20052月19日(土)

*ファサーノ→アルベロベッロ→マテーラ→アマルフィ*


7:45に朝食を食べて8:30出発。
今日からバスの真ん中の入り口から入り、一番近い席に座ります。
私が裕くんの頭の方を持ったのですが、力が足りずうまく
持ち上がりませんでした。てこずってごめんね。
でも裕くんにももうちょっと協力して欲しい!

30分ほどでアルベロベッロに到着。
三角屋根が並ぶ風景はおとぎの国のようでした。
心配していた天気も、晴れてきてよかったです。
自由時間の間に、幸せになれる土笛やポストカードを買って
バスに乗り込みました。 その後1時間ほど走ってマテーラヘ。
まずはレストランでお昼なのですが、そこは階段をたくさん下りなければ
入り口に行けないところで、車椅子ごと後ろ向きでダンダンしながら
下りて行きました。下りはなんとか突破して、お店の中へ。
お昼のメニューはペンネとポークとフルーツです。
裕くんはそれにコーヒーを頼み、フルーツはバナナを食べました。
その後外に。のぼりは大丈夫かなーと思っていたら、お店を出るまでの
5段の階段は、運転手のエンツォさんともうひとりの大柄な男の人が
軽々と持ち上げてくれました。体が大きい男の人は頼もしいなーと思いました。
お店を出て道路に上がるまでは裕くんに車椅子から降りてもらい
2人で抱えて車椅子はおばさんが持って上がってくれました。

そうして上に上がり、マテーラ観光へ。石の階段がたっぷりあって
3人で裕くんを囲んでまた車椅子をダンダンやりながら行きました。
スリル満点、楽しさ満点の観光となりました。

その後4時間ほどバスに揺られ、19:40頃ホテルミラマルフィに到着。
今日からここに3連泊です。私は昼の疲れで握力が弱り、
裕くんを運んでいるときに落としそうになってしまいました。
(エンツォさんがたすけてくれました。)そして20:15〜夕食。
裕くんはウェイターのドミニコさんに「ユウタ」ではなく
「ミュータ」と呼ばれ少し喜んでいました。
みんな裕くんがびょーーーんと左手を伸ばしても笑顔を返してくれます。
運転手のエンツォさんも「チャーオ!」と言っては
裕くんに近寄ってきてくれたり手を振ったりしてくれます。
私達も裕くんがいてくれるおかげでそういう人たちと
ふれあいがもてているんだな、
と得した気分になります。

夕食のメニューは手長エビのリゾット、魚のグリル、
ババ(レモン酒にひたしたパン)。
今日は1日中ガタガタ道を通り、裕くんも疲れたことでしょう。
(そのわりにはバスの中でも元気いっぱいだったけどそれは知らなかった
ことにしよう)。明日は早いし、ぐっすり休もうね。おやすみーー



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