山岡さんそろそろ次回作どうーですか?と仲間からふられたのが2008年年末。自分としても、アニメーション〜実写とアニメの合成と2作創ってきて。今度は実写が創ってみたいなぁ、とは思っていました。が、しかしリーマンショックで世の中ガタガタでご飯もろくに食べれそうにないこの時期に、わざわざ実写は危険だろう...乗る気になれないのが本音でした。
でもこんな時期だからこそ、やってみたいんですよ、山岡さん!!の言葉に、ついに折れてしまいました(汗)
企画スタートしてみたら、驚きの連続でした。今までタッグを組んでいた、編集/制作の子も乗る気がしない様子だし。ストーリーのほうも素人監督に投げっぱなし。「絵コンテ創ったらやってあげますよ!!」の言葉を信じて描いてみたら「こんなん出来ん」「そりゃ無理よぉ!」とNGの連発(泣)挙げ句、仕事が忙しいので代役を立てると言い出す始末。(結局このやる気の無さが失敗につながるんですが....)予算は予算で、集める為にご挨拶の日々。(ご協力頂いた方には本当に感謝しております!)
事前の許可関係やその他の手配も自分でほとんどするハメにぃぃ気がつけば、泣いたり、怒ったり、笑ったり?と映画三昧の1年でしたぁ....。
いやー監督って大変なんだなぁーと、つくづく痛感させられましたが、結局完成させてくれたのも今回のメンバーだったからこそ!!感謝してもしきれません。スタッフも穴吹デザイン専門学校(監督の母校)から2名も学生を派遣して頂きいい刺激をもらいました。(この2人が楽しそうに現場で動いているとこっちも嬉しくなるんですよ!)
ほんとにどたばたでしたが、僕も実写初監督は落第点!それでも、自分自身が本当に勉強になりましたし。今回集まってくれた高校生、専門学校生、大学生さん達の中から映像やデザインや舞台などの道に興味を持った子が1人でもでてきてくれたら1年半走ったかいがあったと思います。