グルメなカメ君?!

 

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サイドメニューの役割は、メインメニューで不足がちな栄養素を追加する事で、

バランスの良い献立を作ってあげる事です。

単調になりやすい餌をバラエティー豊かにしてあげる事はカメにとっても、

嬉しい事ではないでしょうか。

 

メインメニューになるような野菜でも、

まだ与えた事の無い野菜や果物を試す場合は、

それ自体をカメが気に入るかどうかは、あげてみない事にはわからないので、

トッピングとして少し与えてみて、気に入ったようなら量を増やしたりすることで、

無駄なくカメの好き嫌いも把握する事が出来ます。

メジャーなサイドメニューは色物野菜です。

見た目にも緑一色の餌よりも華やかで食欲をそそります。

 

  品名 エネルギー   水分  蛋白質  ナトリウム カルシウム   リン  ビタミンC
トマト  19kcal   94g  0.7g   3mg    7mg   26mg  15mg
ニンジン  37kcal   89g  0.6g  24mg   28mg  25mg   4mg
ブロッコリー  33kcal   89g  4.3g  20mg   38mg  89mg 120mg
サツマイモ 132kcal   66g  1.2g   4mg   40mg  46mg  29mg
カボチャ  91kcal   76g  1.9g   1mg   15mg  43mg  43mg

  100g中の成分です。

 

トマト

水分が多く、消化されやすいので水分補給に役立ちます。与えすぎてもあまりお腹に響く事無く、どちらかというと尿に多大な影響を与えるようで、普通のサイズのトマトを丸々一個与えると、数時間後にトマトに含まれていたと思われる量の水分を尿として大量に排泄する事があります。ケヅメリクガメは自分では水を温浴時以外には飲まないので、尿酸が体内で固まるのを防ぐ為にも定期的な水分補給は大切です。

トマトの皮が消化されにくい場合もあるようで、そのまま糞に混じる事があります。(特にプチトマトなどは普通のトマトに比べ皮が厚いせいもあると思います。)

 

ニンジン

生で、ピーラー等で薄く切って与えると食べやすくなります。

我が家では人間用にニンジンを使う際には、

必ず皮の部分をピーラーで薄く剥いて与えております

 

ニンジンは割に水分が豊富で、与えすぎるとお腹を下す事があります。

メインメニューとして大量に与えるには適してはおりませんが、

他の野菜では摂取する事が難しい、βカロチンをとる事が出来ます。

 

ブロッコリー

癖が無いように感じますが、蓚酸の含有率が高いので茹でて与えます。

ブロッコリーに含まれる蓚酸は水溶性なので、茹でる事で軽減させる事が出来ます。

蛋白質も多く含まれているので与えすぎは、成長を促進し肥満の元になります。

あくまでトッピングとして与えてあげて下さい。

 

サツマイモ

生で与える場合はニンジン同様に、ピーラー等で薄く切って与えると食べやすくなります。

固形のままでもある程度成長したカメなら上手にコリコリと自分でかじって食べることが出来ます。

繊維質が多く含まれているので、お腹が緩めの時にトッピングとして与えると、糞が固くなります。

但し、与えすぎると便秘になってしまいますので、気をつけましょう。

 

カボチャ

与える時は生だと固く、ちょっと癖があるので、

できれば茹でたり、電子レンジで加熱したりして柔らかくした状態で与えましょう。

繊維質がとても豊富で、ちょっと糞がゆるめの時に与えると糞が固くなります。

但し下痢をしている時には糖質を多く含む食物の摂取は逆に下痢をひどくしかねないので、出来れば、夏カボチャのように糖分含有量の少ないカボチャが入手できればそれにこした事はありません。

 

 

 

匂いや味に癖のある香り野菜でも餌として与えることが出来ます。

但し、人間がパセリや紫蘇を山ほど食べられないのと同じで、

トッピングやおやつに与えるとよいものがあります。

 

  品名 エネルギー   水分  蛋白質  ナトリウム カルシウム   リン  ビタミンC
パセリ  44kcal   84g  3.7g   9mg  290mg   61mg  120mg
紫蘇(シソ)  37kcal   86g  3.9g   1mg  230mg  70mg   26mg
クレソン  15kcal   94g  2.1g   23mg  110mg  57mg   26mg

  100g中の成分です。

 

