−テニスの執事様−
テニス部顧問奮闘記

ここは全くテニスに興味のない人には無縁なページです。ただの 「テニス部顧問日記」です。日頃部活を見ていて感じたこと、試合の様子など、 ただのテニス好きが顧問としていかに奮闘しているかを、ダラダラ書くことにしました。まっ、これもO−TEACHERの 一面ということで興味のあるかただけどうぞ。

平成17年度 K井キャプテンの代

平成18年4月12日 更新 ここをクリックすると最新のところへジャンプ!


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  • 47.練習試合など

    いよいよこのページも3代目となりました。実は新チームはとっくに始まっていたのですが、いちおう3年生がすべて引退してから 続きを書こうと思っていたので、今頃となりました。それで新キャプテンはK井。けっこうリーダー性があり、1年の時から 高く評価していました。で、色々話し合った末、彼女がキャプテンとなり部を引っ張っていってもらうこととなりました。

    それが決まったのは4月頭のブロック大会が終わった後で、団体メンバーの総体が残ってはいましたが、いちおう新チームとして 日々の練習は新2年を中心にやっていました。このチームは9人がとてもまとまりが良く、そして何よりも本当によく動ける 素敵なチームです。実力的にはいまいちですが(^^;)チームとしては最高かもしれません。ただ今年入ってきた12人の1年生が 、それと比べると見劣りします。悪気はないのでしょうが、どうもヘラヘラした感じが抜けきれず、今後が心配です。

    さてこのチームになり何度か試合も経験しました。関東予選明けの新チーム合同練習試合ではR高校、A高校に完敗。そして 先日やったH高校との練習試合も完敗。ここは今までの学年なら負けたこともないのに…。つまりはそれくらい弱いということです。 このチームではブロックを勝ち抜くことすら覚束ない。そして本日も合同練習試合があり、かろうじて決勝リーグに勝ち上がりましたが、 やはり弱い…。まぁこれから鍛えるしかないのですが、もっともっと精進して欲しいと思っています。とりあえず、そんなところ。

    7/22

  • 48.インターハイ準備〜公立校大会

    だいぶここも放置しっぱなしでしたね(^^;)本当は部活関係のことは書くことが沢山あるのですが、もう書き出すときりがなく止まらなく なりそうなので自重していました(言い訳)

    いよいよインターハイが近づき本当に忙しくなってきました。うちの生徒たちは頻繁に審判で借り出され、可哀想なくらいこき使われています。 先日リハーサル大会と称して、インターハイの前哨練習大会がありました。もちろん本会場を使い本番さながらに行われ、本番の時の 課題を見つけるという趣旨で、7/17.18に行われました。私なんかは前日の準備から働いていましたが…。いちおうインターハイに出る予定の 近県の実力校が参集し試合が行われましたが、まぁ色々スムーズに行かず大変でした。生徒も暑い中審判をしてかなり疲れていたようでした。 ただ一番可哀想なのは、こうやって借り出されることが多くてなかなか自分たちの練習が出来ないこと。それが一番可哀想。

    そんなわけでほとんど準備不足のまま公立校大会が7/22に行われました。昨年はベスト4に入る好結果を出したのですが、今回は ブロックも勝ち抜けない最弱チーム。やる気だけはあるがメンタル面が常に課題となり、いつもコロッと負けてばかりのチームなのです。 でも新チームとしては初めての公式団体戦ですから、私も意気込んで臨みました。

    しかし結果は…。ダブルスはA加・E老原。これが緊張のためにガチガチで足が全然動かない。タブルフォルトとリターンミスを繰り返し、 あっという間にリードされる。もう普段なら考えられないようなA加のボレーミス連発、E老原もタブルフォルトを続け、あっという間に 2−Eで負ける。もう何もせずに終わりました。S1はK井。慎重につなげて5−2リード。ここでデュースになりあと2ポイントで 勝ちというところでミス。そこからが止まらない悪い癖。始めのうちは長いラリーをして最後に落とすというパターンだったが、相手が だんだんK井の球筋に合ってきて打ち出してきた。こちらは逆に防戦一方になり、どんどんボールが短くなってくる。そしてそこを 前から打たれるという悪循環。そうなるとメンタル面の弱い彼女はどんどん追いつめられ、先ほどまではしなかったダブルフォルトを 連発。ゲームの最初のポイントも取れなくなり、あとはズルズルといき、結局5−Fで逆転負け。勝てた試合だったのに…。 幸いS2のT野はよく粘りE−2で勝ち一矢を報いる。うーん、市立I毛高校に完敗でした。こんなふうに1回戦から負けるなんて 久々。ちょっとショックでした。

