加藤光雄歯科診療室 〒155-0033 東京都世田谷区代田1−1−5 Tel: 03-5433-1586                                              Mail:mkdental@gate01.com

診療内容
院長の加藤光雄は、昭和59年に東京医科歯科大学歯学部を卒業後、母校で18年間、部分床義歯(部分入れ歯)の研究・教育・臨床に携わってきました。部分床義歯の診療は、まず残っている歯の処置から始まります。これには、歯周病(歯槽膿漏という言葉は敢えて用いません)の処置、次いで虫歯の処置、小手術のすべてが含まれ、症例によっては矯正治療や咬合治療といった特殊治療も含まれます。大学付属病院の義歯外来での責任者として鍛えられたおかげで、歯科診療を幅広く偏りなく深く身に付けることができました。師にも恵まれました。斯界の第一人者の直接指導は院長の診療の礎となりました。

一人一人、お口の中の状態は異なります。歯一本単位ではなく、お口の中をひとつの単位として、包括的な歯科診療(総合診療)を目指してまいります。ながきにわたる大学での研鑚の成果を皆様に享受していただきます。当診療室では来院された方のご希望を実現することを最優先いたしますが、その方法に関しましてはあらゆる可能性を検討し、その中から一人一人に適した処置法のすべてをご提案いたします。正確にご理解頂くまでご説明致します。その上でご自分で選択して頂きます。全てをご納得を頂いてから処置を開始いたします。院長の専門分野、関連分野では自信を持って最善の処置を御提供いたします。専門から外れる領域はその専門医を御紹介いたします。

処置は保険診療を基本として全体を組み立てています。保険診療でも手間と材料を惜しみません。
義歯の製作の為のかたどりの際は勿論のこと、被せる冠を作るための歯の型どりでも、型どりの道具(個人トレー、個歯トレーといいます。あなたの歯、あごにだけに合う型どりの道具です。)を特別に製作し使用します。型材は寸法精度の高いシリコンゴムを使用します。残念ながら保険制度の点数では材料費の分も評価されないことになりますが、製作物の精度のために、また、それを製作する歯科技工士の能力を100%引き出すためにも、型どりの材料の質を落とすわけにはいきません。
総入れ歯や大きめの部分入れ歯では上あご、下あごの位置関係の記録のためにゴシックアーチ・トレーサーというものを製作して使用します。これは特殊なものではなく、保険診療にもこの項目は含まれますし、大学歯学部で学生や新卒の歯科医に作り方と使用法を必ず教授していますが、卒業後もこれを使用し続けている歯科医師は極めて少ないのが現状です。
上あごの前歯の冠を製作する際に、あるいは咬みあわせが個性的で特に配慮が必要な場合は、フェイスボウトランスファーということを行います。頭の骨と上あごの歯との位置関係と下顎の動き方のデータをとって、誤差の少ない冠を製作するためのものです。チェックバイト検査といって、保険診療にもこの項目があります。このための器具をそろえていて実際にそれを使いこなせる歯科医師が少ないのは残念なことです。

セラミックや金属の歯に被せる冠や、歯のないところに両隣と繋いで被せて歯を入れるブリッジや、取り外しの義歯など、歯科治療には人の手による製作物が用いられます。これらを専門で作る仕事を担当するのが歯科技工士です。特に腕の立つ歯科技工士、青木 勇氏の開設した技工所、ライズアオキと契約しています。青木氏は東京医科歯科大学歯学部付属技工士学校本科、実習科を修了し、さらに経験を積んだ技工士です。彼の製作物のクオリティーは紛れもなく1級品です。さらに、神奈川県にあります歯科技工所の総和歯研に技工を依頼しています。総和歯研社長の矢島 勉氏には、加藤は公私にわたり節目節目で助けていただいております。困ったときは総和歯研。全幅の信頼をおいています。歯科医師の先生方にも自信を持って御推薦できる歯科技工所です。
加藤は、完全院内技工を目指しています。常勤の院内技工士が、患者さんの間近で自身が製作した歯科技工物の状態を確認し、さらなる質の向上を目指すシステム作りを模索しています。歯科技工士の育成は歯科医師の役目です。あらゆる歯科技工物のあらゆる部分には、背景に歯科医学が存在します。歯科技工物は歯科医学を具現化したものでなくてはなりません。テレビの報道番組で皆様も認識を新たにされた、外国で製作された歯科技工物の国内への流入の問題は、その報道までは厚労省も現状を無視し続けていましたが、マスコミと世論の力で改善に向けてやっと重い腰を上げたところです。歯科技工は歯科医療の安心・安全を全面的に下支えする要の技術です。ところが、大多数の歯科医院は歯科技工物の製作を外部の歯科技工所に依頼しているのですが、より高い技術ではなくより安い製作費で技工所を選別しているのが現状です。歯科医師が、歯科技工士を育成する責務を全うしないばかりか、歯科技工士が睡眠時間を削って身に着けた技術を使い捨てにするような意識を根本から改革しない限り、歯科技工界の健全な発展は望めません。患者の皆様には歯科技工士の離職率が異常に高い(80%)ことの現実を知っていただいて、歯科技工士の社会的地位の向上に御理解と御協力をいただきたく、この場をお借りしてお願い申し上げる次第です。現在、院内技工が中断しておりますのは痛恨の一語に尽きます。指導の厳しさは自負いたしておりますがこれを乗り越える志のある歯科技工士を求めています。

診療時間
月曜日〜土曜日 9:00〜12:00 14:00〜19:00 原則として予約診療
自宅併設のため、上記以外でも院長に所用がなければ随時診療可能です
緊急時はまず、お電話(03−5433−1586)を
ただ、申し訳ありません、時間外ですといつも電話に出られるとは限りません
何度も掛けなおしていただかなくてはならないかもしれません
留守電になっていることもありますので、メッセージをお残し下さい

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