tシャツ短パン
        からトレーナーとジーパンへ...何かとてもブルーになった。先週から泊まっている日本人の人に
        よると「ここ2、3日は雨で寒い日が続いている。」とのこと。バカンスどころか越冬気分。
        もちろん海岸に何か誰もいやしない。すっかりしょげ返ったが、せっかく高い金払ってきているから
        このままではあまりに悔しい。そこで寒くてもできるアトラクションと言うことで、アーチェリーを
        しにいった。その時の勇姿がこれ(笑)これがけっこう面白くて、バリの時もそうだったけど

アーチェリーに夢中

        的にうまく当たらないと次第に熱くなってくるのだ。そしてその日は夕食でサラダ12種類完全制覇し
        食べまくりで憂さを晴らした。ちなみに食事の種類は毎回おおよそ50品目並んでいる。ビール、
        ジュース、ワイン、フルーツ各種、アイス、ケーキ各種何でも食べ放題飲み放題。そして夜のショーで
        大笑いしてニューカレドニアの一日が終わったのだ。


第3日目(8/19(木)) 金メダル獲得!

        まずはこの日、朝の8:30からテニスの中級者レッスンに参加...の予定が..。タヒチ、バリでも
        レッスンに参加した経験があるが、スポーツは万国共通なので、フランス語で何を言われているか
        分からなくても、何とか出来るものなのだ。しかし予定の時間を過ぎてもインストラクターが来ない。
        何人かの外人のおばちゃん、おじちゃんも手持ちぶさた。待つこと20分やっとコーチが来た。ところが
        フランス語で何か言っているがよくわからない。でもどうやら今日の予定はレッスンではない模様。
        予定表をよく見ていなかったので何が何だかわからない。家族連れできていた日本人のお父さんが
        聞いてくれたところによると、今日はシングルスのトーナメントということらしいのだ。でも私の場合、
        ここ2年ぐらいまともにテニスをやっていないので、レッスンを受けたかっただけで、試合なんて
        とてもとても、とすっかり及び腰になってパスしようとしていた。すると参加者がほとんどいなくて
        日本人の男の子(さっきのおじさんの子供、けっこううまかった)とニュージーランド人のおじさん2人
        だけ。これではトーナメントにならないからと誘われ、嫌々出ることになった。私の対戦相手は
        ニュージーランド人のTony。爺さんなんだけどこれが結構うまい。おまけに背が高いもんだから
        サーブがガンガン入る。私も試合なんて2年ぶりだから、あっという間に1−5になってしまった。

サーブしているO−TEACHER

        でもここで負けたら男がすたる。段々勘を取り戻して必死に挽回して、何と7−5で逆転勝ち!て
        いうか、相手の体力負けでしたけど(笑)で、決勝の相手はクラブでテニスをやっているらしい
        日本人の男の子とやることになったのだが、その子は既にここに長くいて、何度もテニスに参加して、
        すでに金メダルと銅メダルを持っているので、今度は銀メダルが欲しいということで決勝を棄権して
        しまったのだ。だから必然的に私が優勝で金メダル。4人しか参加しないトーナメントで1回
        勝っただけで金メダル(笑)でも勝ちは勝ちだからちょっと嬉しいけど。日本男児頑張りました(笑)

みんなで金メダル

        そして午後は海で泳ぎまくり。今日から天気になり気温も24度ぐらいまで上がり、絶好の海水日和。
        遠浅でコバルトブルーの海は最高!おまけに人は少なくその上、冬だから日差しも強くなく、適度な
        日焼けでいうことなし。それにしてもフランス人は(ニューカレドニアはフランス領)日本人みたいに
        せかせかしていない。まさにバカンスって感じで、海でもゆっくり日を浴びながら読書やお昼寝。
        ゆったりとした時間を過ごしている。まぁ、ここニューカレドニアまではフランスから、飛行機を
        乗り継いでも26時間もかかるらしい。だからここに来るのは超お金持ちばかり。優雅なバカンスを
        楽しみに来ているのだ。とあるフランス人の夫婦と話をしたが、ここに3週間もいるという(びっくり)
        でもよく聞いてみると、休暇自体は年間5週間もあるらしく、まとめて取っても、3週間と2週間に
        分けてもいいらしい。それに引き替え日本人のツアーは、このクラブメッドでは5日間コースが
        ほとんど。ということは来るので一日、帰るのに一日。ここにいられるのは正味3日間。何という違い!
        日本人は忙し過ぎですね。私もお金が許せば1週間と言わずもっと...

