クリスマスが終わってからクリスマスの絵本

今日気づいたことです。

息子が夜眠りにつく前、たいていは(例外の時をのぞき)絵本の読み聞かせをします。
息子も楽しみにしています。

このごろでは絵本の手持ちも増え、時を経て読むたびに理解が進むので
何度読んでもいいのだが、何しろ手持ちのすべての絵本について内容の概要を
把握してます。

3歳10ヶ月になった息子は、クリスマスが近づいてきたころに
クリスマスの絵本を選びませんでした。
「クリスマスの本はどう?」と誘っても、必ずクリスマス以外の本。
ところが、クリスマスが終わったとたん、毎晩クリスマスの絵本を選ぶのです。
私は、「もうクリスマスは終わったの。クリスマスになる前に読まなくちゃ
気分が出ないし・・・。」
などと、息子の思いを拒否しているに等しい事を言っていました。

年も明けてお正月だというのに、毎晩クリスマスの本を
“1冊だけ”読んでいた、私でした。
はっ、と突然思いついたのです。
クリスマスが終わって、その楽しさや、雰囲気を味わったからこそ
 何であるかが判り、そして名残惜しさもあって、来年を楽しみにして
 だから、終わったからこそ、クリスマスの絵本を読んで欲しいのではないか?!


思えば去年はまだ2歳、まだまだ記憶する力も、その必要も・・・。
3歳10ヶ月で迎えたクリスマスだからこそ、
“クリスマスって、楽しいんだ、終わってしまって、残念だな”
と言う気持が出てきて、その気持を絵本に託して、
そして、絵本の内容そのものも、やっと理解できて、面白くなって・・・
もう、大人の頭ではイメージし尽くせないほどの意味があって
それで・・・!!

そうか・・・!やはり、満足するだけ、読んであげるべきなんだ!
子どもの欲求には、意味がある。
特に母親は、もちろん本人以外の者すべて、
まずは受け止めて、その意味に気づこうとする努力がやはり必要なんだ
と、改めて痛感した出来事でした。

息子には、私が受け止めていなかったことに対して、
とにかく、謝りました。
そして、心こめ、息子が選んだものを、読んでいます。

そして、この出来事で、いろいろ思ったことを、この続きにします・・・