ときど記
編みながら、あれこれ思ったこと。 季節感と生活感。 2009年6月

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30日(火)

 梅干し進捗報告〜〜(^^;)


 すっかり梅酢が上がりました!!
 


 本当は、もっと早く、ジャブジャブと上がってきて、全体を浸すようになるべきらしいですが、なんとかカビも生えず、ゆっくりこの状態に至ることが出来ました。

 母から「重石を足したら?」というアドバイスももらい、あと1日様子を見て、完全に浸からないようであれば足してみます。

 同志のBりんは、呼び塩と言って、濃い塩水を少し足すことで、一気に水位を上げることに成功したようです。


 講習会で説明を聞いたときは、「なんて簡単なんだ!」と思ったものですが、いざやってみると途中で不安になる点も多く、やっぱり母や同志やネットや”JAみなべいなみ”のパンフレットにお世話になりました。

 講師の方が、「パンフレットに電話番号がありますから、心配なことが起きたら電話してください!」と言い、役場の方が「それをされちゃうと、我々仕事にならんのですよ(苦笑)!!」と返していましたが、とても心強い言葉でしたよ・・・・ただ、役所ゆえ土日は繋がらないみたいで、あんまり役には立ちませんでした(笑)。


 40にして、自分の経験値が上がることが楽しい毎日です。・・・さあ、あとは土用干しまで、ちらちらと樽を確認しながら、自然の力を信じて待ちます。





28日(日)

 札幌は急に暑くなり、連日夏日で初老の身体にはキツイです。

 まだ、汗が思うように出ないというか・・・代謝が弱まっているのでしょうかね。情けないな。

 扇風機と団扇を友達に、落ちてくる食欲が嬉しいような困ったような、そんな初夏です。



 さて先日仕込んだ梅干しの、梅酢が上がってきました。

 3日目の様子。樽を45°傾けて、やっと見えてくる程度の量しか上がっていません。塩も残っています。
 


 しかし4日目になって・・・・樽を傾けなくても、2段目から下の梅は梅酢に浸かっています!
 



 こんな感じでよいのでしょうか?もっと実の全部がヒタヒタに浸からないといけないと思っていたのですが、あと1日様子を見るべきか??

 しかし、実は樽底の方から確実に柔らかくなってきたようで、かさが減って、重石(ペットボトル4本)を横に寝かせれば、樽の蓋もぴったり出来るようになりました。

 まだしょっぱい匂いはせず、爽やかなスモモの香りに包まれて・・・・何度も開けて様子をみたくなりますが、カビも怖いし我慢ガマン。

 一緒に講習を受けたBりんと、「大丈夫かな?梅酢足りないかな?カビが出た?・・・」とマメに連絡を取り合い、なんとかここまでやってきた感じです。

 ここを乗り切れば、あとは約2週間後の土用干し!祈るような気持ちで、樽を見守っていますよ。



 講習の土産でもらった梅シロップは、氷砂糖が少し溶け残っていますが、少しずつ味見と称して飲み始めています。

 炭酸割り、牛乳割り、どちらも美味しい!

 これを飲みきったら、自分で一から用意した梅と砂糖で、第2弾・第3弾と作り続けていくつもりです。その時には写真も載せますね。






24日(水)

 白干し梅、仕込みました!


 

 札幌は久しぶりの夏日だったせいか、昨夜から24時間待たずにすっかり完熟梅になりました。

 「紀州みなべの南高梅は、黄色く熟させてしまえば、あく抜きの必要はありません」と説明されたので、さっと洗ってザルの上で風に当てておきました。

 ヘタを爪楊枝で全部取って・・・という手間もかけません。「樽の底に沈みますから、気にしないで結構」。とにかく、作り慣れている生産者の説明通りに、楽させてもらいます。

 35°のホワイトリカーを100円均一のスプレーに入れて、樽・落としぶた・晒し布にシュッシュッ。

 清潔なビニール袋にも内側にシュッシュってスプレーして、梅を入れてもうひとスプレー。塩(3分の1)も入れ、袋の口を握って、天地をひっくり返します。

 こうすると、焼酎で湿った梅に塩がまとわりついて、ちょうどよいそうです。

 それを樽にぶち込んで、残りの塩をザザッとかけます。ちなみに塩は梅の重量の20%。塩分キツイ!と思うかもしれませんが、素人が失敗しないためにはこのくらい必要なんですって・・・・気になるなら、完成してから塩抜きをして食べればいいのです。