    やはり精神面が課題なのかもしれない。けっこう彼女たちは頑張っているのですが、やはり実力を出し切れずに終わったという印象。 やはりかなり厳しいことをして自分に自信を持たすしかないのか。鬼顧問になるべきか…。

    8/21

  • 49.あすなろ大会

    インターハイ後、すぐあすなろ大会が行われました。うちの生徒たちは全然練習する暇もなく、いきなりだったのでちょっと可哀想でした。 しかしそれもいとしかたなし。しかし雨で4日間中2日中止となり、結局ダブルスは誰も出来ませんでした。

    で、シングルスの方なのですが、これが惨敗。ことごとくコロコロと負け、やはり実力のなさが表れていました。特に大事なポイントが かかるような試合になると、本当にメンタル面の弱さが出て、自滅するパターン多し。見ていて本当に歯がゆくなります。その中で 唯一勝てたのはT野。1回戦実力伯仲の相手に粘り合い。相手もミスらずつなぐまくり、F−5で勝ったものの1時間30分の大熱戦でした。 そのおかげか、そのご順調に勝ち続け見事Cで優勝!一皮むけた試合だったようです。他のやつにも見習って欲しいなぁ。

    8/26

  • 50.校外合宿

    今年は8/22−25で、例年通り白子へ行ってきました。いつもの年なら7月下旬にやるところなんですが、インターハイがあったので、 こんな時期になりました。実はちょうど台風が2つも接近していて、事前の天気予報では、2日目からずっと雨。下手すると一日くらいしか 打てないのではないかと危惧していました。しかし奇跡的になんとか持ってくれて、結局最終日の午前中だけ雨に降られただけで、 あとはなんとか持ちこたえてくれて、予定通りメニューを消化できました。どうも学校のある方ではずっと雨模様だったようでついていました。

    さて今回もハードなメニュー三昧。例年通りボレーボレーの連続から。基本の基本ながら、やはり一年生あたりはミス多し。なるべく2年生と ペアを組ませ連帯感を図ります。出来なかったペアはスクワット。これが後から効いてきます。まずはじっくりとラリーやボレーの練習。 普段は時間が足りなくて2分程度で切り上げるところを5分以上かけて、それも連続でやることにより納得いくまで打つ。これが十分 出来ました。そして夕方にはいよいよランニング。約7キロを走りました。2年のE老原と1年のI野が速い。それぞれまだ初日なので 楽勝でした。夜はミーティング。ここで合宿の目的や自己課題について考えさせました。そして例年通り一人一言コメント。お題は「テニスと私」。 1年生4人2年3人。それぞれ部活に賭ける思いを話してくれました。特に今回2年生のY下が合宿直前に足を怪我をし、運動が出来ないまま 参加。本人はマネージャーでもいいから行きたいというので参加させました。彼女が「本当にテニスがしたい…辛い…」と言ったときには、 みんな胸が詰まっているようでした。自分が元気でテニスが出来る環境を、素直に素晴らしいと感じた瞬間でした。

    そして2日目からは朝にランニング。今回の合宿ではOBのF野が参加してくれました。彼女が初心者組やレギュラー組も、満遍なく 面倒見てくれたので本当に助かる。やっぱり私ら顧問だけではなかなか目が行き届かないので。今日は細かい足の動きを使う練習中心。 コート上でも常に走り回る練習を続け、かなり疲れてきたようです。しかし手は抜かせません。でもかなりハードなことをやっているので、 足首を痛めたり、吐いたりするやつも出てきました。でもここからが自分の限界への挑戦となります。夜のミーティングでも、その手の 話はしました。

