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20070728 種と茎

同居人の米国土産です。



でかい。



1本がご当地ポッキーみたいな大きさだったらどうしようかと思いましたが
普通に1カートンでした。

ゆうべ聖椰さんと晩ごはんを。
「読んだ?」「読んださ」「どうよ」「あれね」「4巻…」「3年…」
分かりやすい会話。
あの方と会うにあたってお互いの多忙期と農閑期を照らし合わせるのは勿論なんですが
その他はだいたい最遊イベントの直後を睨みます。
特に外伝関連は稀少イベントなので絶対にはずさないよう慎重に調整を行います。
などと決めている訳では全然ないのですが勝手にそうなります。幸せです。

■夏季限定トロピカルパフェ事件/米澤穂信
「春季限定イチゴタルト事件」を読んでいないのですがこれだけで全然読めるし、前作への触れ方もさり気なくて親切です。スイーツ絡み、高校生、推理モノ、タイトルも装丁もポップと如何にも軽くテンポよく爽やかな小説、と見せかけて異様に後味が悪いというアンバランスさが素晴らしかったです。人間の黒さ、落ち着くところに落ち着かない男女の友情、とても良い。アンバランスといえば主人公の小鳩君、出てくるなり友人を膂力と義侠心とかいう小難しい言葉で形容をしたところには軽く突っ込みたい。
■少し変わった子あります/森博嗣
変わった子はいないが変わった話です。しんとした魅力も品もある、ラストも鮮やか、でも完全に中高年の男性向け。女性が一緒に食事してくれて終わりという不思議な料亭が舞台ですが、女性が全然変わってない。少なくとも女から見たら普通。何人も出てくるのにパターンが少ない。20代はともかくそれ以上の女性を「子」とは言わない。ある種の浪漫は感じるけどオヤジにしか真の理解はできなそう。
■日の名残り/カズオ・イシグロ
英国執事として忠実に誇りを持って生き続け、35年仕えた末に悲劇的な形で主人を失い、いつの間にかもうひとつ大事な物を執事であるがゆえに永久に手放してしまう。語り口はひたすら抑制されていて余韻が心に響く、切なくも美しく不器用な大人の物語。冗談のひとつも言えない生真面目な彼が、新しく仕えたポップなアメリカ人のご主人様のためにジョークの練習をするところがひたすら愛しい。伝統への風刺と郷愁が同時に描かれていて時代ものとしても真摯な印象です。映画はまだ見ていませんがキャスティングを見る限り名画であることが確信できます。


20070725 天を掴めこの腕



夏ですね。
今気付いたみたいに言ってますが気付いてました。現実から目を逸らせていました。
私のどうぶつの森が今日から10月に突入したほどの逸らせっぷりです。
どうぶつの森の夏さえ耐えられない私のチキンぶりを分かっていただけただろうか。
ていうかゲームでぐらい日焼けの心配をさせないでもらいたい!褐色通り越してどこが目だか分からんほど黒い子になってしまいました。夜とか見えません。姿が。
前置き終わり。
3巻!3巻!表4は無事捲&天ツーショ!
長年待ち続けた外伝の単行本を手にした興奮のあまり何だか錯乱気味です。さ、落ち着こう。
内容は雑誌時に叫んでるので割愛しますが捲と天が大量に増えてます。「覚えていてくれれば…」の右ページのコマが何の絵で埋まるか気になっていたのですが直球で焼き肉だったのは予想外です。捲簾が何か問い直す時の「ん?」て顔がわんこみたいで可愛いなぁ。「荒療治…」の天好きだなぁ。
何この服。
描き下ろしの捲簾の服…これはどういう…違う。待って。このシャツ悟浄に着せればそんなに違和感ないような。三蔵も着そうだ。というか八戒が買いそうだ。服がどうこうより単に似合ってない…?
いつぞやの「捲簾に似合わない服は何か」会議の結果がこんなところに?
もしかしたら半端に時代がかった服は似合わないのかな、70年代サイケとか。いやそれは似合うな。
見慣れないだけかと思ったけど天を目の前にしたらとてもそうは思えません。天蓬ったら時代を超越した定番アキバファッションを見事に着こなして似合うったらない。元帥のくせに思わずナンパできそうな敷居の低さといいポスターどころかタペストリーまで買い込んでる模様の荷物の有り様といい自分の出演作Tシャツを着る弾けっぷりといい紛う事なきA-BOY。これで紙袋にコミックマーケット72とか書いてたら夏コミに向かう足取りもより軽くなるというものですよ。元帥ローゼン好きだし。知らないけど。好きに決まってる。金蝉に至っては何が何だか分からないし悟空withかぼちゃもコンセプトが分からないと言えば分からないと何だか摩訶不思議な気分なんですが、こういう巻で、外伝で、こういう遊び方してくれるのは嬉しいな。
…竜王…ヌードが似合わない…。

■ジェネラル・ルージュの凱旋/海堂尊
バチスタシリーズ3作目。一番面白かったです。なので2作目設定を引きずってこないで欲しかった…勿論1作目も引きずってるのでキャラが凄い勢いで増えていく。ジェネラルが会議に血塗れ白衣で乗り込んで来た時には「あり得ない!」と口に出しました。あり得ないよそれは。あり得ないかっこよさだ。許し難い。フォームで捲簾みたいで萌えますとお勧めされていて、確かにそうなのですが、にも関わらず私の頭の中ではずっとビジュアルが“絶命先生”で動いて困りました。しかしあり得ない。モテモテでカリスマで神でルージュで将軍で上司に反抗的なんてもう信じられない。


20070719 完全四度

風林火山。先週ついに板垣と甘利が死にました。少々泣いてしまいました。
村上陣から逃げてきて板垣の腕の中で逝く甘利。
「じきに会おう、甘利殿」
いーたーがーきー!
死ぬ日だというのに終始笑顔で「武士の誉れじゃ」とか言っちゃって
遺言振りまき死亡フラグ立てまくりこのじじぃ!待て!ふざけんな!死ぬな!
今の私は仲間を守るために囮となり笑顔で死んでいく軍人に滅法弱いというのに!
ちょっと囲まれすぎ刺されすぎだけどそこは清水監督でした。
しかも千葉ちゃんは放映日の前に板垣の死とともに千葉真一を終わらせるなどと引退宣言をなさっていました。これが最後の演技になるかもと思うと溢れる涙を抑えきれません。
引退後何をするのかという質問にも赤城農水相のようにのらくら躱す千葉ちゃん、
どうやら日体大の客員教授になるようです。
どうしたらいいの。校門で張ってればいいの?


20070716 虫も殺さぬ顔をして


3巻まだー?
もしかしたらまた引っ越すかもしれませんサイト。
望んで引っ越したことは一度もないのです。全部サーバーの都合です。
よっぽど企業を見る目がないのかマニアな線を狙いすぎなのか私がさげマンなのか。さげサーバー。
ナウでヤングなロリポップサーバーに行こうかな。つぶれる気がしません。

先日何年かぶりに弟が遊びに来ました。
大学は退学処分になり定職にも就かず親にも勘当され3匹のウサギと蔵書を抱えて住まいを転々としおまえはどこの吟遊詩人かといった案配ですがお姉ちゃんには説教する気力がまるでありません。
覚えていてくれれば。
そして、生きていてくれればそれでいいのです。
その弟、テーブルの上にあった不動産屋のパンフを眺めてひとこと。
「…最近の家はゲーム台が付属なんですか」
「え?」
「リビングにPSって」
パイプスペースだ馬鹿。千の風になれ。