パセリ

やっぱり香りが強いので小さなカメはほとんどといって良いほどに食べません。

ある程度まで成長するとケヅメリクガメは基本的には何でも食べるようになるので、

香りの強いものでも食べます。

 

ちなみにうちのカメ君はクローバーと同じ位パセリが好きです。

家庭菜園で使う分を収穫する際におやつとして与えております。

 

ちなみにパセリのビタミンCの含有率には驚きます。レモンよりも高いのです。

でも100gもパセリを食べるのは結構辛いものがあると思います・・・。

なのであくまでトッピングです。

 

紫蘇(シソ)

こちらも上記のパセリ同様、香りが強いのでカメにとっては好き嫌いがまったくわかれてしまうと思います。ちなみにうちのカメ君はあまり好きではないようです。

 

クレソン

人間が感じているほど匂いも味もきついとは感じないようで、

比較的小さな頃から食べておりました。

やっぱり香りが強いので小さなカメはほとんどといって良いほどに食べません。

 

最近では香りや癖の無い「サラダクレソン」というものも売られております。

色も通常のクレソンに比べると薄く、全体的に薄い緑です。

 

上記のような香り野菜は、人間も大量には食べられないので、

こういった細細とした野菜はまさに家庭菜園にはうってつけです。

使う時だけ収穫すれば良く、それ以外は適度に残しつつカメの餌のトッピングとして与える事が出来るので、本当に経済的です。

最初は少量、購入してカメが食べるかどうか様子を見て、

気に入っている様子であれば、苗を買ってきて育ててみては如何でしょうか。

 

香り野菜は買ってきたものと、自宅で使う間際に収穫した物とでは全然香りの濃さが異なります。

人間も食事は美味しく頂きたいものですね。

 

変わったものと致しまして、「キノコ」類も与えることが出来ます。

 

  品名 エネルギー   水分  蛋白質  ナトリウム カルシウム   リン  ビタミンC
しいたけ  18kcal   91g  3.0g   2mg   3mg    73mg   10mg
しめじ  18kcal   75g  2.7g   3mg   1mg  100mg    7mg

  100g中の成分です。

 

しいたけ

生でそのまま与えてかまわないのですが、

茹でたり、電子レンジで加熱したほうが癖は少なくなります。

リンが大量に含まれていますので、あくまでトッピングです。

 

よく、人間のご飯を調理中にポロっとおとしたしいたけを食べております。

 

しめじ

ここではぶなしめじを紹介致します。

やはり生でそのまま与えてかまわないのですが、

しいたけ同様、加熱したほうが癖が無くなります。

リンが大量に含まれていますので、あくまでトッピングです。

 

しめじはまったくといって良いほどに食べませんでした。

食感が嫌なようで、かじっては口を離し・・・を繰り返して噛み跡だらけになっておりましたが、

飲み込んだ形跡はありませんでした。

 

 
 

サイドメニューには野菜だけでなく、果物を用いる事も出来ます。

(但し、ベビーの頃はあまり食い付きが良くないです。)

果物全般に言える事なのですが、過剰な糖分の取りすぎは肥満の元になります。

更にお腹の中の消化に必要な菌を糖分が殺してしまい、お腹を下す事もあります。

トッピングやおやつとして与える場合もトッピング用に紹介した野菜よりは頻度を少なめにし、

本当に時々与えるようにしましょう。

 

  品名 エネルギー   水分  蛋白質  ナトリウム カルシウム   リン  ビタミンC
リンゴ  54kcal   84g  0.2g  1mg以下   3mg   10mg    4mg
バナナ  86kcal   75g  1.1g  1mg以下   6mg  27mg   16mg

  100g中の成分です。

 

リンゴ

繊維質が多く含まれている為、「皮」の部分が重要です。

実はビタミンCの含有量も実の部分よりも皮の方が多く含まれております。

なので剥いてあげる必要はありませんが、

リンゴは表面にワックスや農薬がついている場合があります。

良く洗って与えましょう。

(表面のベタベタはリンゴの糖分が外に染み出てきたものです。)

 

できれば糖分含有量の少ないリンゴが入手できればベストですが、

沢山与えるので無い限り、あまり神経質になることもないと思います。

一応お勧めとしては、糖分よりも酸味が強いリンゴとして、

最近良く出まわっている「ジョナゴールド」や昔からある「紅玉」があります。

 