    3日目ともなると膝が痛くて、みんな変な歩き方。特に階段が下りられないようです。午前中は100球打ち。納得するまで打ち続ける練習。 そして鋭角のコースを狙う練習。どんどんレベルアップしていきます。そして午後からはもうひとりのOBのI井と、その父親であるコーチも 来てくれました。コーチには初心者1年生にサーヴの狙い方やストロークの基礎を伝授してもらう。I井には遠距離スマッシュ、ドライヴボレー、 ハーフボレーなど、かなり高度な技術の練習をしてもらう。F野には試合で使える回り込んでの打ち込みの練習。もう呆れるほど 密度の濃いメニューで、生徒たちは終わった後充実感でいっぱいでした。みんな「今日はすごかった。こんな充実した練習したことは なかった。」と口々に言っていました。こういうやりきった感があるというのは、そうそうないもの。コーチやOBに感謝です。 私もこんなに達成感がある一日は久々かも。そして頑張った生徒たちにご褒美ということで、夜はホテルの前の駐車場で花火大会。 テニス漬けばかりではあまりに可哀想。少しは楽しみも与えてあげなければね。

    最終日はランク戦。借りられたコートが、プロとか大きな大会でメイン会場となる、一番良いコートが借りられました。これには我々も 大興奮。しかしいざ試合を始めようとした瞬間に豪雨。結局試合は出来ず生徒たちは残念がっていました。宿へ戻り風呂へ入り、 台風接近のため、予定より1時間早めて帰る。怪我人や気分が悪くなるものも数名出ましたが、それでもまぁまぁの合宿でした。 これが次の大会へつながればなぁと思わずにはいられませんでした。

    10/5

  • 51.新人戦ブロック大会

    インタ−ハイの関係でブロック大会が1ヶ月延びました。台風で順延し、団体戦は9/28(水)に行われました。今回はかなり 厳しい戦いとなりました。というのも今回の代は弱くて、始めから苦しいドロー。公立校大会も1回戦で負け、実績は何もない。 今までも負け続け、練習試合の結果も芳しくなく、あすなろ大会もT葛大会も不調。当然シードにもからまず始めから厳しい状況。

    そんな中、団体1回戦は第2シードのR高校。今回はダブルスにT澤・N田(1年)という初心者ペアを起用。というのもどう組んでも 厳しいメンバー。となるとシングルスのランク戦を度外視して、ダブルスのランク戦で一番勝ったペアを使うのが良策と考えた。 その結果このペアが僅差で勝ち残り団体入りすることになった。シングルスでは3番手4番手に入ったA加、Y田を使わないのは 苦渋の決断だったが、勝った者が一番強いという信念の元、大抜擢した。

    3面同時展開だったが、いつものようにポイントはダブルスだと思い、ダブルスのベンチコーチへ入った。案の定競る展開で 2−3でコートチェンジしたときだった。いきなりシングルス出ていたK井とT野が歩いてくる。何かと思ったら、あっさり 負けてしまったのだ!確かに勝つのは80%難しいとは思ったが、多少競ってくれるだろうと期待して、試合にもあまり目を 向けていなかった。すると二人とも0−E、1−Eで負け、なんと同時試合開始30分で終わってしまったのだ。2−0打ち切りだから ここで終わり。あっけない幕切れで涙すら出なかった。

    しかしここまでは想定内。実力的に考えれば当然の帰結。ここからが本当の勝負。今回の団体トーナメントは県大会へ4校行ける。 その4校目は3位決定戦で負けた学校と、敗者復活戦で勝ち上がった学校が戦い、最後の県大会行きの切符を賭けることになっているのだ。 よってここからは敗者トーナメントがスタートした。まずは敗者1回戦。相手はS南高校。ここは部員が二人しかいなくて、 団体のダブルスがいない。そのため始めからダブルスは不戦敗でシングルスのみの対戦。しかしここは普段からまともに練習 出来ていないので、うちの一番下手な1年生よりも下手なので、あっさり勝つ。まずは一勝。

    続いて敗者2回戦。KK高校。ここもまぁ楽勝だろうと思い、ダブルスは初めてA加・T澤ペアを試しに使ってみた。ところが 思いの外相手は良い。そしてこちらは急造ペアのためコンビネーションがいまいち。なんとか競り勝ってE−4でものにする。 ところがS1のK井も相手のカウンターつなぎに苦戦し5−5の競り合い。最後はS2のT野がE−2で勝ってくれて、なんとか 逃げ切る。2−0とは言えきつい戦いだった。ここにもやはり実力のなさが露呈している。以前なら歯牙にもかけない学校に こんなに苦しむなんて…。

