Aプログラムの立て方
ア 基本的考え方・・・メリハリのあるプログラム作り
聞き慣れているかそうでないかなど、読書経験に
プログラム作りが左右される。
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導入の工夫 子どもを集中させる工夫・・・
コミニュケーションを整えてから
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いきなり始めない。簡単な手遊び・指遊びをしたり、季節のことや自分のことなどを
少し話したりして、子どもがお話を準備ができ、集中できるように持っていく。
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おはなしや本の組み合わせの工夫
※長いおはなしと短いおはなしを組み合わせる・・・
原則
※おはなしの内容や順番を考える・・・
集中力がないと聞けない話
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長いおはなし、まじめなおはなし、短くても内容に重みのあるおはなしでは、
子どもの集中度の高い冒頭に持ってきたほうがよい。
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似たようなはなしを一緒にしない。・・・
トム・ティット・トット
と大工とおにろくのような名前あてや昔話と昔話
- 一般的にいって、おはなしの取り合わせは、すじ立てや雰囲気など、際立ってちがったもののほうがよい。お互いのはなしの味を生かしあえる。
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例)<勇壮活発なお話→軽くて明るいお話>
<長くて重たいお話→短くてとぼけた味のあるお話>
※対象年齢を考える
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異年齢の集団の場合は、原則として小さい子に焦点を当ててプログラムを作る。
途中で「小さい子の時間はこれでおしまい。」
と言う風に区切って大きい子のためのおはなしをする方法もある。
人手などがあればできるだけ分けて実施した方がよい。
- 幼児・・・できるだけ細かく分けて
例)「1〜2歳」「3〜4歳」「5〜6歳」
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1歳−本とであうのが目的。
・・・お母さんとわらべ唄や手遊びなどを楽しむ合間に短い絵本を。
- 2歳−おはなしの絵本が少し聞けるようになる。
(赤ちゃん絵本が中心)お母さんと一緒の手遊びと短い絵本。
- 3歳−少し長めのおはなしが聞けるようになり、
手遊びなども自分で楽しめるようになる。
- 4歳〜5歳−いろいろな絵本を一番楽しめる時期。
合間の気分転換にて遊びを入れる程度でよい。
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・・・無理に指遊び、
手遊びを入れる必要ない
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幼稚園・小学生−異年齢集団での読み聞かせもよいが、「学年毎」、
「低学年・中学年・高学年」、「低学年・中学年以上」に分けるなどの工夫を
3、子どもを飽きさせない工夫=子どもが楽しかったと思える会に
※本の魅力が色あせるような派手な演出は逆効果。
※導入時に集中力を高めたり本と本との合間のリフレッシュ、満足する終わりのための工夫が必要。
※おはなしや絵本以外の出し物を入れてみる。・・・視聴覚資料(本の後、気持ちを解放させ読み聞かせとは異なって演じるもの)
- 紙芝居−読むのではなく演じた方がよい。紙"芝居"なので、華やかで、演じ手のパワーでひっぱっていくもの。(演技力)紙芝居の後に耳を済ませて聞く必要のある読み聞かせをやるのは難しい。読み聞かせのあとに紙芝居の方がよい。
- パネルシアター・エプロンシアター−合間の息抜きに使えるが、お楽しみの色が強い物なので、最後にパッと華やかに終わらせたい時に効果的。紙芝居と同じで演じ手の演技力が必要。
- ペープサート−登場人物の少ない寸劇タイプの物やクイズ、歌遊びのような物は、合間の息抜きに活用できる。大掛かりな物は最後のお楽しみに。
- 指人形・軍手人形−会の始めに子ども達を集中させたい時などに便利。合間の息抜きにも使える。人形を短い詩や言葉遊びを暗唱させるのも良い。
4、子どもに本を手渡す工夫
- プログラムを配布する
- プログラムを部屋の壁などに貼る等本につなげる工夫も必要
イ いろいろな場合
- 朝の読書の時間 ポイント!集中させる
※目的は、聞く習慣をつけることと本を結びつけること。
※所要時間は10分。7〜8分のプログラムを考える。
※導入に遊びの要素はなるべく避け、集中させる工夫を
―例)子どもに声を出させるようなものもよい。自分が声を出したり動いたりする方が集中する。共に詩などを読むのもよい。季節感があると尚よい。
※絵本は、力のあるしっかりしたものを選ぶ。(おすすめ本のリスト等を参考にするとよい。新しい本がいいとは限らない。しっかりと本を見る目を養って。)
―例)1年生などは、短い絵本を二冊ぐらい読む(絵本に絞る)2〜4年生は、昔話や、ストーリー性のある絵本を選ぶ。
※どんなに読んでやりたい本でも、時間内に終わらないような物は、中途半端になるので読み聞かせしない方がよい。
- 毎日でも読めるならば、長編を少しずつ読み聞かせても良いが、月に1〜2回程度の場合は、その場で完結する本を読んだ方がよい。どうしても紹介したいときは、クイックブックトークで。ただし、絵本も読んでクイックブックトークもは時間的に無理。
2. お昼休み時間 ポイント! 少しは遊びの要素も
※お昼休み時間の特徴・・・異年齢の子ども達。開放的な時間。日によって違う人数(天気の影響も)。入室がバラバラ。
※所要時間は20分程度。17〜18分のプログラムを考える。
※導入時、手遊びなど途中で子供が入ってきても大丈夫な話を持ってくる。途中から入ってきても、関われるものを始めに入れる。
※プログラムは緩やかで、融通が利くようにしておき、子ども達の顔を見て、プログラムの変更ができるようにする。
- 多めに本を用意する。予定していない子が来た時に変更できる融通性が必要
- ただし、似たような本が重ならないよう事前の打ち合わせをきちんとやっておく
- 1年生から6年生までの異年齢集団ではやりにくいので、分けて行なうなどの工夫をしているところもある。
- 例)学年を指定してお話会を行なう「今日は1年生」と言ったように
- 高学年・低学年に分けて行なう。このようにすると高学年でしっかりした本が読める。
3. 授業時間 ポイント! 子どもに合わせて無理をしない
※所要時間45分。35分程度のプログラムを考える。
※所要時間が長いので、本の組み合わせや順番にメリハリが必要。
※事前にしっかりとプログラムを作っておく
- 集中力のある時間に長い本を。
- 最初と最後が大切。どの子も満足して終われるように工夫する。
- 流れを考える。
- 時間が長いので前半と後半に山を作り、途中でわらべうた・手遊び・短めの読み物・参加型の物などを入れるとよい。ただし、あまり長くなく、あまり解放しすぎない物を選ぶ。
※聞き手が、本の世界に入り込みやすい工夫を。
- 本のテーマを決めてプログラムを組むという方法もある。
- しりとりのようにつないでいく組み方もある。
- 季節感も大切
B参加者を集める工夫
ア ポスターなどを作って積極的に広報する。
イ 役所の広報誌などへの掲載を働きかける。
ウ 口コミ
エ 会員証などを発行する。
―例)会員証にシールを貼ったりスタンプを押したりして、全部集めた子ども達に手作りの物など小さなプレゼントをする。 |