未成熟の種がお腹の中で割れると毒になります。

必ず中心の芯と種の部分は取り除いて与えましょう。

 

バナナ

繊維質が多く含まれています。

但しカロリーも高いし、糖分も沢山含まれております。

料理用の甘くないバナナも炭水化物の含有量は芋類並にあります。

肥満の元になりますので、与えすぎには気をつけましょう。

 

 

 

 

 

上記では一年を通して入手しやすい果物を紹介しましたが、

こちらからは旬の果物を紹介していきたいと思います。

まずは夏の果物です。

 

  品名 エネルギー   水分  蛋白質  ナトリウム カルシウム   リン  ビタミンC
さくらんぼ  60kcal   83g  1.0g   1mg  13mg   17mg   10mg
スイカ  37kcal   89g  0.6g   1mg   4mg   8mg   10mg
メロン  42kcal   87g  1.1g   7mg   8mg  21mg   18mg
ビワ  40kcal   88g  0.3g   1mg  13mg   9mg    5mg

  100g中の成分です。

 

さくらんぼ

ここで紹介しているさくらんぼは国産で、アメリカンチェリーだと全体的な数値が1〜2高くなります。

茎と種の部分は固いので消化されにくいので取り除いてあげましょう。

この手間を考えると、あえてあげたいという気は少し萎えます・・・。

 

スイカ

スイカはウリ科の植物なので人間の食べないシマシマの部分はキュウリによく似ています。

利尿作用があり、カメにもこれは当てはまるようです。

スイカを与えて数時間経つと大量の尿を排泄します。

 

夏の果物を与えるのであればスイカは他の果物に比べれば水分含有量が多く、

糖分も少ないほうなので、水分補給にはもってこいです。

 

人間が食べた後のシマシマの部分もカメは喜んで食べてくれますので、

廃棄部分がなくなり経済的です。

 

メロン

こちらではハウス栽培のメロンの数値を紹介しておりますが、

露地物とハウス栽培ではハウス栽培物の方が全体的な数値が1〜2は高くなります。

やはりこれも水分補給用にあたえます。

 

メロンとスイカがあるのであればどちらかというとメロンよりもスイカをオススメいたします。

 

メロンは糖度が高く、お腹を壊しやすくなるので、

与えるときは本当に月に一回、一切れといった感じで与えてください。

(メロンやパイナップルは独特の癖があるのでカメも好んで食べないかもしれません。

うちのカメ君は好きではないようです。)

 

ビワ

高価な果物で買い求めるとそんなに数も入っていないので、カメに大量に与えるということはまず無いでしょう。人間が余って食べきれない場合に与える・・・といった感じでしょうか。

色がニンジンと同じオレンジ色なので食いつきは良いです。

こちらも小ぶりな果物の割には水分が多いので水分補給用です。

与えるときはもちろん皮は剥いて、種も取って与えてください。

中の渋い部分もとってあげるといいかと思います。

 

 

 

冬の果物の紹介になります。

冬の果物はビタミンCが豊富に含まれている為、ビタミンCの補給にはもってこいです。

 

  品名 エネルギー   水分  蛋白質  ナトリウム カルシウム   リン  ビタミンC
イチゴ  34kcal   90g  0.9g ヘタに微量  17mg    31mg   62mg
温州みかん  45kcal   87g  0.5g   1mg   17mg   12mg   35mg

  100g中の成分です。

 

イチゴ

高価なイチゴは切らなくてもとても良い香りがします。

安いイチゴはそこまで香りがしないので、

初めて与えるときはそれが食べ物である事に気が付かない場合もあります。

一度食べると大体気に入って食べるようになります。

 

水分が豊富に含まれている事と、ビタミンCが豊富に含まれているので、水分補給とビタミンCの補給を兼ねて与えてみては如何でしょうか。

与えすぎはお腹を壊す原因になります。気を付けましょう。

 

温州みかん

結構柑橘系の果物(オレンジ・レモン)も食べます。

(さすがにレモンを普通に食べていたときは、こっちがすっぱくなりました)

でも野菜ほど食いつきが良いわけではありません。

沢山食べないので(やはり酸っぱいんだと思います)本当に時々トッピング程度に、

こちらもビタミンCの補給と水分補給を兼ねて与えてみては如何でしょうか。