    そして敗者3回戦。相手は第3シードだったC学院。ここにはS1に絶対的エースがいる。シングルス個人戦では第1シードで、 ひとりだけ特別にうまいやつがいるのだ。昨年までのうちのT田のように。クラブでやっていて、県大会レベルなので、ブロックあたりでは 勝てる相手はいない。しかしその一人だけで、あとはぼちぼちなので、団体戦となるとやってみなければわからない。 当然S1はあっさり負ける。ダブルスは再びT澤・N田ペア。相手は1年生ダブルスなので、楽に勝てるかと思っていた。 しかし読みが甘かった。相手もけっこうよく、サウスポーから打たれるセンターの速いボールに幻惑され、最後は5−4とリードされ 30-0まで行き万事休すかと思われた。しかしそこからが相手は1年生。勝ちを意識してか凡ミスを連発。そこで一気に責め立てて なんとかF−5で逆転勝ち。薄氷の勝利だった。これで1−1。勝負はS2に託された。ところが相手のS2もくせ者。というより ブロックの中でもベスト8に入るくらいの実力者なのだ。T野では分が悪いと思われたが、ここが彼女の真骨頂。粘りまくり、 相手の強打をことごとくつなぎまくる。そしてなんとE−2で勝ち、見事2−1で勝ち上がったのだ。ここがある意味一番良い 試合だったのではないかと思う。

    そしていよいよ敗者戦決勝。つまり4位のH陵高校と、うちの4位決め戦となった。練習試合の時は競りながらも負けているので、 チャンスはかなりある。競り合えば勝機は必ず来ると信じていた。しかし…頼みのダブルスが2−Eとあっさり負ける。得意の ボレーがロヴによって封印され、逆にストレートを抜かれたりしてペースを崩し、自分たちのプレーが出来ずじまいで負けてしまう。 S1の相手は個人戦でも第3シードの選手。かたや無名のK井。しかし彼女はよく粘った。一時リードするもやはり最後は力尽き 5−Fで負ける。0−2で負け5位。県大会へは出られなかった。

    多分10年近く県大会出場を続けてきた本校である。それが今回の県大会出場が途絶えた。すべて私の責任である。選手はよくやっていた。 下手くその集まりながら、敗者戦でここまで勝ち上がれたのは立派である。一日5試合もして、あと一歩のところまで来たのだから。 監督という立場を離れて、客観的に他校との実力分析を行えば、10校中5位というのは立派だと思う。始めのトーナメントでは 10校中8位にランクされていたのだから。しかし負けは負け。責任を痛感している。なんだか自分の顧問としての資質に 自信をなくしてきました。その日はがっくりとして本当に落ち込みました。

    しかし個人戦はもっと悲惨でした。10/1(土)にシングルスがありましたが、なんとこちらも総崩れ。県大会どころかベスト16に 誰も残らない惨敗ぶり。もう目も当てられません。特に2年生がダメで主力メンバーがことごとく1回戦負け。唯一A加とT野が2つ 勝っただけで、あとはほとんどダメでした。それも手も足も出ないような負け方で、ちょっとショック。相手が強くてそれに立ち向かい はね返されたというなら納得もします。でもそうではなく1回戦で弱い相手に勝手に自滅するというパターンが多く、顧問としても 落ち込みます。

    ただ1年生は比較的堅調でした。初心者下手くそ3人組は、シード下で相手もへぼということもあり、揃って1回戦は勝つ。みんな とても嬉しそうでした。こういう勝つ喜びというか、一生懸命やってきて良かったと思える瞬間が、次への努力につながるのでしょう。 試合が楽しいと口を揃えていっていましたが、2年になれば逆に苦しさが増すのですが…。1年生のトップ3人はみんな2つ勝ち、 ある程度結果を出しました。N田は2回戦で、C学院のS2の2年生にタイブレーク勝ちして金星を挙げる。M田も2年生相手に 2つ勝つ。I藤も2回戦でやはり2年生の強い選手に打ち勝ち、期待にこたえる。この3人が来年の中核になっていくと思われるので、 今後の伸びに期待したい。しかしそれにしてもこんなにみんな早く負けるなんて、何だか本当に脱力してしまう。