 目の細かいガーゼか日本手ぬぐい(焼酎シュッシュ済み)をかぶせて樽からはみ出させ、落としぶたをし、重石をかけます。

 

 3キロの梅には2キロの重石でよいし、「市販の立派な重石を買うお金があったら、梅そのものを買い足して欲しい」という生産者の冗談なのか悲痛な叫びなのかに則って、500ミリリットルの飲み物を4本、キレイな袋に入れて立てておきました。・・・この袋は焼酎スプレーしなかったな・・・と今ちょっと不安になっています・・・・(汗)


 重石がこういう訳なので、フタは出来ませんが、新聞紙と紐(ゴムでも可)で閉じれば完成です!

  なぜか斜め・・・(笑)

 「赤い毛糸でしばったところが、『昔ながらの手作り感』を醸していてGOOD!」と長男に褒められましたよ・・・彼とたまたま遊びに来ていた"KURO"さんの末っ子が手伝ってくれて、我が家の初めての梅漬けは完成しました。


 3日後に、梅酢が上がってきているかチェックし、その後は20日くらいで土用干し。3日〜5日(北海道は気温が低いことを考慮すると、5日くらい干してもよいそうです)干してカラッとしたら、密閉容器に入れて出来上がり!

 紫蘇を入れなくても、完熟の梅ならかなり赤く漬かるそうで、基本の白干し梅はココで完成なんですって〜〜これも、簡単!目からウロコ!のポイントです。ああ楽しみ!!

 あとは、梅ジュースを作ります・・・講習会のお土産で、ほんのちょっとだけ作ってはいるのですが、それが完成してから、次を仕込むときにUPしようと思います。

 私が酒をやめて5年になり、梅酒を作っても誰も飲まない我が家なので、残ったホワイトリカーは来年に取っておきます。・・・こども達が飲むようになるまで、熟成させる手もありますが(悩む)。

 スプレーボトルに残った分は、冷蔵庫内を掃除するのに使いました。
 梅を漬けて、掃除もして、すっかり自分がステキな奥さんになった気がしました♪







23日(火)

 ちょっと時間的余裕ができたので、始めてみたことがあります。

 

 紀州みなべの南高梅2Lサイズ (5kgで2,950円) 購入しました。



 実家に梅の木が2本あったので、収穫しては梅干し・梅酒・梅シロップなど、母が作ってくれていました。

 車庫の増設などで木を切ってしまったあとも、買った梅の実で作ってくれるそれらをアテにして、なかなか自分でやろうとは思っていませんで・・・・

 梅干し好きのこどもたちから「ママはどうして、ばあちゃんに習ってこないんだ!?」と問われるようになって数年。なにかと言い訳をつけて逃げてきました。

 言い訳の例:マンションだから涼しいところが無く保管に困る、土用干しの場所が無い、こどもたちが小さいと適当にいじられて悪くなる、ママの性格が雑だから失敗する、とにかく家が散らかっている、家に籠もる”気”が悪い、・・・・などなど適当至極


 しかしこの度、このページにもしばしば登場するBりんにお誘いいただき、「漬け梅講習会(無料&試食・試飲&お土産つき)」なるものに参加。

 生産者の熱い説明と、試食試飲のあまりの美味しさに、その足で買ってしまったのが上の写真の梅です。

  ←講習会資料

 一応、テレビ(きょうの料理)で予習をしていったのですが、もっとシンプルで絶対失敗しない方法を、テキパキと教えていただき、「これなら私にもできる・・・?」と思うことが出来ました。


 追熟(下のように色がついて、桃のようなイ〜イ香りがするようになる)を待って、梅干しと梅ジュースを仕込もうと思っています。また進捗をUPしますね。

 





19日(金)

 時間の経つのがあっという間で、驚きながら暮らしている今日この頃です。

 一言で言うと「お仕事忙しいから」です。「忙」に「殺」されていました。”くるねこ”でいうところの「ぎうぎう」でした。



 赤子を抱えている頃は、24時間ずっと、猛スピードのルームランナーの上に立たされて、足を交互に出すのが精一杯といった感じが続き、常に息が上がっているような気がして、正直大変でした。

