≪ モラってなあに? ≫
2015年3月7日更新
モラとは、あのパナマ運河で有名なパナマ共和国のカリブ海に浮かぶクナヤラ(旧称:サンブラス)の島々及び内陸、そして隣国コロンビア等に住む先住民・クナ族の女性が装うブラウスのことです。
このブラウスには先住民独特の鮮やかな色合いの布がエキゾティックなデザインで施されています。
120年位前までは裸族だったクナ族も、アメリカからやってきたキリスト教徒達の影響などで次第に服を着るようになりました。そして昔ボディーペインティングしていた呪術的な模様が、今度はモラブラウスの図案になりました。
彼女たちの感性は素晴らしく、呪術的な伝統模様はもちろん、身の回りにあるどんな物でもデザインに取り入れてモラを作ってしまいます。
鳥・魚・犬・ネコ・花・舟・箒・洗濯板・トンカチ・飛行機・マラカス・缶詰のラベル・・・・等々数え始めたらきりがありません。
布の重ね方も縫う手順も行き当たりばったりで無茶苦茶のように見えるのですが、非常に合理的で系統だっています。でも図案は自由な発想で描きフリーハンドで縫ってしまうのです。只々感心するばかりです。
彼らの婚姻関係は、一夫一婦制ではあるのですが嫁入りではなく婿入りです。そして政治等は男性に任せ、女性は生活一般を取り仕切るという、役割分担が上手くできている民族です。
<宮崎ツヤ子モラ研究所>の主宰者:宮崎ツヤ子はパナマで二度生活し、クナ族から直接モラを習い、今でも連絡を絶やしておりません。又、講師や受講生の何人かは幾度か現地を訪問し、クナ族の生活
そしてモラを作る様子をしっかりと見てきました。
**作ることに興味のある方には、≪教室一覧≫をお送りいたします。メールでご連絡ください。
**<宮崎ツヤ子モラ研究所>全教室合同の作品展は二年に一度開催されています。
又、各教室毎の作品展や体験講習会なども不定期ですが行われています。
興味のある方は、≪作品展・体験講習会のご案内≫を御覧下さい。
あなたも、“モラの世界”にどっぷり浸かってみませんか?