ビーチにて

        その後、近くのパーム・ビーチ・ショッピングセンターへ軽ーく土産物探し。といってもあまり
        買う相手もいないけど。でも何人かに絵葉書を買い、自慢げにエアメールを出してしまった(笑)
        そして夜はクラブメッド内にある、特別レストランへ。いつもはバイキング形式のディナーへ行く
        のですが、予約すれば別レストランでフランス料理のフルコースが食べられる。もちろんこれも無料!
        私のコースは、エスカルゴの前菜とメインが鴨の料理。この鴨料理が絶品だった。今まで鴨料理を

美味しい鴨料理

        何度か食べたことがあるが、こんな美味しいのは初めて!さすが一流のフランスコックが作るだけ
        ある。料理の鉄人に推薦したいぐらい。そしてまた夜、ポリネシアンショーを見て12時ぐらいまで
        楽しみました。本当にここに来ると遊びすぎて寝不足気味になる。


第4日目(8/20(金)) 天国に一番近い島よりもっと近く!

        とうとう待ちに待ったメインの日(?)どの本を見ても書いてある。、行ったことのある人、
        誰に聞いても異口同音に言う。「ニューカレドニアへ行ったら死んでもイルデパン島へ行け!」
        上の写真で海がとても綺麗だと言うことが分かってくれたと思うけど、それ以上に綺麗らしい。
        イルデパン島というのは、このニューカレドニアから国内線で30分ほど行った離島である。
        どうやらここが本当にメインの「天国に近い島」らしい。ホテルから国内線の飛行場まで10分。
        またこの飛行場がちゃちい。地方の駅より小さい建物で、もちろん飛行機も50人乗りのプロペラ機。
        落ちないかどうか不安になりましたよ(笑)そしてイルデパン島へ着いてからまたバス移動。まずは
        オロ湾というところへ。河原をじゃぶじゃぶ渡り、林の中を抜けるとそこにはパラダイス!至福の
        海が待っていた!ちょうど外洋に出る河口の部分だけど、その綺麗さはホテル前の海の比ではない。

見よ!この綺麗さを!熱帯魚が寄ってくる!

        肩まで入っても足元まではっきり透き通って見える純度!シュノーケリングをしながらフランスパンを
        ちぎってまくと、まさにピンクやブルーや黄色の熱帯魚がうようよ集まってくる。すごーい!
        そしてその後、ちょっと島の観光をして(といってもほとんど自然手つかずの状態で、現地の人も
        少なく、せいぜい教会とかぐらい)食事。この時食べたここの海で捕れたロブスターがまた美味。
        それもあまり大きすぎると大味になってしまうので、これぐらいの大きさがちょうど美味しいとの
        ガイドさんの説明だったが、日本人からすると十分大きい。まるまる一匹お召し上がり。そして
        その後、カヌメラ湾とクトビーチへ。まじでここが最高に綺麗!何か段々レベルアップして
        いくが、ここが純度最高の綺麗な海!人があまり来ないためか、海鳥も魚もすぐ寄ってくる。
        風が出て少し寒いぐらいだったが、あまりの綺麗さに寒さも何のその。しかしここまで美しい海が
        あったなんて...まさに天国に一番近い島(でもちなみに映画では他の離島であるウベア島らしい)
        ああ、生きていて良かった。こういう、まさに写真集でしか見たことのない風景を実際に体験すると
        精神的に開放されていくような気持ちでした。

でもちょっと寒ーい

        そして夜、再びホテルに帰ってみると何やら騒がしい。聞いてみるとホテルの前庭に特設ステージを
        作って、フランスの有名な歌手を何人か呼んでのコンサートらしい。で、私たちホテル滞在者はタダで
        見られるらしい。ラッキー。フランスの人に聞いたら、フランスでは結構有名な歌手らしい。
        若者に人気の、黒人4人組のアカペラグループがメインらしく、その他4、5組歌っていた。
        ちょっと見ていたが、疲れていたのでこの日も12時前には就寝。はぁー、今日も遊んだー


第5日目(8/21(土)) 映画デビュー!

        ニューカレドニアへ行ったら一度は行って見ろと言われたものがもう一つ。朝市なのだ。ヌーメアと言う
        町が首都(?)州都(?)とりあえずニューカレドニアの中心都市というか町なのだが、ここの朝市は
        活気があって色々な物が売られているから見るべしとのこと(このあたりはインターネットで検索して
        「Junko Yamada's I LOVE TRAVEL」を参考にさせていただきました。)よしとばかりに早起きして(と
        言っても8時半ぐらいだけど(笑))ヌーメア市内まではバスで15分ぐらい。言葉も分からないまま
        観光ガイド片手に、地元の市内バスに乗り込みました。料金は120CPF(日本円でも130円ぐらい)
        どきどきして乗ったけど無事朝市のやっている市内まで到着。いやー、色々売ってました。野菜、花、
        肉、魚、土産物。そして東洋の人がやっているという中華風春巻きと、地元のフルーツをそのまま
        絞ったフレッシュジュースがおすすめと言うことで両方とも食してみました。まあまあかな。そして
        そのまま地元のスーパーや土産物屋でちょこちょこ買い物をして、直に現地の人の生活の様子を
        体験できました。