 それが一人ずつ幼稚園へあがり、小学校、中学校と進んでいくと、ルームランナーの速度は落ち着いてきて、多少忙しい事があるとしても、ひと月とか一年とかのスパンで先も読めるようになりました。

 こどもにかかる手間は年々激減しますし、私自身のなけなしの器にも、経験値が溜まっていくのだから当たり前です。

 そしてつい、「もうそろそろ、新しいステージに登ってみる??」っていう・・・・欲?好奇心?・・・・そんなノリで受けた面接から始まったお仕事なんですが。

 久しぶりのルームランナーMAXスピードに、クラクラしちゃいました(苦笑)。自分で上げたスピードなのにね。

 一昨日を夏至だと思っていましたし・・・かと思うと、今はまだ5月のような気もして「なんでこのタレントのブログの日付、”5月25日”とか書いてあるわけ?!バカだぁケラケラ〜〜」とか笑ってハッとしたり。

 バカは私ッスf(^^;)


 しかしお陰様で、お仕事の山は越えつつあります。

 この間、容量オーバーのせいで、あちらこちらにご迷惑をおかけしてきました・・・・皆様、お許しください。これから少しでも、穴埋めさせていただく所存です。






10日(水)

 来月から始まる、札幌市のゴミ処理有料化

 一番身近な燃やせるゴミが有料となることから、最近の主婦の話題はもっぱらこの件です。

 これに合わせて引っ越しまで前倒しした友人もいるほどで・・・・正解よね、引っ越しって嫌になるほどゴミが出るから・・・・私も、「いつか捨てそうなもの」は気がつく度に処分するようにしています。


 去年やってうまくいった"段ボール堆肥作り"も、もう一度やってみようかな・・・・8月末から始めて、年末までの生ゴミはすっかりフカフカ・サラサラの肥料になって、実家の畑に使ってもらえています。

 寒くなる時期で、室内で臭ったらどうしようと不安でしたが、まったくそんな気配はなく(そのかわり、湯気を上げて分解が進むということもなかったですが)、ゴミの投入をやめてからも文字通り放置しておいて問題なし。簡単でした!




 あとは、さまざまな「いつか要りそうなモノ」との闘いですね。

 私は、なんでもキレイに使って取っておくべきという家で育ったせいか、典型的なモノが捨てられないタイプです。

 が、出産〜子育ての生活スタイルの変化と合わせて、「捨てる!技術(辰巳渚著)」が流行した辺りから意識変革はしてきたつもり。

 <いつか要るときに「ああ、持っていたのに捨ててしまった・・・」という一瞬の敗北感>
 <それを持ち続けている分、暮らしにくくなっている日常の不快感の積み重ね>
 どちらをとるか、選択しなさい・・・・という中身だったと理解していますが、住宅事情の良い北海道ではついつい「とりあえず取っておくか!」に流れがち。

 実家や姑をはじめ、たいていの知人友人は「取っておく派」で、そこに私も安住していましたが、だんだんと新しい友人の中で「割り切ってスッキリと身軽派」が増えてきているのも実感中。

 戦中戦後を乗り越えた世代と、それに育てられた次の世代との違い?
 産めよ殖やせよ時代から環境重視で物欲の薄い時代への変化?
 ・・・・個人の価値観と言ってしまえば一言で片付きますけど、家に籠もった主婦だって、そういう断裂にくるしんでいるんですよ!(大げさ?)


 結局、部屋も頭の中もごちゃごちゃのまま、7月が来てしまう予感が(苦笑)!





7日(日)

 雨の多い6月のスタートです。

 お陰様で、花粉症は治まり、快適な日々を送っています。


 桜が終わり、ライラックやつつじ、藤、シャクナゲ・・・花もうつろって北海道の一番良い季節真っ最中!

 でも私は引き籠もって内職に精出しています。ここの更新も減ってしまって・・・・少しずつ、ネタはあるのですが、脳内でまとめる余裕がないというか。編みものは編みながら考え事ができたのですが、内職では頭を使うので、手を動かしながら考え事ができません。

 でも人間は慣れる生き物。もう少ししたら、この生活のペースも掴めそうな気がしています。世の中には、もっとハードな仕事をこなしながら、趣味の制作をし、それをPCなどでまとめつつ・・・やっている方がたくさんいらっしゃる。きっとそういう人も、初めから何もかも出来たわけではないと思いますのでね。










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