    そしてダブルス。こちらは10/4(火)小雨の中で決行。相変わらず1年生は早々と秒殺。緊張してわけもわからないまま、何も 出来ずに負けてしまう。唯一、M田・I藤だけが1回戦を勝ち、2回戦もW.O.で3回戦まで進むも、シードにあっさり粉砕される。

    2年生ペアで誤算はK林・E原ペア。1回戦は難なく勝つが、2回戦勝負所で、ラリーとボレーが短くなりミスを連発し負ける。 うーん、ここは勝たねばならぬところだが…。またT澤・N田ペアも2回戦でやはり競り合いの最終ゲームでミスを連発し、負ける。 どうもうちの選手は勝負所でミスをする癖がある。

    それでもA加・Y田とK井・T野ペアは3つ勝ち、ベスト8まで残る。そこまで来ると当然シードとあたる。K井たちは今までの 良いペースがこの試合に限っては持ち味が出ず、いつもの悪いパターンで、何でもないラリーをアウトしてまくって2−6負け。 逆にA加たちは第1シードだったが、4−4まで競り合い、大事な9ゲーム目で、イージースマッシュミス、ロヴが短くなりアタックされる、 そしてリターンミス2本と、肝心のゲームで簡単に取られ、チャンスを逃す。こういう勝負所であんなミスをするということが 弱い証拠。勝つチャンスがあっただけに悔やまれる。

    でも団体、シングルスに比べれば、ダブルスはベスト8に2つ残ったのだから、良しとせねばならない。次回この上を目指して 頑張って欲しいものだ。しかしそれでも全体を通せばひとつも県大会へ行けない大会となり、なかなか厳しい大会だった。 しかしこれに挫けていてはいけないと、私自身に言い聞かせた。まだまだ修行が足りないと感じた新人戦でした。

    11/21

  • 52.T大会団体戦

    またまた来ましたT大会団体戦。これは3つのブロックの学校が集まってやる地区交流大会。今年も7人制で行われました。 今回大会前にレギュラーでキャプテンのK井が足首の骨折で全治1ヶ月。松葉杖状態となり、試合に出られなくなりました。 そこで今回はS1・E老原、D1・A加・Y田、S2・T野、D2・T澤・K林、そしてS3に1年生のI藤を使うことになりました。 会場は本校。1回戦はM実高校。あまり聞いていなかったのですが、この間の県大会で快進撃し、なんとベスト16に入ったとのこと。 これは侮れないと注意していました。しかし試合が始まってみると、そうでもなく、一部競りはしましたが、5−0の完勝で 2回戦へ。

    しかしここで当たるのが宿敵T飾高校。この間の練習試合では、団体1−2で負け、7人制なら勝負になるかも…と思い、不動の オーダーで臨みました。ところが…S1は相手のS藤がメチャ強いのでE老原が相手にならないのは目に見えていました。勝負所は D1とS2と見ていました。ところがそのD1のA加・Y田組が全然ダメ。ダブルフォルトは1ゲームに2本する、リターンは 連続でする…ラリーまで行きつかないことが多く、全然持ち味が出ずミスの連発。途中4−4まで追いつくも、その後も調子が出ず、 結局4−6で負けてしまう。S2のT野もいつものように粘れず、結局4−6で負けてしまう。D2、S3の結果を待たずに0−3で あっさり敗退。見事なまでの完敗だった。

    どうもこのチームは気負いが先に立つようなところがある。勝たなければという意識が強くて、ミスが止まらない傾向がある。 精神的な部分が大きく、どうも余裕をもって試合が出来ていない。このあたりをどう改善していけば、指導していけばいいか わからず私自身も考え込んでしまった。うーん、今後また苦しい練習が続きそうだ。

    12/26

  • 53.あすなろ大会シングルス

    今年はインターハイがあったため、例年4回あった大会が1回減り、この個人戦は今回が最後。そのため2年生は気合いが入っていました。 そして各会場に分かれて奮戦。ドローに恵まれたところもありましたが、とても良い結果が残せました。2年生ではシングルスCで E老原とY田が優勝。二人とも今までの中で一番良い試合振りでした。E老原は集中力が増し、特に準決勝の2−5からの挽回劇は とても素晴らしく進化した感じがありました。またY田も迷いのない強打振りで勝ち、とても満足。精神的に弱かったK井も頑張り 3位。次の大会がないためBへは上がれませんでしたがみんな昇段。そしてまた1年生も頑張っていました。簡単に初戦負けが 少なくそれぞれ奮闘。I藤、N田は準優勝、M田も3位と、揃ってBランクへ行く。かなり好成績。

