出雲路珍道中記(学年解散旅行)      
             


出発まで

今年からこの学年に入ったためよく知らなかったのだが、この学年の年度末旅行の
毎年のテーマが、「行ったことのない県へ行こう!」らしいのだ(笑)というわけで
昨年は伊勢志摩へ行ったらしいが(私は去年他学年でグァムへ行った)今年は島根で豪遊(笑)
となったわけなのです。でも実際は7人だけというお寒いものでしたが、仲良しさんばかり
だったのでとても楽しいものでした。



初日

3月11日(土)〜12日(日)という一泊二日の旅。集合は羽田に9時45分。もちろん
時間に厳しい私はきちんと集合時間に間に合いましたが、なんと!幹事のS先生が来ない!
でも多分遅れると言っていたのでみんな余裕。でも飛行機が10時半出発なのでちょっと不安。
ところが....10時頃に携帯に、もう一人来ていないすぎぶー(仮称)から電話が入る。
「すっ、すいません...浜松町でモノレールに乗り換えようとして、間違って品川まで
いっちゃいました。これから羽田に向かいます...すいません。」なにーっ!現在10時過ぎ。
飛行機の時間は10時半。品川から羽田までモノレールで約20分。間に合うのか?一同不安に
陥る。そうこうするうちに遅れてS先生到着。「S先生、すぎぶーがまだ来てないんですよ。
もしかしたら間に合いそうもないかも。」するとS先生、自分が遅れてきたにもかかわらず
「私がチケット持ってますから大丈夫。遅れる方が悪いんですから。その時は置いてきましょう。」
本当に仲良し学年だったのか?(笑)でもなんとかぎりぎりセーフ。もちろん遅刻入室カードは
書いてもらいました。今日一日すぎぶーはパシリです(笑)

そして一路、島根へ。1時間ぐらいで着くのですね。早いなぁ。そしてそこから9人乗りの
レンタカーを借り、まずは定番中の定番、出雲大社へGO!ちょっと小雨気味でしたが、それも
風情があってまた良し。ご存じかとも思いますが出雲大社は縁結びの神様。今年40歳になる
独身のJ先生はかなり気合いを込めて拝んでいました(笑)でもJ先生曰く「実は昔一度来たことが
あるんだけど御利益ないなぁ。」としみじみ。縁は自ら作らなくっちゃあ。ということで旅行で
来ていた女子大生に頼まれ写真なんか撮っちゃいました>私(笑)

その後、中にある宝物館などを見学。こういうとき日本史の先生がいると有り難い。色々と解説して
もらいなかなか勉強になる。ただのガイドがいるってお得(笑)おみくじも引きましたが、私はまずまず
今年も良いことがあるかな?そして次に向かったのは島根ワイナリー。島根って葡萄の産地なんですか?
よく知らないけど。でも味見をするワインが山ほど置いてあって、観光客のおばちゃんたちがガバガバ
飲んでいました。私はアルコールがダメなものでグレープジュースを試飲(笑)ちょっとしたお土産を
買いました。で、ここでせっかくここまで来たからには日本海を見に行こうと言うことになった
のですが、けっこう時間もかかりそうだし、遅くなったので疑似日本海ということで宍道湖見学(笑)

宍道湖で、あまりの寒さに笑顔も凍る人たち

浜縁まで降りていくと、あるわあるわ蜆の殻の大群。水をちょっと舐めてみるとほんのり塩味。やっぱり
海とつながっていると実感。このあたりで体育科のM先生とすぎぶーが、水に落とす隙をお互い狙って
バトルが絶好調。生徒のいない教員たちの何と生き生きとしたことか(笑)

そして玉造温泉へ。とても素晴らしい宿でした。「今回の旅行は宿にお金がかかってます。」と幹事の
S先生が豪語するとおり、とても良い和風ホテル。早速温泉へ。露天風呂でのんびり。でもこの時J先生が
島根ワイナリーで飲み過ぎ、露天風呂で倒れそうになるシーンあり。そして豪華な食事。ここからの
私の、場を和ます裏トークが絶好調。あまりの饒舌に、挨拶にまかり出た女将もびっくり(笑)大笑いの
お食事でした。そしてその後再び部屋に戻って宴会。みんないろいろあったのね、という話が延々夜中まで
続きました。とてもここでは書けないような裏話もたくさん出て盛り上がりました。



2日目

昨日とうって変わってピカピカ天気。気温も上がって暑いぐらい。今日は松江市内を散策の予定。まずは松江城の
周りにあるお堀を、船で悠々と巡るという「堀川めぐり」に乗り込む。約45分ぐらいかけてゆっくりと巡り
船頭さんが色々ガイドしてくれるというもの。これが風情があってとても良かった。13人乗りの船になんと
こたつがついていて、それに入りながらゆっくりゆっくり巡る。途中にある京町と呼ばれる町並みの由来や、
くぐる橋の名前のいわれなど、とても優雅なものでした。「ここの建物は上級武士の家で...」と流暢な
ガイド。それを真似て私も...。「ここの家は田中さんといって夫婦仲が悪くただいま別居中です。」などと
やったものだから大受け。こういうことは得意なのです(笑)で、面白いのはこの船の屋根が可動式だということ。
低い橋をくぐるときは屋根がグィーンと下がってくる。するとお客もそれに連れて伏せの体勢。みんな頭を垂れて
平身低頭の姿は見物でした。そしてその後は、その周囲にある武家屋敷や小泉八雲記念館などの見学。ここは当然
国語教員の独壇場(笑)というほど詳しくないけど、ちょっとした解説ぐらいは出来ました。少しは面目躍如。

小泉八雲記念館あたり? 武家屋敷かもしんない(笑)

そして次にメインの松江城へ討ち入り...もとい登城。中にはいるまでけっこう距離があって疲れました。
昔ならとっくに討ち取られていましたね(笑)まっ、中はそこそこでしたが、天守閣(?)からの眺めは絶景でした。
そして降りてきたところでまた一枚。しかし実はこの時点で、すでに時間がなくなりつつあった。帰りの飛行機の
時間まであと2時間弱。これから食事をしてレンタカーを返して空港まで、たっぷり2時間ぐらい...。
だからみんな笑顔で写っているけど、内心『大丈夫かなぁ。』と思っている図(笑)

時間を気にしている人たち これが私でーす

もうこうなると食事をゆっくりとっている時間なし。急いで食べる場所を見つけて速攻食い...のはずが、
のんきな人たちはぶらぶら遅れ気味。団子なんか買い食いしてる場合じゃないですよ。幹事のS先生も
切れ気味(笑)時間もないのでその辺のお店へ直行。島根まで来て北海道フェアのお店へ(笑)食事もそこそこに
空港へダッシュ。またまた何とか飛行機に間に合って無事帰京。お疲れさまでした。

でもとっても楽しい旅行でした。色々な話もできたし色々解説してもらい勉強にもなったし。やっぱり円滑な
人間関係が良い仕事を生む原動力と実感。来年もまた新しいメンバーで行きたいものです。

松江城のお堀ぎわでたたずむO−TEACHER

バカ学年グァム珍道中記 はこちら
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