市場にて

        そして午後、再びバカンス村に戻ってきて海三昧(笑)本当に海が好きな私でした。そして今回の
        旅行最大のトップニュースがこれ!とうとうO−TEACHER、銀幕デビュー!(なんて)実は
        この日の夜もクラブメッド内のショーを見ていたのですが、ステージに現れた、うさんくさげな
        自ら映画監督と名乗る怪しい人物(もちろんコミックショー)ところがその怪しい映画監督が
        客席に降りてきて、何人か物色。そして一人一人ステージ袖の楽屋へ連れ去るのだ。なんと私も
        選ばれてしまったのだ。フランス語でまくし立てられているので、訳も分からず楽屋へ。すると
        そこには日本人スタッフもいて安心したのだが、いきなり「これから映画を撮りますから、衣装に
        着替えて下さい。」と言う。『おおっ!とうとう俺も映画に出てしまうのか!すごいぞ、
        O−TEACHER!ニューカレドニアで映画デビュー!...』って待てよ。ここでのショーは
        いつもコミックだから...と考えていたら「はい、じゃあビックベイビーの役です。上半身
        脱いで、そしてズボンの上からこのおむつを履いて下さい。それからこれを頭に着けて、はい、
        メイクしまーす。」と言われて、みるみるビックベイビーに衣装替え。周りを見ると、同じ
        日本人の二人のおじさんは、女装と医者の役。二人のオーストラリア人はライオンと母親役。
        何ともすさまじい面々になってしまった。そして一人ずつステージに出され(もうこの時点で
        大爆笑)監督から演技指導を受ける。ライオンの人はどうやら映画の最初のオープニング。
        女装は分からず(?)そして母親が踊りながら登場。そこへ私ことビックベイビーが風船を
        回しながら登場。奇声をあげて倒れる。そして母親が驚いて電話をして(電話も客席から日本人を
        連れてきて、その靴が受話器代わり)今度は自らピーポーピーポー言いながら医者が登場。その後
        神父が来て、ビックベイビー(私)の死を確認して終わるというもの。もちろん、映画を撮ると
        いう設定の、お客を仮装させ面白いアドリブをさせてのコミックショーなのだ。私も相当に

禁断の写真!恥ずかしすぎーっ!

        恥ずかしかったのだが、旅の恥はかきすて。やるしかないでしょう(笑)そして一通り演技指導が
        終わったと思ったら(この時点でも相当に大爆笑)監督が「カンフースタイル!」と叫んでいる。
        するといきなり「燃えよドラゴン」のテーマが流れ、みんなそれぞれアクションつきで
        やらなければならない。私も風船をヌンチャク代わりに頑張りました(笑)これで大受けを
        とって終わりかと思ったら、再び監督が「マイケルジャクソン・スタイル!」と言いだし、再び
        マイケルジャクソンの曲が流れ、みんな「オゥー!」とか「アゥ!」とか叫ばさせられたり
        ムーンウォークさせられたりして、もうハチャメチャに盛り上がりました。いやー、本当に
        恥ずかしさの極致をやってしまった。とても生徒には見せられない。というわけでこの日は
        O−TEACHERの銀幕デビューならぬコミックショーデビューとなったのでした。


第6日目(8/22(日)) 海を名残惜しむ

        事実上最終日。朝から、名残を惜しむように海に入り浸り。ただ海に入って遊ぶだけではなく、
        木陰でぼーっとしている、これが至福の時なのです。都会の喧噪を忘れて精神を浄化させる。
        何も考えない。何もしない。ただ風に吹かれて波の柔らかな音を聞いている。目の前は
        エメラルドグリーンの海。他に何が必要だろう。海に落ちていく夕日を見ながらカタルシスを
        感じていました。そしてとどめはホテル内にあるバーでコンガを飲みました。コンガというのは
        オレンジやバナナやグレナリン(?)とかいう果物とかをその場でミックスした、とーっても
        美味しいジュース(O−TEACHERはアルコールがダメなもんで)タヒチ以来病みつき。
        これで全て終わり。


第7日目(8/23(月)) やはり日本がいいか

        そして最終日は午後1時30分の飛行機に乗り、日本に8時着。そろそろ和食も恋しくなってきた頃で
        (とは言っても向こうにも和食があって、カレーとか親子丼とか肉じゃがとか海苔巻きは食べて
        ましたけど(笑))私がいない間に日本で何か起こっているのでは?と心配になってきた頃なので
        1週間という長さはちょうど良かったようです。それにしてもやはりこういう、リフレッシュできる
        バカンスはいいですね。それに色々な価値観や風物に触れられて、見聞も広くなるし。狭い日本
        だけの、特に学校という狭い社会の中だけで生きている私にとっては、大切な体験でした。
        また生徒に面白い話をしてあげられそうです。以上、O−TEACHERのサマー・バカンス、
        ニューカレドニア編でした。完。

帰りたくない私


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