    ただしBランクは厳しい。T野、A加はBでともに1回戦負け。層が厚い。ただこれも経験。次へ活かせればと思う。

    1/8

  • 54.あすなろ大会ダブルス

    嬉しいような悲しいような結果でした。結果から言えば2年生はかなり奮闘。T澤・N田はCで3位、K井・T野はBで3位、同じく A加・Y田ペアもBで準優勝だから、十分満足のいく結果である。ただし1年生のダブルスが全然振るわなかったのは残念。

    その中でも特筆したいの途中で負けたE老原・K林ペア。実はこの二人、部員の中では誰よりも努力している。朝練はもとより、 放課後も残ってランニングしたりトレーニングしたり、本当に自主練に励んでいた。こういうのを努力家というのだなぁというくらい、 頑張り屋のペアだった。今回も1、2回戦は無難に勝ち上がるが、3回戦めに強豪とぶつかる。あっという間に1−5にされ万事休す。 しかしそこから驚異の粘り。どんどん挽回してタイブレークで逆転勝ちする。これは本当に奇跡的な勝利だった。マッチポイントは 10回以上取られていたが、その度にはね返し、もぎ取った勝利。しかし如何せんパッキンからドローなので、これでもまだベスト8。 そしてベスト4を賭けて再び試合。また相手が強く、終始リードされるもなんとか食らいつき再びタイブレーク。ここで5−2まで リードするも、追いつかれ7−7。ここでE老原がダブルフォルトし、最後もK林がサイドアウトしてゲームセット。無念の敗退だった。 もちろん彼女たちは涙にくれる。中でもK林は人一倍この試合に思い入れを持っていた。みんな仲間達はシングルスなどで勝ち、 3位以上の盾を持っている。レギュラー組の中で唯一入賞していないのが彼女なのだ。この盾が欲しいために今まで頑張ってきたので、 そのうちひしがれようは、見ていて辛かった。しかしこれも勝負の世界。仕方がない。しかしこんな時テニスの神様をちょっとだけ 恨みたくなった。そんな大会でした。

    2/13

  • 55.第3回あすなろ大会団体

    2/11(土)にあすなろの団体予選が行われました。幸運にもA.B1.B2とも会場はすべてR高。いっぺんに見られて楽でした。さてまずは Aチーム。T澤が入院のためメンバーが少し入れ替わり、いちおうベストメンバーでリーグ戦に臨む。初対戦はR高校。こちらも 主力2名が不在で、これで勝てなければ次のブロック大会もだめだろうと思われた。そしてまずはD1でキャプテンK井・T野ペア。 良い形で競るも4−6負け。そしてD2のE老原・K林ペアは0−3ダウンからまくって6−3で勝つ。実はこのペアが一番 心配だったが、望外の勝利。これで1−1となり勝負はD3のA加・Y田ペアにかかる。しかしこのペアもリターンミスを連発し 4−6で負け、結局1−2。次の市立N志野戦も5−6.4−6.5−6というすべて僅差で負ける。この勝負弱さが彼女らの弱点かも。

    B1チームはトーナメント。すべて1年生で揃えたチームだが、怖いもの知らずで積極的にやったことが功を奏した模様。 D1のI藤・K米、D2のN田・M田、D3のI瀬・K林みとも負け知らずで、K台、M国、K西と撃破し見事に決勝トーナメント 進出。

    B2チームは不運にも1回戦でブロック強豪校のA孫子とあたる。しかし意外に善戦し0−2で負けこそすれ、1年生たちが3−6 と頑張る。敗者トーナメントでは見事に勝ち上がるも、決勝では再びA孫子となり同対戦のためやらずに敗退。

    そして12日に決勝トーナメント。H先生に引率してもらう。対市立C高。D1、4−6.D2、6−3.D3、5−7で惜敗したらしい。 かなり悔しかったらしく戻ってきて練習に参加していた。これでいちおう一通り試合が終わり、いよいよ春の大会に向けて頑張るのみ。 2年生には雪辱を期してもらいたい。

