3月1日(土)自宅療養
体調はまだまだながら退院してきた。
10日ぶりの自分のふとんはすごく暖かく、ぐっすりと熟睡した。
こんなによく眠れるのなら回復のスピードもアップしそうな予感♪
自宅でもこたつに入ってごろりと寝転がっている。これが安静。
家の中で立ったり歩いたりするのは、距離時間もたかだか知れているので頭痛がするまでにはならない。
お昼ごはんの用意の都合なども考えてくれて晴ちゃんも一緒にいてくれるので、随分ゆっくりとした時間が過ごせた。
元気だったら一番いいんだけどね。
3月3日(月)経過の診察
日中は家のパソコンから会社に接続して休んでいる間のメールをチェックしたり、問い合わせや依頼をできる範囲でしている。
休みに入る前にはある程度は道をつけて、片付けたと思っていたのに、トラブルが出ているようで、心苦しい。
かと言って、無理に出て行っても大した役には立たないだろうし…
そもそも、会社まで車で乗せていってもらい、席まで行くのが精一杯だろうなぁ。
− ・ −
おおしま先生の夕診の時間を予約してくれてあって、傷跡の確認をしてもらった。
傷口は大体治ってきていて、絆創膏を貼りなおしてくれた。
この絆創膏、お腹の伸縮にうまくあっているのか、傷口が開かないようにうまくくっついていて、また、市販されているようなものと違ってなかなか剥がれてこない。
一箇所、傷口が乾かず、絆創膏を貼ってなかったところも乾いて、今覗く限りは傷口はふさがっている。きっと絆創膏の中ではもうちゃんと傷口はふさがっていると思うので、絆創膏をはがして、お風呂でお腹もちゃんと洗いたい。
しかし、晴ちゃんは、自然に剥がれるまで無理に剥がさないほうがいいというので、もう少しの我慢…。
おおしま先生からはいよいよ、お風呂OKのお許しが出て、我が家のお風呂にゆっくり浸かった。お陰でまたぐっすり眠れた。
自宅療養の日々は、ごろごろしている日々だ。
時々会社に接続して少しだけ仕事のメール処理。
頭痛は少しずつ和らいできたような感じがしてきた。
− ・ −
家の近くをコンビニまで少しだけ歩いてみた。
はぁはぁ、ゼイゼイで頭がぼんやりする感じがする。
自分でも驚くほど体力が落ちているようだ。
毎日、少しだけがんばって、動ける範囲を広げてゆかないと。
− ・ −
ジャスコまで行って、お散歩兼お買い物に行った。
駐車場から売り場までヨタヨタ。売り場をあっちからこっちまで歩いて椅子で休憩。
人がたくさん往来するのを見ていても疲れてしまう。
フロアを1往復して買い物を途中であきらめて帰った。
でも、昨日よりもたくさん歩けた。
− ・ −
しばらく、ウンコをしてないので、溜まってきた。
夜、酸化マグネシウムの下剤を飲んでおいたら、翌朝から10回くらいトイレに入った。
傷跡はまだまだ痛むので、腹圧がかけられない。そこまで来ているのに、力をかけずに自然と出るのを待つ。はぁ、トイレにいる時間が長く、たくさん本が読める。
3月10日(月)会社復帰を順延
手術前には十分だろうと思っていた復帰目処の3/10になった。
しかし、まだ、近くのスーパーまでヨロヨロと歩くのが精一杯。
出社しても数時間も座っていられないとなっては、出社する意味もないので復帰は断念。
出社して仕事をするとなれば、周囲にはそれなりに期待もされよう。
幸い、上司は無理をしないで万全整えて来てくれと言ってくれるので、一日座っていられる程度までは、リハビリに専念させてもらうことにした。
有給が減っていくのがちょっと心配だ。
3月12日(水)リハビリ出社
記念すべきリハビリ出社1日目。
ヨタヨタとした歩きでやっと自分の席についた。
誰にも知らせてなかったのでグループのメンバも顔を見てびっくりしていた。
メールで状況は知っていたので少しは話をすることができたが、事情を説明してもらうばかりで、彼らの助けにはなっていないのが申し訳ない。
席にいた上司やよく話をする知り合いにも挨拶をしたら、みんな一様にニコニコしてくれたのが嬉しかった。
今日は2時間しか居られなかったが、少しづつ時間を延ばして、来週には定時間勤務くらいはできるようにしたい。
3月22日(土)洲原池を一周
途中に1日休みがある週を終わった土曜日。
普通な1日を過ごす自信もできて体力回復を思いながら洲原池3.2kmを散歩した。
一周はできたけど、最後は結構苦しかった。
まだまだ、だね。
4月5日(土)鼠径ヘルニア最後の診察
退院後の最後の確認の診察が残っていた。
確認だけなので「一ヶ月位したら一度来てみてください」という話だったので、4月になってからにしようと思っていた。
4月は検査がたくさんあって医療費がかかるから、ひと月にまとめたら還付金とかで効率的かな?と思ったから。(実際そうなのか?)
10時過ぎに病院の受付をして待つこと2時間。久しぶりに長時間待たされて、待ち疲れてしまった。
一ヶ月ぶりのおおしま先生はニコニコ元気に迎えてくれた。
退院後の推移を簡単に話して、縫合部分が硬いとか、ピリピリする部分があるとか、左のタマがやんわり痛いとか、気になることはあっても、だんだん慣れてゆく感覚を持っていて安心していると伝えた。
横になって先生が触診をしてみて、さらに話をすると、縫合部分が硬い、普通ならこれほど硬くはならないそうだ。確かに硬いのだけど、浜ちゃんが問題にしてないことを、先生が気にかけてるのは気になるじゃないか。
それから、左のタマが痛いこと。
そもそも男のタマはお腹の中と管でつながっているそうだ。この管がお腹をささえている筋膜を通ってるところに、隙間ができて腸が出てきてしまうところが問題。手術の時にここがまた広がってしまってヘルニアを再発しないように、隙間を手術の時に閉じているのだそうです。
で、その閉じ方がきつかったかも知れないという話だった。
一見問題あり、のような感じがしたけど、「だんだん慣れて気にならなくなるはずですから、このまま様子を見ましょう」ということになった。
一応今回の治療はこれで終わりにしましょうという先生の話があった。
浜ちゃんも丁寧に「お陰様で元気になりました。ありがとうございました。」と先生にお礼を言ったら、「とんでもありません」なんて言われてしまった。
診察室を出るときには、先生も椅子から立って、お大事にしてくださいと丁寧に送ってくれてすごく好印象でした。
お願いしておいた診断書を受け取って、ヘルニア手術が終了しました。
後は、この診断書で保険料請求をするわけだけど、さて今度はいくらの保険金になるのか、ちょっと楽しみだ。
4月9日(水)保険給付金は95,000円
書類と保険会社に送ったらあっという間に振込みがされた。
入院初期給付金 |
20,000円 |
支払日数 4日 |
疾病入院給付金 |
25,000円 |
支払日数 5日 |
手術給付金 |
50,000円 |
給付倍率 10倍 |
給付総額 |
95,000円 |
|
高額医療費で戻って来たとして、だいたいトントンといったところ。
|
|