    2/20

  • 56.T1年生大会

    1月の下旬にベスト32まで。そして2/19にそれ以降が行われました。今回は雪の影響もあり、なかなかうまく進行しなくて大変 でした。うちの学校からも1年生11人全てが出ました。予定ではランクが上の3人(I藤、M田、N田)が頑張れば勝ち上がれる 山にいました。

    いざ試合が始まってみると、やはり下位の1年生はバタバタと負けていき、中には惜しいやつもいたのですが、やっぱりだめ。 そして誤算がN田。楽勝と思われた相手に4−6でまさかの敗戦。これは多分メンタルなもの。実は彼女一人だけ別会場で、一人で 行ったのです。元々そういうことに馴れていない性格なので心細かったのでしょう。全然調子が出ずにあっさり負けてしまいました。 逆の誤算はK米。彼女は1、2回戦とも粘って6−4、6−4で勝ち上がり見事ベスト32入り。これは健闘。

    そして2/19にベスト32以上。ここからはシード同士がガチンコであたる厳しい戦いです。K米はせっかく2−0リードで、 相手の調子が上がらないところで大事な第3ゲームをつまらないリターンミス2本で落とす。これで2−1になり、相手が俄然 エンジンがかかる。そこから逆転負けをくらい3−6で負ける。朝一の試合は最初が勝負なのに、そこを活かせなくてもったいない敗戦。 M田とI藤は危なげなく6−2で勝つ。そしていよいよ4回戦。I藤は第3シードのN野。個人的には互角にやれると思ったのですが、 最初から気持ちの上で負けていて、どんどん足が動かなくなり3−6負け。M田は相手が強くて1−6で完敗。でもこれは 相手が上手かった。結局I藤とM田がベスト16。まずまずですが、もう少しやれたらなぁ。

    4/12

  • 57.総体ブロック予選

    4/8、9、11に総体ブロック予選が行われました。もちろん始めは団体戦。今回は富勢会場。前回の新人戦の結果を基にドローが 決まっているので、5位だったうちは4シードのH陵と当たることになった。春休みにやった練習試合では3タテをくらい、実力に 開きがあるかと思われたが、私自身は十分チャンスがあると思っていた。オーダーはDでA加・K井、S1でE老原、S2でT野を 使った。本当は新2年のN田を使う手もあったのだが、ここはキャプテンの意地を勝った。そしていよいよ試合。3面同時展開。 私はダブルスのベンチにはいるが、どこも気になる。ここは一進一退の攻防で2−2、3−3と進んでいく。そんな中S2があっさり 3−6で負ける。どうやら始めが悪く、あっという間に1−4になり、そこから粘ったらしいのだが負けてしまったらしい。 しかし逆にS1が、粘って6−4で勝つ!相手は個人戦でもシードに入る強豪。練習試合でも3−6で負けていたし、今まで勝ったことが なかったが、E老原が粘りの勝利!直前のK分高校との練習試合で、もっと強い相手と競れたことが自信になったらしい。これで1−1。 勝負はダブルスに持ち込まれる。そしてタイブレークまでもつれるが、最後はわずかの差で落とし、1−2で惜敗…。悔しい。

    しかしこれで県大会出場の夢が絶たれたわけではない。5位までが出られるので敗者トーナメントで勝ち上がれば行けるのだ。 気持ちを切り替えて裏トーナメントへ回る。まずは1回戦県立K高校。ここもそうそう侮れない。こことやっているとき強風が吹き、 雨もぱらついて来た。朝から変な天気だが、まさに雲行きが怪しくなってきたのだ。すると絶対大丈夫だと思われたS1が今度は 絶不調で2−4とリードされる大誤算。やばいっ、と思っていたら雷が鳴り一時中断の指示。助かったぁ。テニスはラケットに雷が 落ちる危険性があるため、雨はコートにもよるが雷は厳禁なのだ。このインターバルで流れが変わり、うちに流れが来た。結局 D6−2、S1は5−5で打ち切り、S2は6−2で完勝。そしていよいよ2回戦。ここで勝てば5位以内決定。相手はC央学院。 ここのS1はめちゃめちゃ強くてブロックでも敵無し。個人戦でも第1シードで、どう転んでも勝てない。つまりダブルスとS2で 取るしかない。しかしS2もけっこう強く、まさにガチンコの勝負だった。ところがオーダー交換してびっくり。相手はS2をダブルスに 使ってきた。ということはS2は取れるが、Dがキーポイントになってきた。これはまさに勝負である。こちらも今回はDにA加・N田を 始めて使い、まさに明暗を分けるダブルスとなった。こちらも一進一退の攻防だったが、思いの外N田も頑張り、見事2−1で制し、 県大会出場を果たす。本当は3位決定戦のはずだが、勝ち上がってきたのがH陵のため、本戦で一度やっているため行わず4位が 確定した。

    しかしとても嬉しかった。悲願だった県大会が確定した。新人戦の時の雪辱が晴らせて本当に嬉しかった。よくみんな頑張ってくれたと思う。 これで6月までこのチームで戦えることになった。前日に2年生が先輩達のために歌を歌って(「栄光への架け橋」)励まし、当日も 折り鶴を持参し、3年生の他のメンバーからは一人一人へメッセージ入りのリストバンドが渡され、チームの一体感が増した。 このチームワークはどこの学校にも負けない素晴らしさであり、この一丸となった戦い振りが結果として出たのであろう。これは ひとえに3年生の熱意と向上心、その後ろ姿を見て育った後輩たち、それらが合わさった結果であろう。本当に嬉しかった団体戦だった。

    そして引き続き個人戦。ここでは下位の者達が頑張った。例えば2年生のK堀は、強敵相手に必死につなぎまくって粘った。 結果的には完敗だったが、負けて泣きくれていた。普段感情を表さない彼女が負けて悔しくて泣き続けている。相手があんなに強いのだから 仕方ないと思うところだが、よほど悔しかったのだろう。それを見て他の者達も奮起した。他には3年生のT澤。彼女は病気のため 2月に1ヶ月入院し、最後の大会に間に合わないのではないかと心配していた。でも根性で奮起し、1回戦強豪の相手にタイブレークで 勝ち抜いた。最後まで自分を信じて打ち抜き、3回戦まで進んだのは立派である。3年生は皆気持ちがこもったプレーをし、どの試合も 素晴らしかった。ただ逆に2年生の上位の者達がほとんどダメだった。ここに奢りがあるのかもしれない。前回そこそこ勝てただけに 甘く見ていたのかもしれない。そんな甘いものではない。最後の引退を賭けた3年生の意地は、よほどの精神力がないと勝てないものなのだ。 それを経験できただけ良いのかもしれない。ただ客観的に見て、全員3回戦敗退。T澤とY田がベスト32に残ったのみ。これが 真の実力なのかもしれない。

    そしてダブルス。こちらの方がチャンスがあると思われたが、やはりなかなか勝てない。K井・T野組もE老原・K林組も、2回戦で 敗退。しかし唯一良かったのはT澤・N田組。3回戦で第3シードと当たるも、競り合いつつも勝負しまくりなんと6−4で勝つ大金星! そしてA加・Y田組も順当に勝ち進んで準々決勝まで。両ペアともあと一つ勝ってベスト4に入れば県大会出場なのだが、ここの壁が 厚い。両方とも力負けし、最後はあっさり負けてしまう。勝ちたい試合だったが、如何せん相手の方が上手かった。完敗である。

    結局全体の結果としては団体4位で県大会出場。個人はひとつもいけなかった。これは順当な結果であると思う。これでとりあえず 一区切り。県大会は残すものの、レギュラー以外の3年生は仮引退し、新チームへの移行となる。それにしてもこのK井キャプテンの代は とても素晴らしかった。実力的には下手下手だったが、何より気持ちが素晴らしかった。常に上手くなりたいという向上心が 強く、そしてそれを常に実践してきた者達であった。常に努力し、ある時は陰で頑張っていた。その姿は敬服に値する。それが みんなそうだったので、良いチームであり得たのだろう。こういうチームを持てて幸せである。今は心からお疲れ様と言いたい。そして ありがとう。

    「テニスの執事様」(26〜46まではこちら  14〜25まではこちら  1〜13まではこちら

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